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翔田美琴のぶっちゃけトーク   作者: 翔田美琴
ぶっちゃけトークコーナー 1
1/29

1 私がアップロードする小説

初の試みとなるエッセイです。今まで「小説家になろう」サイトでアップロードした小説に関する暴露話です。

 いきなりな話だけど、私がアップロードする小説についてのぶっちゃけトークをしたいと思う。

 私がアップロードする小説のブックマークのことについて、突然こんな気持ちが湧いてきた。

 私がアップロードする小説の世界観だが、結構、振り切った世界観が多い。

 共通して言えるのは、全てR−18というタグが付けられた世界観ということだろう。

 だが、物語については結構、振り切った世界観が多い。

 それは、ムーンライトノベルズの「シルバーヘアーのメロディー」然り、「I will falling love again」然り、「混沌の女神の騎士」であり、ノクターンノベルズの「三つの背徳の果実」然り、「Killing Me Softly〜やさしく殺して〜」然りである。

 不思議と世間では、それは「滅相もない」と言われる世界観である。だが、小説の凄さはその「滅相もない」世界観が許されること、だ。

 もちろん例外もあるが。

 だが、私がアップロードする小説でブックマークを付けてくれる人は、不思議とそういう「振り切った世界観」の物語にしてくれる人が多いのだ。

 それは自分が管理するマイページを見れば一目瞭然である。

 私がアップロードする小説の中には実は一作品だけ、いわゆる”通常レーティング”・・エンターテインメントに属する作品がある。

 「オペラ座の夜」である。

 だが、これだけは一向にブックマークされる気配はない。

 まあ、私がただ単に小説の更新をしていないせいかも知れないが・・。

 だが、一向にこれだけは、ブックマークの気配はしないのだ。

 むしろ、R−18とレーティングされている、今まで挙げた作品の方が圧倒的にブックマーク件数は多い。

 冷静になって振り返ってみると、どれもこれも、振り切れた世界観だ。

 世間ではそれは「滅相もない」とか「とんでもない」とか「不道徳」とか、そんな言葉が聴こえそうな世界観だ。

 「シルバーヘアーのメロディー」はガチの近親もの恋愛小説だし、「Killing Me Softly〜やさしく殺して〜」も、世界観は違うが若干近親ものが入っている。「三つの背徳の果実」もだ。

 どれもこれも、主人公は振り切れた性格の人物が多い。

 ある時は魅惑のセレブ。ある時はヤンデレな苛烈なまでに娘を思う父。ある時は苛烈なまでに復讐心を持つ愛妻家が主人公を務めている。

 どの作品も皆”振り切った主人公”だった。

 ある意味ではそう・・バロメーターが振りきれてしまった主人公・・壊れてしまった主人公だったのだ。

 

 とある小説というかここで暴露するが、「Killing Me Softly〜やさしく殺して〜」は、実はある二つの作品を私なりに組み合わせて作った小説だった。

 孤高の女性医師が活躍するドラマと、とある世間で流通しているゲームが実は根源としてある。

 それを私は組み合わせてゼロから世界観を考え作ってみた小説だった。それにもう一つのエッセンスとして「R−18」的な官能的表現を盛り込んだのが、あの小説だった。

 なぜ、ここで「R−18」が出るのかというと、実はそのゲームの中に露骨にではないが、それでも「R−18」な会話が堂々と展開しているのだ。

 私からすれば、これは凄いことだった。

 なら、いっそのことその”露骨”とも取れる官能シーンを入れてみようと思って作ったのが、「Killing Me Softly〜やさしく殺して〜」の誕生秘話だ。

 

 人間の深層心理には、”見てはいけません”とか”やってはいけません”とか、そういう”してはいけない”ことに対する強い関心というか・・魅力を感じる部分があると何かの本に書いてあった。

 丁寧に隠された、鍵のかかった”秘密の部屋”とかに強い魅力を感じるのだ、と。

 そう言えばそうだと私は思う。

 私も少なからずそういう物に強い魅力を感じる。

 両親から見てはいけないと言われると見たくなる衝動に駆られたことも多い。

 さすがに麻薬とかそういう”犯罪”はする気はなかったが、だけど私が強い魅力を感じるのは、性の世界だった。

 

 私がまだ中学生か、高校生の頃だったのだろうか?

 当時、実は父親が、何を思って持ち帰ったのか、”ピンクパイナップル”というカタログというかパンフレットを見て、私は今でもそれを大事に保管しておいてある。

 いわゆる、アダルトアニメの宣伝が書いてあるパンフレットだった。

 それを見た私はそのパンフレットを配布していたビデオ屋というかCDショップに足しげく連れて行ってもらった記憶がある。

 それが欲しいので。CDとかではなかった。そのパンフレットが欲しかったのだ。

 そこには男女のセックスシーンが描かれていたし、そういう類の宣伝のパンフレットだった。

 だが、私はそれが非常に新鮮に見えた。いや、今だから言えるが、私は、”性の世界”に強い魅力を感じる性癖を持っていたのだ。

 女性として、そういう”世界”に憧れを抱くのは、昔の私からすれば非常に恥ずかしいことだった。

 現代では、そういう世界もある程度は需要はあるから言えるのだろうが、昔はアダルトビデオ・・というかアダルトアニメに非常に興味をそそられる趣味もあった。

 今でもアダルトビデオには一切興味はないが、アダルトアニメには興味はある。

 だが、家族と暮らしていた時はそういう露骨なアダルトアニメを観ることはできなかった。

 親もそれに否定的だったし。

 だが、内緒でアダルトゲームをダウンロードしてプレイしたことはある。今でもそのデータは大事に保管して、いつでもプレイできるようにしてある。

 

 そういう世界観を密かに持ち続けた結果、同人誌の友人で、そういう”R−18”な世界を描く方がいるという友人の手紙から、その方と文通も始めた。メールのやり取りも始めた。

 その方は「三つの背徳の果実」のあの異常な世界観でも、面白がってくれた。心の広い方だと思う。

 その方の描くものは健全な恋人同士のシーンだった。だが、結構、色気を感じさせる書き方で、一つ、私も描いてみたいという衝動に駆られた。

 それが、「三つの背徳の果実」を書き始めたきっかけともいえた。

 やがて、そういう世界にのめりこむようになった私は、ある小説大賞の為に、”なるべく簡潔な、だけどかなり背徳な世界観の世界を描きたい”と思って書いたのが、ムーンライトノベルズで掲載中の「シルバーヘアーのメロディー」だった。

 今ではこちらの方が受けがいいような気がする。

 どちらにも言えることだけど、私が書きたいのは、”私自身が読みたい”物語でもある。

 そういうのを捜すのもありだけど、他人の物を探して読むより、自分で書いた方が早いと思って書き始めた。

 それに、他人が書く小説が必ずしも自分が望む結末や物語を書いているとは思えない。

 なら、自分で書いて、自分が望む結末を作り出した方が早いと思った。

 でも、どうせなら、自分一人で楽しむより、より多くの人にも楽しんでもらいたいなあと思って、アップロードを始めた。

 今では、それなりにブックマークをいただいているし、多くの人に楽しんでもらえている。

 「シルバーヘアーのメロディー」では、初めてユーザーの方からの感想もいただけた。非常に嬉しかった。

 その中で「見てはいけないものを覗いてしまったドキドキ感が堪らない」という感想をいただけた人と実際にまた会う機会が、くるかもしれない。

 ひよくさん、という方である。

 その方にもう一度、再会出来たら、お礼を言いたいと思う。


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