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第2章 第9話 本当にありがとうございますってやつにゃ

今回はニャクソンさんサイドです。

 

 にゃはは、いい商売があったもんだにゃ。目の前に餌をぶら下げておくだけでこんなにもカモが群れてくる。これで大儲けだにゃ!


 そんなことを思いながら、にゃぁことグラヴィ=ニャクソン―マイクマンの名前だ―は、相方であり兄でもあるギラヴィ=ニャクソンを見つめる。その視線に気づき、兄もニヤリと笑みを返してくる。兄の手先の器用さから繰り出されたカードマジックには昔からびっくりさせられてきたが、その器用さと、いつだったかたまたま偶然見つけだした奥義書をうまく利用するだけでこんなにも簡単にお金を稼ぐことができるとは。世の中ちょろいもんだにゃ。

 今、兄のギラヴィは32人目を軽くあしらったところだ。一回の挑戦料を5000Gに設定したので、これで160000G稼いだことになるのかにゃ? 奥義書の買い取り価格はどんなものでも最大で100000Gだと言われているから、これで少なくとも60000Gを通常よりも稼げたことになるにゃ。まだまだ稼ぎたいと思うのは贅沢かにゃ?

 しかし、ここにきてギャラリーの反応が徐々に悪くなってきてしまったにゃ。だんだん挑戦者が現れなくなってきてしまっているのだ。そろそろ限界か。そう判断し、次で最後にしようと半ばあきらめつつもにゃあはギャラリーを煽る。すると一人のヒューマンの青年が名乗りを挙げた。年は二十歳くらいだろうかにゃ。愚かな奴め。これでまた5000Gゲットだにゃ! 本当にありがとうございますってやつにゃ!

 そう内心でほくそ笑み、にゃあはヤツに向って参加料金を入れるたらいを差し出したにゃ。



やべえ、文字数がこれ以上増やせない・・・。


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