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第九科目 戦闘開始

「お兄ちゃああああああああん!!」

絶叫とも言える叫びをあげている光は、目の前で起こったことがまだ信じられないと、思いながらも叫んでいる、その横で、晴海と近衛が光を落ち着かせようとするがまったく意味がなかった、すると強攻を殴り突けた男が光たちに近づきながら、


「いや~あいつの気配に気付かなかったら、俺もあの変なボールでやられている所だな、でも兄の方は片付いたし、妹だけ殺しても良いが、他の二人が誰かに喋るかも知れないしな・・・よし、一応二人も始末しておこう」

この状況はかなり危険だと、そう思うしかないな、この状況はと晴海と近衛はそう思った。今この状況で晴海か近衛が縄を解いて逃げだすか、戦おうとしてもこいつはかなり強い、他の奴らとは比べ物にならない強さだと、そう実感できる、もし三人で戦ったらわからないが光は今、冷静さをなくし、まともに式を発動できるとは考えられない、


「さてと、まず誰を殺そうかな~」

そう言って近づいて来る敵に晴海と近衛は目をつぶりながら涙を流すしかなかった。こんなとこで死にたく無い、そう願うが敵の足音は段々と近づいて来ている、色々なことを考えようとして、でも何も思いつかない、もう諦めるしかないかな、と大量の涙を流していると、横から声が聞こえた。


「お兄ちゃん今日は私の誕生日でしょ、それなのに、それなのに」

まだ言っているのかと晴海は思った。いくら叫んでも現実は甘くないな、とも思った。だが現実は意外に願いを叶えてくれるらしい


「わかっているよそんなこと、光のために豪華な晩御飯と豪華なプレゼントを用意したんだからな、光のためにどれだけ苦労したと思っているんだ」

その声はまったくいつもと変わらない、だが、とても人とは思えない殺気を感じる、それに敵が動揺した瞬間、近衛が縄を瞬時に解き晴海も追いかけるように縄を解いた。近衛は光の縄を解こうとしたら、光が我を取戻しすぐさま縄を解いて逃げた。敵は逃げて強攻の後ろに回った三人を見て、


「あらあら、部下がちゃんと結ばなかったか、ま、そいつは後で殺すとして今は君たちを殺さないとね・・・ねぇ、強攻君、君、仲間にならないかい?」

それを聞いて強攻は即答した


「入るわけが無いだろう!」

敵はそれを聞くと大げさにため息つくと、


「仕方ないねぇ、君はこんな所で死ぬ様な人材じゃないんだけどね、まぁ良いけどさ」

そう言うと敵が目の前で突如消えた。


 ● ● ● ● ●


敵が消えたのを見て、強攻は冷静に周りを見渡した、そして敵が回りに居ないのに気付いて、後はと思った瞬間、強攻は後ろに回し蹴りをした。


「おっと、あぶねぇあぶねぇ、よく分かったな」

強攻が蹴った方に突如、敵が現れた。


発生魔法式ホルサーのステルスだな」

敵は驚いた顔をした後、拍手をしだして、


「いや~すごいな強攻君は、あの一瞬の間に僕がステルスを使ったのに気付くだけじゃなく、僕がどこに居るか分かるなんて、君は本当にすごいね!君は・・・」

強攻は敵が調子に乗って喋り続けるのを横目で見ながら、光たちに小さな声で、


「今の内に逃げるんだ、逃げ出せたら、外で和義と龍野が(和義と呼び捨てにしているのは本人がそうしろと言うから)いるから合流して、警察を呼んでくれ」

それを聞いた、光は頷いて見せたが、近衛と晴海はそう簡単に頷かない


「強攻君はどうするの一人で戦うなんて無理よ」

晴海がそう言うと近衛も晴海の意見には頷いた。すると強攻は


「ハッキリ言おう、お前たちは邪魔だ、だから早く行け」

邪魔者扱いされた、近衛たちはもちろん反論した。


「なんでそう思うの?」

近衛がそう言って晴海が、


「そうだよ、一人より四人の方が」

良いよ、そう言おうとした時、晴海の目の前に敵が突如、現れた。それに気付いていた、強攻は晴海に殴り掛かろうとする敵の腕をつかみ腹に一発入れようとしたが、それを敵は左にかわしてそのまま掴まれている腕ごと、強攻を地面に叩き突けようと腕を地面に向かって振り下ろしたが、それを強攻は空中の時に手を離し、振り下ろされた反動を利用して一回転した後、踵落としを敵の頭上めがけてぶち込もうとしたが、それを予想してたかの様に後ろに飛び距離をとった。その一連の動作が数秒程度で行われたことだ、強攻は光たちの方を見ずに言った。


「これで分かったか、分かったなら早く、行け!」

そう言われ、近衛たちは頷くしかなかった、圧倒的な戦力の違いを痛感するしかなかったのだ、そして近衛たちが体育館から出ようとした時、光が、


「お兄ちゃん、ちゃんと後で祝ってよ」

強攻はそれを聞いて


「あぁ、わかっているよ、それより早く逃げろ!」

そして光たちが逃げ出して、静かになった、体育館で、強攻と敵が向かい合いながら


「おいおい、良いのかよ、いくら邪魔だからっつったって一人より四人の方が良いだろ、」


「ハッキリ言おう、お前は俺一人で十分だし、あいつらがいると俺も色々と、やり難いもんでな」

まぁ良いや、と言う敵はポケットからマイク型のBPPを取り出して


「最初から本気で行かせてもらうぜ!」

そう言ってこっちに走って来る、


「こちらも手加減はしない」

そう言って強攻もまた、敵に向かって走って行った。



みなさんこんにちはなすびーでございます。いや~しかし人気がまったくありませんな~やっぱり面白くないのかなと思ってしまいます。

もう書くの辞めてしまおうかなとか考えたりもしますけど、でもやっぱり好きで書いているんだから辞められませんね、ま、次の話も見てってな~

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