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麗林学園生徒会  作者: ゆー
生徒会の日常
3/4

生徒会の朝

―――…すこやかな、ある日の朝。


          バタンッ!!



麗林学園の校門前に、ピカピカにされたリムジンが止まった。


「行ってらっしゃいませ、愛美お嬢様。」

執事らしき人が、えんび服をビシッと着こなして言った。

その車から出てきた女性は、この物語の主人公・石原 愛美だった。


愛美が校門を通ると、麗林学園の生徒の視線は愛美に向けられていた。

「愛美様よ!」「しとやかな行動がお美しい…」

などと噂している人もいる。男子が噂をしないのは、照れくさいからなのだろうか。

この謎は、太平洋くらい深い…


愛美 「おはようございます、みなさん」

愛美がとびきりの笑顔を生徒に向けて言った。

「キャーーー!!」

幾人かの声が重なっていた。

笑顔を振りまきながら、愛美は生徒会室に向かった。



生徒会室の中には、誠二・綾乃・幸城がいた。

綾乃 「愛美!おはよう。」

愛美 「おはよう、綾乃達。」

笑顔で言うと、愛美は用意された立派な椅子に腰を掛けた。


愛美 「特に問題はなし。報告、以上。」

早速仕事の話を始めた愛美は、頬杖をついた。

綾乃 「平和なのはいいけれど、私達も暇ね。」

誠二 「ああ、そうだな。暇なのは困る。」

幸城 「やることがないと、生徒会の意味もなくなる。困ったもんだ。」

そんな話をしていると、本当に暇になってくるから不思議だ。


愛美 「新入生の名前を覚えることが先決ね。」

幸城 「新入生か… クラス、委員会、部活も一緒に覚えなきゃいけないのか?」

綾乃 「当たり前。でも、高3と高2は死ぬ気で覚えたんだからできるんじゃない?」


誠二 「綾乃、気楽すぎるぜ。高1を覚えたら高3か高2を忘れるかも。」←


愛美 「……今日も一日、頑張りましょう。」

綾乃 「……もちろん!」

幸城 「……仕事を進めようぜ。」

3人に無視された誠二は、顔を伏せて机に『の』の字を書いている。←


こんな様子で、朝の生徒会活動は終わった。




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