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15話 魔王幹部?ガーラ

「傷1つ入らないとはな」


ライオン男は物凄い威力で殴った岩をまじまじと見る。


「見たことないものだがかなり強力な結界がはられている。壊すのは多分無理だろう」


そう言いながら、岩を押し始めた。


「お前たちも手伝ってくれ」


「お、おう」


「わ、わかったわ……」


俺とシオリはビビりながらもライオン男と一緒に岩を押す。


「ね、ねぇ。あなたの仕えてる人って黒いもの結構好きな感じ?」


「お、姉ちゃんよくわかったな。あの人は明るいものより暗いものが好きなんだ!」


「へ、へぇ……じゃあ嫌いなものは?」


「勇者と太陽と平和とか言ってた」


俺達は岩を押しながらライオン男がいうあの人について聞き出すが、ますます魔王説が確実になっていた。今手が震えているのが岩を押しているからなのか、魔王の幹部にビビっているのかどちからわからない。


そんなことを聞いている間にも岩は少しずつ動き、ついに退かすことができた。その下にあったのは


「階段か」


「やっぱり私の勘が当たってたわね!」


この階段は宝に続く道であっているだろう。だが、1つ問題がある。それはこのライオン男だ。


「ねぇこのライオン男はどうするの?」


「どうするって言われてもな……まぁ、一応考えはあるんだけど」


「なになに、聞かせて」


俺の作戦はこうだ。まず、宝探しは一緒にする。それは、この階段をおりて魔物が襲ってきたら、俺達じゃ倒すのが大変だからである。そして、宝はひとまず譲ってもいい。重要なのは最後だ。宝を取ったあと、帰り道に不意をついてライオン男を倒すのだ。もし倒すことができれば、宝も魔王の幹部の首もゲット出来る。今俺達は勇者だとバレていないし、向こうも魔王の幹部だと気づかれてるとは思ってない様子だ。だから、この不意打ち作戦は成功する可能性が高い。


「まぁ、こういう感じだ」


「さすがルイね、こんな卑怯な作戦私だったら考えられないわ!」


それ貶してるだろ。

そう思ったが、ひとまず置いておく。


一通りシオリに説明したあと、俺はライオン男に一緒に宝まで行かないかと提案した。すると、案外快く、


「全然いいぜ。お前達が見つけたところだしな!逆にありがたいぜ!」


本当に魔王の幹部なのかというぐらい良い奴だ。


「俺の名前はガーラだ。よろしくな!」


「俺はルイだ。よろしく」


「私はシオリよ。よろしくね」


俺たちは軽く自己紹介をした後、階段の奥へと進んだ。

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