バートン財団の哀歌
自作オリジナルポエム集・ローズガーデン2です。多少の性描写があります
英国の夜の帳が降りる頃、鏡を向いて、妻は紅を引いて
応じるままに 受け入れるままに
橙色の明るい花 憧れていた 望んでいた
いつの間にか 藍色の花
だけど 俺は安くはないさ
まことはただ一人のどなたかの方のためだけに咲いていたかったけれど
運命は俺の自由を奪い そして歯車を回していくのだろうな
偽りだらけの恋愛 そして俺を抱くのか
悲しいくらいに感じた振りのイギリス 今日は雨
あなた様どうか 俺を買っていただけませんか?
咲きだす傘の群れに 濡れる俺の心は・・・雨
行き交う群れ 賑わう財団の声が ひしめき合って もつれあって
願うことは どうかいつか 鳥籠の外に 連れだしてくれ
まことに行く宛てもなどなくなってしまったけど
こなたの籠の中から見える景色は 俺をいかなる時でも癒してくれるんだ
偽りだらけの恋愛 そして俺を買うのか
君に咲いた花びらが濡れる 濡れる心に降るのは雨
貴方様 どうか一度だけの戯れを
望む君の染みの数が 鈍く心に刺さる
憂いを帯びた花 望む 君と俺が果てるまで
恋人ごっこの夜に 吐息を「あっ、アッ」と鳴かせて
悲しいくらいに感じた振りのイギリス 今日も雨
偽りだらけの恋愛に そして俺に抱かれにくるのか
悲しいくらいに感じた振りの 夜のイギリス 今日は雨
あなた様 どうか俺を買っていただけませんか?
咲きだす傘の群れに 濡れていく 俺の心は雨・・・
どうか・・・わたしを・・・
どうか・・・俺を・・・この悪夢から・・・




