16話 門番ロボット
階段をおりるとそこからは長い一本線の通路だった。
「魔物はいなさそうだな」
ガーラの言う通り、しばらく歩いても魔物の気配は全くなく、罠もなんにもないただの通路だった。
そしてしばらく歩いたところで、大きな広間にでた。
「ここは……」
広間にあるのは何かよく分からないガラクタと、一番奥に扉があるだけだ。
「きっとあの扉の奥に宝があるんだわ!」
シオリがそう言って扉の方に行こうとしたその時だった。
突如ガラクタが動き出し、ガラクタ同士で合体し始めた。そして出来上がったのが
「ロボット!?」
「かっけー!!!!!」
男心をくすぐるギラギラとしたロボットだ。
だが、見とれている時間はなかった。
「避けろ!」
ロボットは扉に近づいた俺達に目がけて思いっきり腕を振るってきた。
ガーラの忠告のおかげでかろうじて避けることができたが、あんな重い一撃を食らったらひとたまりもないだろう。
「お前達!あのがらくたの塊を倒すぞ!」
「ごめん!私ここじゃ戦えない!」
「なんでだ!?」
「私魔法の威力が高すぎて、こんな地下でうったら多分生き埋めになっちゃうの!」
「なんだそれ、なんの戦力にもならないじゃねぇか!」
「うぅ……」
ストレートに無能だと言われたシオリは半泣き状態である。
「じゃあルイついてこい!」
「俺は単純に弱いから役に立たないと思う……」
ステータスアップを使えば何とかたたかえるかもしれないが、そしたらこのガーラを倒せなくなる。だからステータスアップを使うわけにはいかないのだ。
「はぁ……もういい。俺一人でやる」
ガーラは深くため息をつき、一人でロボットに突っ込んでいった。なんだか申し訳ないと思ったのだが、
「やっぱめちゃくちゃ強いわね……」
「俺達絶対要らなかっただろ……」
ガーラはロボットの攻撃を軽々と受け流しながらどんどんとダメージを与えていく。そして、すぐにロボットを破壊してしまった。
「「あ、ありがとうございます……」」
「あぁ。気にするな」
俺は不意打ちでもこの人を倒せるのか不安になった。




