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華麗なる舞踊
華美な礼服を着て、きらびやかな指輪を填め、豪華な黒い革の靴を履き、そして悪戯っぽく微笑んで
彼女の下へ歩いていく
生き生きとしていた鳥から剥いだ羽根の飾り、野原を走っていた獣の皮を剥いだコート
最も美しく咲き誇っていた時に摘んだ薔薇の花びらをバスタブに浮かべ
教えてもらったばかりの新しい愛の歌を口ずさみながら、続いている穏やかな毎日
パーティの夜
私の下に集まる同じような貴婦人が、同じような言葉で愛を囁き、ベッドの上で、私の愛を求めている
きらびやかなドレスを身に纏い、華美な髪飾りを飾り、高級な靴を履き、柔らかな香水の匂いを染み込ませ、精一杯に身を飾る
同じような女たち、同じような退屈な愛の営み、同じような、そんな毎日
誰か、この華美に飾り立てた刃で、この退屈な毎日を切り裂いてくれないか?
露ほどにも思っていない、そんなことを想いながら、路傍に朽ちていく醜い蛆虫のような者達を
遠目に眺めて、自分はそうにはなりたくないものだと想う、そんな毎日…




