第3章 第31話 質問はございますか?
遅れた上に短くてすまない・・・。
戦いが激化してきやがりまして・・・終わりそうにないんだ・・・。
お嬢様に手を引かれ、僕は彼女の部屋の前へとたどり着いた。お嬢様は扉を開けると、先に中に入って部屋の明かりを点ける。
「どうした? はやく入ってこい。」
手をちょいちょい、と動かし、こっちへこいというジェスチャーをするお嬢様。僕はおとなしく指示に従う。僕を招き入れたお嬢様は、自分のベッドに腰掛けると、早速えらそうにふんぞり返る。このポーズがお気に入りなのかもしれない。
「へぇ・・・。」
部屋の中に入った僕は、軽く室内を見回す。端から順番に見ていくタイプなので、まず目に付いたのは、三面鏡が立てられているお化粧台だった。鏡の近くにお化粧用グッズが並べられているのはどこの淑女の皆様も同じなのだろうか。
続いて目に付いたのは、勉強机。良い木を使っているのが一目でわかる、味のある色をしている机だ。当然、椅子もセットで置かれている。
他にこの部屋にあるのは、今お嬢様が腰掛けているベッドや、タンスをはじめとしたもろもろの家具だ。てっきりもっといろいろとこまごましたものがあるのかと思ったがそんなことはなかったようだ。
「まぁ、貴様もずっと立っているのはアレだろう。そこの机のところの私の椅子に座っていいぞ。」
椅子をすすめられた僕は、素直に椅子を引いてそこに座る。さながら、これから面接が始まるかのようである。それにしては、面接官の態度が少しアレだが・・・。
「・・・それで、僕と話をしたいってことですけど、何を訊きたいんですか?」
こちらは賭けに負けた身でもあるし、大抵の事なら素直に答えるつもりであるが・・・。
お嬢様は、一つうなずくと、
「貴様に聞きたいことはたくさんあるが、まずはそうだな・・・。」
と、言葉を切ると・・・。
「どうやってムーマ・エンドを飼いならしたのか教えてもらおうか。」
いきなり爆弾を投下してくれやがりました。




