出発
・・・シャトーア領の草原にて・・・
「頭がガンガンする」
勇樹は草原のど真ん中にいた。
服装はカジュアルな服から異世界でよくある
村人の服装に替わっていた。
あたりを見渡すと大きな麻の袋があり
中を確認してみると剣と手紙とカード
と金貨や銀貨が入っていた。
「とりあえず、手がみでも読んでみるか」
~~~手紙~~~
無事異世界に着いたようですね!おめでとうございます。
袋の中にしばらく生活できる程度のお金と戦う武器と
身分証明書を入れておきました。
お金は1リビ=1円という価値になっております。
金貨1枚10万リビ
銀貨1枚1万リビ
小銀貨1枚1000リビ
銅貨1枚100リビ
小銅貨1枚1リビ
となっています。
日本円にして300万ほど入れておいたので
それで必要なものを買ってください。
あと、ダンジョンもあるので攻略できれば
願いがかなうかも
~~~~~~~~~~
ということである。
カードを確認してみると
これが身分証明書のようだ
名前 ユウキ
種族 ヒューマン
職業 村人
犯罪 なし
と書かれていた。
「初めはやっぱ村人なんだな、名字がないのは
平民だからだろうか、まぁなくてもいいけど」
とりあえずステータスを確認してみる
「なんか対象を選べる・・・
とりあえず自分を選択っと」
ユウキ Lv5 村人
HP 300/300
MP 0/0
ATK 150
DEF 100
INT 50
LUK 300
スキル 翻訳 剣術Lv1 ステータス
という言うような感じになっていた。
「やっぱMPはゼロなんだな
ちょっとは期待したけどやっぱ無理か
ダンジョンをクリアすれば願いが叶うらしいから
回復魔法をねだってやろう」
ユウキはとりあえず町に行くことにした。
しかし、どこに行けばいいか分からない
「とりあえず、棒を倒して向いたほうに行くか」
しばらく歩いているとゴブリンがいた
「グギギィィ」
「どうやら1匹だけのようだな
ステータス開くとき対象を選べたがモンスターも
選べるのだろうか」
ユウキはステータスを使ってみた。
ゴブリン オス Lv2
HP 100/100
MP 20/20
ATK 80
DEF 50
「俺の攻撃力とゴブリンの防御を考えると
行けるか?」
ユウキは剣を抜き走り出した。
ゴブリンの背中を奇襲攻撃
「よし、決まった!楽勝だな」
油断していると
「グギィィィ!」
ゴブリンは最後の力を振り絞り棍棒を振り上げる
「まだ生きてたか!くそ!」
思いっきり胸を突き刺す
ゴブリンは耳だけを残して消えていった。
「これは、ドロップアイテムか。
とりあえず袋に入れておくか
初めての戦いで死にかけた・・・
町までは油断しないほうがいいな」
ユウキは再び歩き出す。
道が見えてきたので道なりに歩いていく
途中で荷物を載せた馬車に乗った商人にあった。
「どちらまで行くのですか?」
馬車を止めて商人が話しかけてきた。
「近くの町はどこですか?」
「ここからだと、シャトーアだね
ちょうどそこに行くから乗ってくかい?」
「いいのか?いくらかかる?」
「どうせ行くからただでいいよ。
モンスターがでたら戦ってもらえれば」
そうして、無事シャトーアの門まできた。
門番に身分正面を見せる
「これでいいか?とくに問題はないはずだ」
「あぁ、通っていいぞ
この町が初めてなら北にあるスラム街には行かない
ことだな、治安が悪い」
ユウキは町についた
「今日は疲れたから宿を探すか、門の近くに宿がたくさん
ありそうだな。」
ぶらぶらと探していると、1つの大きめの宿を見つけた。
「1泊朝食付き1万リビか~
少し高いが明日から節約していこう」
ユウキはベットに寝転がると眠りに落ちた。