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3回目 父と娘 襲来編

 大の大人に非力な小娘の力が通用するはずもなく、私はされるがままに窓近くまで、お父様に引きずられた。

 ぐいいぃっと、引っ張ってみたが腕が痛くなっただけ。

 がっちり組まれた指を、繋がれていない方の手で一本一本外してみようとしたけど無理だった。


 石の嵐はまだ続いている。

 ひっきりなしに飛んでくる石のつぶてと、それを弾くたびに硬化術式の組み込まれた魔法陣が浮かび上がるので、窓の外がどうなっているのか見えない。

 でも、これだけは分かる。

 お外は危険だよっ。


「ちょっ! お父様、この石の豪雨の中を外に出るおつもりですかっ!? 危険です!」

「なに、止まない雨はないさ」


 いや、そんな困難を前にして挫折しそうな主人公に親友が言うような中二的臭いセリフ、今はいりません! 間に合ってます!


 イヤイヤ首を振っても、ニコニコ笑顔を返される。


「俺の仲間に無能な奴はいないからな。この攻撃は続かん」

「え?」


 お父様の言葉が終わるか終わらないか、あれだけうるさく、間髪入れず続いていた攻撃が突如として止んだ。


「ええっ?!」

「意外に早かったな、さすが俺の部隊」


 楽しげにくつくつと笑い、迷いなくお父様がガラス扉を開け放つ。

 私も抵抗することを忘れて、引っ張られるままテラスへと足を踏み出した。


 テラスの床は石の攻撃でボコボコにえぐれ、注意深く進まないと転びそうだった。


 瓦礫を踏まないよう、よたよたと歩く私に痺れを切らしたのか、お父様が私を抱き上げる。


「うわぁ!」


 視界が急に高くなり、私は咄嗟にお父様の首にしがみついた。


 乱雑に扱われるのではと身構えたが、お父様は私を丁寧にテラスの手すりへと運び、下ろしてくれる。

 娘というよりは女の子として扱われた気分。

 この辺り、お父様は意外にも繊細で、女の子は女の子として接する。

 私ではなくお母様がこの場にいても同じことをしただろう。

 いや、お母様の場合は部屋の中からお姫様だっこだったかもな。


 手すりから覗いた景色は圧巻の一言だった。


 私たちがいるテラスは、どうやらこの城の最上部に位置する部屋だったようだ。

 テラスを頂点として山が裾野すそのを広げるように、白く輝く壁面の建物が複雑に乱立している。

 外側を囲むのは巨大な城壁で、その上には、胸の部分を覆った鈍色に光るハーフアーマーの一団が一糸乱れることなく隊列を組んでいた。

 その中には城内の通路で会った顔触れもいた。

 城壁最前線に、うちのグランベルノ騎士団団長ダリル=トルージア。

 西側、シュミル河方面にはお父様の言によると王太子私兵団の団長だというヨーギス=ハイデマン。

 ハイデマンとは線対称に東側にはデズモンド=アルヴィジア辺境伯がいる。


 え、ちょっと待って。

 もしかしてこの城に来てる騎士団オールスター勢揃いだったりする?

 もしかしなくても、これ、攻城戦だったりする?

 テラスに出たら突然戦場ですか?


 私が引きつった顔で前方を眺めていると、お父様はこの光景が何でもないかのように平然と頷きながら言った。


「ふむ、大体揃ってるか」


 そこへ私たちに向かって何かが飛んできた。

 またあの石つぶてかと思って首をすくめる。

 が、よく見ると敵の攻撃ではないようだ。

 翡翠色の光の鳥、連絡鳥だ。

 中心の赤い爆弾が無いかわりに通常の連絡鳥よりもシャープな形状をしている。まるで戦闘機だ。

 より速く飛ぶための形は、戦場での情報伝達に有利になる。


 何の準備もなしに、いきなり戦闘に巻き込まれた人生はこれが初めてだ。

 私は自分の陥った状況に危機感を募らせた。

 いつでも保身のために魔法を行使できるよう、魔力を体内でっておいたほうが良いかもしれない。

 集中して、体中に分散している魔力を胸の一か所に集めるようなイメージで。

 しかしすぐに集中は途切れて、煉った魔力は消えてしまった。


 リディシア=グランベルノという少女の身体は魔力の量も少ないが、魔法発動までの魔力の充填も遅かった。

 私という人格に集中力がないのか、はたまた完全に魔法センスが壊滅的なのか。

 魔法を使った後はめっちゃ疲れるし。

 家族の中でリディシアちゃんだけ魔法不得意っていうのは、性格悪く育つ原因としては充分だよなぁと納得してしまう。


 小さな戦闘機みたいな連絡鳥は、お父様のところまで来て旋回した。


「承認」


 お父様が腕を上げて言うと、連絡鳥の身体から紐状になった翡翠色の文字列がまばゆく輝きながら、するすると出てきてお父様の周りを囲む。

 文字列が長くなれば長くなるほど、鳥は毛糸玉が毛糸を使われ小さくなるように縮んでいく。

 ついにはお父様の周りにすべての文字列が巻かれ、鳥は消滅した。


「案の定、敵が来るようだな」


 連絡鳥で送られてきた文字列を読み解いたのだろう。

 確信に満ちた表情でお父様が空を見上げる。何か遠くにあるもの探しているように。

 パチンと指を鳴らすと、お父様を取り巻いていた翡翠色の光がその音と共に消えた。


「ふむ、空とはまた厄介だな…………くくく、俺がやるか」


 あ、なんか企んでる。

 それと、どうも不穏な言葉が聞こえたよ?


「あの、お父様? 空って」

「ああ、おい、我らが王太子様のお出ましだ」


 言いかけたところを遮られた。

 お父様が顎で指し示した方向を見ると、河川側、ハイデマン私兵団長がいる城壁に近い物見塔から、エリオリスが出てくるところだった。

 私の位置からは遠くてエリオリスの表情は見えない。執事のデアンさんと何か喋っているようだ。

 騎士団の人たちは鎧を着ているが、エリオリスは着ていなかった。そのかわり白銀のコートを着込んでいる。遠くからでもキラキラしていて、なんか高価そう。

 おそらくあのコートは魔法アイテムだ。

 この世界の基になった乙女ゲームにも出てきた。

 コートは魔法を込めた糸で織られている、魔法防御の効果がある代物だろう。

 騎士たちが着ているハーフアーマーにも魔法防御はあるが、こちらは鎧の表面に魔法陣が彫られ、状況に応じで効果が発揮されるというものだ。

 コートに込められた魔法の良し悪しにもよるが、コートとハーフアーマーではコートの方が効果が高い。

 ちなみにお父様も緋色のコートを着ているが、よく見るとエリオリスのものと似た光沢で光の加減によって魔法糸が光る。

 くそう、私以外は準備万端じゃないか。

 これは3回目の私の墓標、ここに建っちゃう?

 『リディシア=グランベルノ、幼き者、戦火に散りここに眠る』とか書かれちゃう?

 まだゲーム本編も始まってないのに!


「フフッ、王太子殿下が我々をご覧あそばされているぞ」


 からかうような言い草。

 満面の笑みで深々と会釈。

 まるでこれからダンスでも始めるかのように。

 お父様の優雅な動作は戦場に似つかわしくないものだった。


「お父様、それ、挑発してるようにしか見えませんわ」


 プライドの高いエリオリスのことだ、軽視されたと憤慨してもおかしくはない。

 案の定、ジッとこちらを見ていた王太子は、ここからでも拗ねたと分かるくらい、不自然な速さで顔を背けた。


「これくらいで機嫌を悪くするとはまだまだだな」

「今のは仕方がないかと」

「俺はもっと堂々とした君主が好きだ。平伏するなら俺のことなぞ鼻であしらう気概と懐の深い君主がいい」

「お父様を鼻でって……そんなバケモノ居りますの? っというかお父様に平伏する気がお有りだとは存じませんでしたわ」

「心外だな。俺はこう見えても平伏するのは大好きだぞ? 俺の認めた者に平伏するのはな」


 それって、ほぼいないに等しいのでは?

 ため息を一つ吐くとお父様が私の手を取った。


「お前も俺に認めさせればいい。己が仕えるに足る主であると示せば喜んでこのアルドヘルム、膝を折ろう」


 言って私の手の甲に顔を寄せる。

 淑女の甲にキスをする真似。しかしそれは真似でしかなく、両の瞳はこちらにギラギラと向けている。

 噛みつかれそうだ。


 私は強引にお父様の手を振り払った。


「ふははははっ! その意気だ!」


 なんか喜ばれてるし。

 もう誰でもいいからこのおっさんどうにかして。疲れるわ。


 そんな会話を親子でしていると、周囲に緊迫感が走った。

 隊列を組んだ一団を見ると、どの団も前方を注視している。

 私も同じように前方を見ると曇天に2つ、黒い影が見えた。

 少し前にはなかったものだ。

 2つの影は次第に大きくなっていく。


 あー、馬車の中で渡されたオペラグラス、メリオラに返すんじゃなかった。

 近づいてくるその正体をこの場にいる人たちは皆、魔法で視野を確保することも索敵で確認することも可能だが、魔法の苦手な私にはできない。

 つい奥歯に力が入りギリリと鳴った。


「ふむ」


 どうしようもなく黒い点を見つめるだけの私の横でお父様が動いた。

 青い魔法陣が展開される。

 新年の王宮でユスティナが使用したものと全く同じ魔法陣。

 しかし幼い妹と違い、陣は瞬く間に完成し水球が即座に形を変え、2つの黒い点の正体を映し出す。


「父の勇姿を見ろと言ったからな」


 私にも見やすいよう変形した水球を動かしてくれた。


 びっくりしながらお父様を二度見してしまう。何かの罠か!

 ここで「あら、お父様。なんだかんだ言って娘に優しいのね。ツンツンしててもいざというときにはデレるのねっ☆」とならないところが少し悲しい。


 私は戸惑いつつも水の膜の中を見た。


「これは、イビルホーク? ですわね」


 魔法で拡大して見ていてもその姿は小さく、細部の特徴は分からないが、飛んでくる2つの影はイビルホークと呼ばれる魔鳥だった。

 漆黒の翼に黒い嘴、ホークというように黒い鷹を想起させる姿をしているが、大きさは翼を広げた状態で人間の男性よりも大きい。

 そしてこれが一番の特徴だが、かまいたちを強力にしたような風魔法を己の敵にぶつけてくる。


「よくわかったな。この辺では見かけない種だが」

「ええ、最近読んだ書物に、図解と共に載っていたので」


 書物でも読んだことはあるが、剥製で見たこともある。

 2回目、18歳の夏の大規模魔族討伐の祝勝パーティー。

 討伐部隊の凄さを見せるために、倒した魔物の一部を剥製にしてパーティーで披露されたのだ。

 その中に、このイビルホークもいた。

 そう、この魔鳥の本当の生息地はもっと北、魔族支配地域とその近接地帯だ。

 お父様が言うように、こんなところにいるはずがない種だった。


「さて、問題だ。この地域には生息しているはずがない鳥が我々に向かってくる。ここから考えられることは何だ?」

「一つは何らかの天候、磁気が原因であの鳥が迷い、南下した可能性」

「あとは?」

「人為的に放たれた可能性」

「そうだな。しかし前者は最近の天候は穏やかで、鳥が飛ぶ方向を決定するうえで目安にするという磁気の乱れも報告されていない。可能性は低いと言えるだろう」


 でしょうね。そしてこの城の状況を考えてみても後者の、誰かが魔鳥をけしかけた、という方が自然だ。


「しかし、イビルホークは家畜ではありません。そんなに容易く人の命令を聞くでしょうか?」


 肉眼で徐々に大きくはっきりと見えてくる魔鳥を確認し、私は言った。

 2匹の鳥は迷いなく私たちのいる城、目掛けて飛んで来ている。


「命令を聞くんじゃなくて、無理やり聞かせているんだろう」

「操られている、ということかしら」

「だろうな」


 あーやだやだ。お父様が楽しそうだよう。

 さっきからニヤニヤニヤニヤ!

 怖い、超怖い。


 しかし、操られているとはまた不穏だ。

 私は先ほどお父様と部屋で話していたときのことを思い出していた。

 グランベルノ家の間接的な敵。

 そして今回のことは王族に関係したことだという話。

 さらに操られた魔鳥に襲撃を受けているこの状況。

 どう考えてもあいつが関わってるでしょう!

 闇魔法の傀儡化が得意なあいつ!


「それは……ゼルカローズが関わっているということですの?」


 攻略対象者で王太子エリオリスの従弟、ウィルフ=ゼルカローズ。

 私が知る限りでは、まだ学園に入る前にエリオリスとウィルフが対立するというシナリオはなかったと思うのだけれど。3回目は何かが違うしなぁ。

 それにウィルフが裏切るエンドもあるため、無視できない。

 彼の介入があるのか?


「さぁ、それはどうかな?」

「どういうことですか?」

「確かに操る魔法は、ゼルカローズお得意の魔法だ。しかし、北の地には魔物を自在に操る一族がいる」


 お? それは初耳。


「お前に敵はアロルズ家かと問われたとき、分からないと答えたのはそこだ」

「というと……」

「今回の件を良しとしない勢力が、単純に北の部族に依頼し魔鳥を襲撃させている場合が一つ。これはアロルズ家も含まれる」


 お父様が指を1本立てた。


「そしてゼルカローズが自ら傀儡魔法を使い襲わせている場合。理由は言えんが有りえないことではない。これが2つ目」


 指が2本に増え、続けて3本目もすぐさま立てられた。


「それから、何者かがゼルカローズの仕業に見せかけたいがため、北の部族に依頼した場合。少し複雑だがなくはない。これも有力候補はアロルズ家だな」

「しかし、それだとゼルカローズをおとしめたい理由が不明ですね」

「そうだな。まぁ…………それは俺の口からは何とも……」


 また、エリオリスか。

 私は端に映る金髪頭を睨んだ。

 はぐらかしつつお父様は、私とエリオリスを話し合せたいらしい。

 しかし、場合によっては三つ巴とは……面倒なことで。

 無意識にため息が出た。

 ため息をつくと幸せが逃げていくというけれど、ため息つきすぎてSAN値下がったりしないよね?

 もしくは隣りのおっさんが笑う度に死亡確率が上がったりとか……ああぁ、考えたくない。

 そんな私の憂鬱な気分とは反対に、お父様は上機嫌だ。

 このおっさん、困難であればあるほど燃える体質か、ドMか。


「しかしどんな奴が黒幕だろうと、俺の前に立ちはだかるなら倒すまで」

「んんっ?」


 突然お父様が、魔法陣を展開しだした。

 今度は何だ?!


「イビルホークとて同じこと」


 魔法陣の色は赤、円状に描かれたそれの6時方向のみ茶色だ。

 土魔法を一部組み込んだ火魔法。命令者はアルドヘルム=グランベルノ。

 発動場所は陣の真上、上方空間。火は単純に着火魔法だが、土魔法は鉱石生成の指示が出ている。

 しかも「3」という文字が組み込まれているのかな?


 そこまで読むと、小さめの魔法陣が発動して消えた。

 代わりに私とお父様の真上の空に赤く発光する花火が打ち上げられる。

 光は赤く、そしてパン、パン、パンと大きな音で3回、爆ぜながら点滅した。まるで信号弾、いやこれはまさしく信号弾だったのだろう。


 お父様は花火の要領で信号弾を飛ばしたのだ。

 土魔法で鉱石を生成し着火。炎色反応の応用だ。


「お、お父様、これの意味は?!」

「俺に任せろ、の合図だ」


 えええっ! これだけ人がいるのに、お父様一人に任せろって!


「さあ、遠慮なく来い。敵はすべてひれ伏させてやる」


 ちょっ! さっき平伏したい、とか言ってた人の言葉じゃないよ!


 お父様が信号弾に続き、魔法陣を描き出す。

 今度は作成に時間をかけている。

 左と右、両方の手での同時展開。

 ええー……ちょっと引くんだけど、なんなのこのおっさん。

 魔法陣ってそんなにホイホイ作れるものじゃないんだけど?

 ましてや同時にとか、普通の人だったら混乱してまともな魔法なんて打てないんだけどっ?!


「ちょうど2匹来て良かった。試したい魔法があってな」


 左手で、外側が翡翠色で内側が真紅の魔法陣。

 右手で、外側が真紅で内側が翡翠色の魔法陣を描き出す。


「連絡鳥の応用でな、あいつをちょっとでかくして、攻撃特化させたらどうなるかと思ってな」


 鼻歌でも歌いだしそうな気軽な調子で言っているが、そんな簡単なものじゃない。


「だが、そこでちょっと迷ってな」


 命令者はアルドヘルム=グランベルノ。

 確かにお父様のいうとおり、連絡鳥を構成する魔法陣に左も右も似ている。

 構造魔法式は鳥・大型、飛翔能力付加、標的接近能力有、原動力自動確保能力有……

 ここまではいい。


「攻撃により強そうな炎の鳥と、速くて強そうな疾風の鳥ではどちらが強いのか、と」


 その他が問題だ。

 魔鳥敵認定、追尾機能有、殲滅命令、単純判断知能付加。

 左が衝撃波攻撃、起爆加速機能有、攪乱軌道の行使。

 右が火炎放射攻撃、突撃機能有、爆破機能有。

 そして発動時間は、命令者の再度命令があるまで。


 単純判断知能って軽いAIってことよねっ!

 ちょっと待て! どちらが強いかって!


「小学生かっ!!」


 叫ぶ私。

 しかし、お父様の耳には聞こえていないようだった。

 楽しげに魔法陣に魔力を注ぎ込んでいる。

 あたりに風が起こり、テラスの窓を打ち付けた攻撃でできた石がお父様を中心に外側へ動き、砂埃が舞い上がる。


「そろそろいいか」


 私自身も魔力を含んだ風に煽られそうで、崩れたテラスの手すりに必死でしがみつき、耐えた。


「鳥たちよ」


 お父様が両手を上げる。それに合わせて魔法陣が浮上した。

 髪が巻き上がるのを抑えつけながら、私はただそれを見ていることしかできなかった。


「飛べ、そして舞え」


 その声は予想していたよりも静かだった。

 しかし、瞬間、轟音と共に翡翠色の風を纏った鳥と、真紅の炎の鳥が顕在化する。

 その大きさはイビルホークより大きい。

 2匹の鳥は、お父様の左と右の上方で、大きく一つ羽ばたいた。


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