コーヒーブレイク ~お勧めの本は?~
本日3回目の更新です。
今日の更新はこれでおわりです。
5月27日
まずは、ここまで堅苦しい話を読んでくれた読者の皆さんに御礼申し上げる。
少しは「日本語」 に興味を持って頂けただろうか?
今回は少し趣向を変えて、「日本語文法」 や「日本語教育」 に関心がある方向けに本を紹介したい。
念のため断わっておくが、私は本屋のまわし者ではない。
ただ単に、「入口」 として読むのにお勧めの本を紹介しようと考えているだけである。
蛇蔵&海野凪子著『日本人の知らない日本語』メディアファクトリー
本に登場する「なぎ子先生」 は、著者で日本語教師の海野凪子氏がモデルになっている。
この本では日本語学校や日本語文法のエピソードが漫画とコラムで紹介されているので、馴染みがない方でも気軽に「日本語」 の世界に入り易いだろう。
荒川洋平著『もしも・・・あなたが外国人に「日本語を教える」 としたら』スリーエーネットワーク
この本では3人の「いきなり先生」 が登場する。
ある日突然、「外国人に日本語を教えて欲しい」 と頼まれた日本人3人の話である。
今まで日本語を教えたことなどなく、共に準備期間は2日間だ。
準備段階から初日の授業内容が詳しく書かれ、「日本語教育」 に関する知識も詳しく解説されている。
私がボランティアで日本語を教え始めた時に、最初に読んだ本でもある。
この2冊の本は、日本語教育の知識がなくても楽しく読めるので、是非読んでもらいたい。