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第六科目 平和な日の後は

 朝の4時、普通はみんな寝ている時間に、激しい音を出しながら、木に向かって拳を打ち付けている人が一人いた。


「兄ちゃん、ご飯にしようよ」そう言う光に


「あぁ、すぐ行くよ」

 強攻はそう言って家の中に入っていった。それで強攻は椅子に座り、光が作った朝食を食べていたら、光が嬉しそうに


「ねぇ、ねぇ、兄ちゃん今日ね私は帰り遅いから先に食べといて」


「どうしたんだそんな嬉しそうな顔しながら、どこかに寄り道するのか?」


「うん、そうなんだ、近衛ちゃんと晴海ちゃんが暇なら、一緒にケーキ屋さん行かないかって誘ってくれたんだ」

 そうか、と思いながら強攻は


「でも光、三人だからって油断するなよ、誘拐されないように気を付けろよ」

 そう言うと光が怒りながら


「私、そんな弱くないもん、お兄ちゃんに言われなくたって大丈夫だよ、」

 そう言って光は怒るのをやめ笑っている、それを見ている強攻はとても心配そうにしているが、時計を見てそろそろ時間だよと光に声をかけて自分の準備のため強攻は部屋に行った。それを動きをじっと見ていた光が


「やっぱり忘れているのかな、お兄ちゃん、もういいや早く私もしたくしよっと」

 そう言いながら光も自分の部屋に戻っていった。



 ●  ●  ●  ●  ●



 その日の強攻は学校に着いてからずっと忙しい、武装委員長に部活の細かい内容や必要な部費などのことを書く紙を渡されて


「それを今日のうちに出しといてくれ」


「今日まで、ですか?」


「あぁ、今日までが締切なんだすまないが頑張ってくれ」

 そう言って俺の肩に手を置いてさっさと行ってしまった。うな無茶な、と強攻を呆れていたが、さらにクラスの中で学級委員を決めることになって投票でなぜか俺が


「じゃあ、強攻君に決定ね」

 と言うぐらいな感じで鮮やかに決まった。あとでいろんな人に聞いたら、どうやら武装委員長がみんなに、俺に入れるようにたのんだらしい、武装委員長はいったい何を考えているのだろうか、まぁ今は忙しいからまた後で考えよう、それより今は委員としての仕事をしないといけない


あらしさん、この資料はこっちで良いんだよね?」

 強攻が腕に学級委員と書かれた腕章を付けている髪が短くとても活発そうな(と言うより実際に活発的な)子が声に気が付いてこっちを見ながら


「うん、そうだよ、強攻君、これってどこに置けばいいかな?」

 彼女の名前は、嵐 琴音ことねさっきの学級委員の投票で決まった。もう一人だ彼女は自分からやると立候補した、がんばりやだ。そんな情報分析をしていた強攻は、琴音の質問に情報分析をやめ


「あぁ、それならこっちですね」と答え

 ありがとうと琴音が言った。そして委員としての仕事を終えて昼食を龍野と食べながら、ひと段落していると


「お兄様こんなところにいらしたんですか」

 と光が自分の手作り弁当を持ってやって来た。その後ろに


「ちょっとまってよ~」

 と晴海が言いながら近衛と一緒にこっちに向かって来る


「兄様、一緒に食べましょう」

 と光が強攻の横に座って弁当を広げると、から揚げを強攻に向けてあーんと食べさせようとしている、それを見た龍野たちは


「兄妹であんなに仲が良いなんてすごいな」


「あれって仲が良すぎるような気がするんだけど」


「うん、確かに仲が良すぎる、何か理由があるのかな?」

 そんな疑問を抱えながら昼食が終わった。

 そして午後の授業では昨日に引き続きプログラムを作成した。(ついでに午前は普通に数学の授業をした)

 その日の長い一日を終え、あとは部活書を出すだけになった、放課後に少し残って部活書の作成をしていると


「兄様」と光が近衛と晴海を連れてこっちに声をかけて


「では、兄様、私たちはケーキ屋によりますのでご飯は自分で作ってください」


「わかっているよ、光たちも気を付けて帰るんだよ」


「「「はーい」」」

 三人とも息ピッタリにそう言うと教室から帰って行った。

 強攻はその後、部活書を先生に出して帰ろうと思ったら、後ろから突然


「おぉ、強攻か丁度いいところに、強攻お前の家に行って良いか?」

 ぶしつけにそんなことを聞いてくるが、もう慣れてしまった。


「良いですけど、どうしてですか?」

 と質問していると違う方から声がした。


「あ、強攻まだいたんだよかったぁ、それより僕さぁ君の家が見てみたいから付いて行って良いかな?」

 なんと龍野かとおもったら龍野までも来ると言うのだ、それに


「そこまで俺の家がどんなのか知りたいのか?」


 そうすると二人とも頷いた。


「わかりました。じゃあ帰りましょう、龍野、委員長、」

 そして三人は強攻の家に向かった。

 強攻がプログラムキーを使って家の扉を開けていると。


「あれ、今日妹さんは?」と龍野が聞くと


「あぁ、ケーキ屋に行ったよ」と答えた。そうしているうちに鍵が開いた。すると龍野たちが中に入りあたりを見回すと


「いたって普通だなぁ」


「普通の家だねぇ」

 おいおいなんで普通の家じゃいけないんだよ、そう思っていると電話が鳴った、強攻が電話を手に取って話を聞いていると、だんだん苦い顔になって電話を切ると


 龍野たちに向かって


「光たちが誘拐された」

みなさん投稿が遅れてしまい申し訳ありませんでした。また投稿が遅れるかもしれませんが、その時はよろしくお願いします。

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