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しるし(詩集)

blowup

作者: さゆみ


闇雲に欲し続けていた

無用で不可欠の耳たち

全て受容し続けていく

欲望口のバウンダリー


気付く術などない

不必悪の満たされ

安堵と虚無の交差

傷みゆく快楽細胞


信じる価値を流出

喪失感を増加させ

前途は確かに存在

押され続けて破壊


余白は看過できず

免疫は善を悪とし

抗うことで求めた

血は流出し続ける


潰瘍を介抱されて

炎症が緩解すると

皮下注射が橙色の

錠剤に変わりゆく


欲望を希望にすり替えた

夢を偽造し単色で描いた

終わらないランドスケープ

塗りたくられるポートレート









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― 新着の感想 ―
[良い点] さゆみ先生こんにちは。いつもながら光る物がありますね。青年の初期衝動みたいなのを女性が描くというのは難しいものです。四行で連分けするのも統合は取れているし。でもまだまだです。推敲すればこの…
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