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準備

「さぁ、昨日は明日からといったけどその格好で出かける訳にも

 いかんだろ、今日のところは買い物にでも行くか」


「私なんかのためにこれ以上お金を使っていただのは申し訳ないです。

 ご飯をもらえるだけでも贅沢なのに・・・」


「いや、かわいい子にはそれなりの格好をしてもらいたいのでな

 あと、そんな布切れは服と言えない」


可愛いと言われた瞬間リリアは泣いてしまった。


「かわいいだなんて、今まで言われたことないですぅ

 ずっと私は気持ち悪がられてましたし」


いやかわいいと思うんだがなこの世界で生まれたわけではないのでわからないが

日本だったら美少女だろうしかも、作り物かと思うようなかわいさだ

どうやら、この世界は魔族というだけでだめなのだろう。


「泣き止んだか?そろそろ出発するぞ

 忘れ物の無いようにな今日からここには止まらないから」


「はい、ごめんなさい急に泣き出したりして

 荷物は何も持っていないので大丈夫です」


朝食を食べ終わり宿代を払い終わると商店街の道を

宿の従業員に教えて貰い言われたとおりにユウキたちは歩きだした。


「冒険者ギルドに近いようだな」


「そうですね、買い物やアイテムを売ったりするのに便利ですね!」


「まずは、服屋に行くぞ、って言ってもどこにあるか分からん

 適当に歩くが大丈夫か?」


「大丈夫です。どこまででもついていきます!」


商店街を歩き回ると服屋があるにはあるがかわいい服を取り扱っている店が

無かった。ここでの妥協はしないと決めているので少し裏道を歩いてみると

アニメで出てくるような衣装が売っている店があったので入ってみると店主らしき男が出てきた。


「いらっしゃいませ、今日はどうなされましたか?」


「あぁセールストークはいらない、勝手に見させてもらうので大丈夫だ」


「はい、わかりました。いいものが見つかればお声をおかけください」


「好きな服を上下セットで選んでいいぞ

 戦うことも考えて動きやすい服装な

 替えの服は俺が選ぶがいいか?」


「服を選ばせて貰えるなんて初めてです!

 今まではおさがりしか貰えませんでしたから

 ご主人様が選んでくれる服楽しみです!」


そういうと奥のほうに服を探しに行ってしまった。

そっちは普通の服なのでできればこっちから探して欲しいのだが・・・

さぁここからは俺の趣味だがゴスロリ決定だな魔族の女の子といったら

ゴスロリだろう少し値段は高いが可愛くなるなら問題ない。

さて、リリアの様子を見に行くか

リリアの元に行くとそこには値札を見ながら考え込んでいた。


「この服かわいいけど奴隷の私がこんなに高い服を

 買ってもらう訳には、う~ん」


「欲しいの決まったか?」


リリアは急に話しかけられびっくりしてすぐに服を戻した。


「はっ、ご主人様!

 どれも高いのでやっぱり私には贅沢です。」


「値段なんか気にしなくていいぞ

 自分の欲しいのを買えばいいよ

 さっきの奴がいいんじゃないのか?」


お金の心配をしてくれるのでお財布にはやさしいリリアだが

もう少しわがままになってもいいと思うユウキであった。


「じゃあ!この服いいですか?」


さっきしまった服を持ってくる下はズボンにするようだ。

そのあと適当に下着などを探し店員に声をかける。


「これの会計をしたいんだが」


「はい。お買い上げありがとうございます!

 全部で5万リラとなります」


まぁ特殊な服なので仕方ないだろう防具屋で値下げでもさせてもらおう。


「この子の服を変えたいから試着室を貸してもらえないか?」


「いいですよ、ご自由にお使いください」


「じゃあリリアこの服に着替えてきなさい」


そういってさっき買ったゴスロリを渡す。


「これ、ご主人様が選んだものですか?

 なんか恥ずかしいです」


そう言ったもののすぐに着替えて出てきた。


「どうですか?変じゃないですか?」


そこにはアニメに出てきそうな美少女がいた。


「おぉめちゃくちゃ可愛いよ」


考えることなく気づいたら出た言葉だが

それを聞いたリリアはショートしてしまったようだ。


「おーいリリア?大丈夫か?」


「大丈夫です。可愛いといわれてびっくりしていました。」


「じゃあ次は防具だな。」


さっきの大通りの商店街の防具屋につくまで

後ろを歩きながらリリアはにやにやしていた。


「いらっしゃい、適当に見ていってくれ!」


そういわれて適当にうろついていると隅にホコリが被った

防具がセットでおいてあった。

状態を確認してみると結構いい代物だった女ものみたいだし

リリアにちょうどいいかな胸当てのところにバラの彫刻も

掘ってあって可愛いし


「リリアこれなんかどうだ?」


「え?私のものを買うんですか?」


「そうだぞ、何かあったら大変だしな」


特にデザインとかにこだわりとかなくこれで決定した。


「これで全部で買いたいんですがいくら?」


「どこに置いてあったかわからんが売れ残りだろうから

 1万リラでいいよ」


値下げをしようと思っていたら向こうから下げて

くれたからラッキーだった。


「そろそろ昼時か、どこかに食べに行こうか」


「え?、ご飯ですか?」




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