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わたし  作者: 星野月美
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小学校時代~ファーストシーズン1~

私の小学校時代の話を、少ししようと思う。

小学校2年生時点での私の通う学校は、全校生徒48人という少なさで、2年にあがったその時には、隣町の小学校と「合併」することが決定していた。

 

隣の小学校だって人数が多いとは言えず、私達が入っても学年34人。

それでも当時、たった5人のクラスにいたあたしにとっては6倍の人数が一気に同級生になる。


合併までの2年間、何度もレクリエイションで交流を図った。


2年生にもなると、まだまだ子どもに見えるけれど、「自我」も芽生えはじめているし、気軽には仲良く出来ないもので、「合併」という言葉を使っていても29人のクラスの中に、たった5人が入っていく訳だから、「混ぜてもう」というよそ者の感覚は拭えず、レクリエイションの度に委縮してしまっていたのを覚えている。



5人クラスの男女の内訳は、男2人に女子が3人。

その女子「3人」がそれぞれに自己主張が強いものだから、クラスの主導権は完全に女子が握っていた。


男子2人は人並み以上に優しく、穏やかで、女子のわがままに「従っている」というよりも、「聞いてくれて」いた。


当時の女子3人は「協調性」というものが欠けていたように思う。

それはクラスの中に限られるのだけれど。


それぞれに自分の意見を持っていて、それが通らなければ喧嘩やいたずらをして嫌がらせなんかをしていた。軽い気持ちのいたずらの度が過ぎて親を呼ばれたこともあった。


だけど、どんなに喧嘩をしたって次の日には仲直りしていた。

その場の感情が高ぶってぶつかったって「嫌い」にはならなかった。


当時、「ともだち」について考えたことなど無かったけれど、友達ってそういうものだと思っていた。



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