17 アロマと夜の営み
本日、7月12日。アロマテラピーの資格の一つであるアロマハンドセラピストの講習会に行ってきた。
私も初めての経験として個人が経営するアロマテラピーサロンへと足を運んだ。講習会というより、生徒が私を含めて二名だったのでほぼマンツーマンの授業だった。
珍しく朝の五時半に目覚めた私は、朝食をしっかりと食べて、相模原駅へとバスで向かう。約15分で到着したが、もう8時半くらいになっていて間に合うかなと心配したがそれは杞憂に終わった。
横浜線の中山駅に着いたのは講義が始まる一時間も前に到着したのであった。時間が出来たので講義の場所の確認をした後、ドトールでコーヒーブレイク。
10時頃、私は個人の経営するサロンなる場所へと向かった。私の勝手な思い込みだったが、一軒家みたいな場所なのかと思っていたが、そこにあったのはマンションの一室を借りたおしゃれな立て看板とドアに飾られた趣味の良い看板が目に入った。
インターホンを鳴らしたが出ない…。あれ?どこに行ったのか…?メールで「10時頃、伺います」と送信したが、はて?
心配してエレベーターに乗り1階に降りると、そのサロンの経営者のアロマセラピストの女性に偶然に出会うことが出来た。
向こうは私の顔を見るのは初めてのはずだが、私の名前を呼んでくれたので、私はその方が本日の講義の先生だとようやくわかったのであった。
何でも、このところのコロナ騒ぎの対策の為に、飛沫を防ぐためのアイテムの買い出しに、東急ストアまで買い物に向かっていたらしい。
私の他の生徒さんはアロマ占星術士として活躍している方だった。女性で私よりたったの2歳しか違わないが若々しい魅力の人だった。ついでに言うと2歳の子供を持つ母である。
そうして、講義が始まった。午前中は座学で、午後が実技の講義だったが、この実技が簡単なようでなかなか難しい。だが、アロマセラピストの先生は特にきめ細かい指導をしてくれたおかげで何とかものにすることが出来た。
そして、ここからは私が耳で聞いた実際の情報になる。非常に場合によっては下品にも聞こえる話しにもなるけどなかなか興味深い話だった。
講義があらかた終わり、アロマ占星術士の女性は、アロマブレンドデザイナーの資格を取ろうか検討しているという。
私もそれに似たアロマの香り作りに没頭していると話して、私がクラリセージの話題になった時に聞いた情報だ。
クラリセージやイランイランには”強壮作用”があるというが、クラリセージの”強壮作用”とは主に子宮の強壮作用であるという。
講義のアロマセラピストの方も若い頃、月経不順に非常に悩んで、40代を境にクラリセージのオイルをトリートメントに使うようになったとか。そうしたら、月経不順が見事に改善されて、閉経する頃にはそのオイルを使用しなくてもきちんと決まった日に生理が来るようになったとか。
女性のホルモンバランスを整えるにはまさにお勧めだと説明してくれた。しかし、このクラリセージ。混ぜる量に注意が必要だ。まるでジンジャーのようなピリッとした匂いが特徴的なこれだが、混ぜる精油によってはクラリセージに”酔う”こともある。
それはクラリセージの香りが他の精油と比べると1ランク強い。なので、私の場合は失敗例として挙げるが、バスソルトに使用したのはいいが、クラリセージの分量をその時間違って多く入れたら、クラリセージのあまりの強さに酔ってしまったのである。
もちろん、吐いたりとかはしなかったが、一歩間違えば、次の日に生理が来るほどの香りだったのだ。
ここからはかなり踏み込んだ”R-18”的な話になる。
実はやはりどこにでも”不妊問題”がある様子で、それはアロマテラピーにも活用できるらしい。
そのアロマセラピストの先生の下にも、不妊で困っていらっしゃる夫婦が何組もいた様子で、よく夜の営みの話になるらしい。
そこで先生はこの組み合わせの精油を提案したら、何と、何組もの夫婦がめでたく子宝に恵まれたという。
その組み合わせは……男性にイランイラン、女性にはローズ(薔薇)。
私が率直に思ったのは、何て色っぽい組み合わせだろう…である。私はてっきり女性にイランイランで、男性にローズかなと思ったのだが、違う。逆だった。
イランイランにも”強壮作用”があるが、こちらは本当に性的な意味での”強壮作用”だ。イランイランは官能的な甘く強い香りである。
そして率直に言うと、男女の夜の営みには持ってこいだ。何せ、女性の方がこの香りを嗅いだら、それこそ男性が果てるまで求め続けるであろうという香りである。
世の男性皆が皆、精力絶倫なんている訳がない。
会社で疲れ果て、夜に励んで……それでピンピンなんて男性がいたら凄い。
もちろんだが、私は別に男性が全員、しなびた人々ばかり……といっているわけではありません。ただ、世の女性には何かとそれが好きという方もいるし、子供が欲しいから健全に楽しむのも全然賛成だ。
聞いた話では45歳過ぎて子供を諦めてしまったという方もいらしたとか、海外に移住するから自分の身内が欲しいとか、子供がかわいくて自分達も欲しいけど、タイミングに恵まれないとか。
切実な問題がそこでリアルに話された。
だけど、この組み合わせで夜の営みをいかがでしょうか…?と勧めてみたところ、次から次へと嬉しい報告が舞いこむようになったとか。
例えば、47歳にして双子を出産したとか、諦めていたのに見事に恵まれたとか、43歳にして初産成功とか。
スゴイなあ……この組み合わせ。
想像すると、張り切りまんぼんの旦那さんと、それをローズで優雅になり楽しむ奥様の光景が目に浮かびます。
多分、イランイランの甘美な香りで旦那を掻き立て、更にローズで更に魅力的になった奥様を全力で愛する組み合わせなのかな…と私個人は思います。感性の問題ですけど。
子宝に恵まれないで、困っている夫婦の皆さま、どうですか?この組み合わせのアロマテラピーで、いつもの夜をもっと誘惑的にしてみたら?
後、安易に試さないでもらいたいのは、子供なんていらないよという夫婦やカップルの皆さま。
子供を作る、作らないは、自由です。ですけど、その時に生まれた命は粗末にしないでほしいです。
この、コロナ騒ぎで沢山の命が消えました。その時に宿った生命を”育てられないから”と言って安易に中絶なんてしないでほしいです。
そんなの関係ないという方も、どうか、安易な”快楽”だけを味わう夜の営みは、軽々しくしないでほしいです。
そんな風に感じた、アロマハンドセラピストの講義でした。
アロマハンドセラピストのサロンですが、先生曰く、何て言っていたかな…?
よく赤ちゃん連れてくるお母さん方が来るから通称ベビーサロン…?みたいな感じのことを言ってましたね。
本当の名前は、とりあえず場所のある程度の情報だけを記しておきます。
横浜線の中山駅の近くのサロンです。