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第14科目 掃除

いやー遅れてしまいました。

俺は最初に驚いた、いきなり光が椅子から立ち上がり俺の所に来たと思ったらいきなり抱いてきたからだ、俺は困惑しながら光に離れてくれと言おうとしたら、今度は頭をなでてきた、そして・・・


「泣いて・・・・良いんだよ」それは光の声だった、とても小さい声だった、抱きついていなかったら聞き取れなかった声だった。俺はみんなの前・・・光の前で泣いては駄目だと・・光に心配をさせてはいけないとそう思ったのに・・・思ったのに。その時には俺は大粒の涙を流しながら掠れた声で泣きながら、みんなの見ている中で、俺は泣いた。


しばらくして、和義が「今日はもう帰ろう」と言い、みんなそれに素直に従い、自分の家に帰って行った。俺はみんなが帰るころには目は泣いて赤くなっていたが涙は流していなかった、そして妹と二人っきりになりどうすれば良いかわからなかった、俺は料理の乗っかっていた皿を片付けるようとテーブルに向かったが、光に袖を引っ張られてその場で足を止めた。どうしたんだいと平静を装いながら言おうとしたが、光が先に言葉を発したため俺の言葉は喉の奥に引っ込んだ。


「お兄ちゃん・・・プレゼントは?」俺は一瞬、心の中で、はぁ?何を言っているんだと思った。


「はぁ?何を言っているんだ光」違った言葉にも出てた。それを聞いて光は今度は顔を赤く染めて先ほどより少し大きな声で


「私の誕生日プレゼント!!」光が言い終えた時には顔が真っ赤っかになっていたがどうやらこの重い空気を無くしたかったみたいだ、それを見てとても微笑ましくて仕方がない、俺は光に「ちょっと待ってろ」と言い急いで二階の自分の部屋からBPを持って来た。本当はもっと女の子が好む物を渡した方がよかったかもしれないな、と今更そんなことを思いながら。


「光・・・その・・えっとぉ今日はありがとう」言わない方がよかったかもしれないまた掘り返すようなことを言って、でも言わないと俺がスッキリしない、それを聞いた光は案の定苦い顔をしてしまった。俺は先ほどまでのお返しとばかりに苦い顔しながら泣きそうな光の頭をおもいっきり、撫でながら、ついさっき俺を救ってくれたことを心から感謝の気持ちを込めて


「光!誕生日おめでとう!」それを聞いて今度は光が泣いてしまった。人の心を読めるわけでは無いがでも光は今、嬉し泣きをしているのではなかろうか、泣いているはずの光の顔は満面の笑みなんだから。


  ●  ●  ●


数日がたち学校内で龍野たちと会うたびに重い空気になっていたのもやっと収まり、いよいよ学校の授業も本腰を入れてくことになるが、五組は相変わらず先生が来るはずもないので自主勉強中である(これ学校来る意味あるのだろうか)そしてあっという間に昼食になり、いつものように光たちと楽しく食べ、そのまま午後の授業もあっという間に終わり、そして今日からいよいよ部活動が始まる俺は龍野を連れて書類を提出した時に決められた部室に向かった。そこはとても部活動が出来る部屋ではなかった、部屋は埃だらけでさらに今ではもう使われることの無くなった、パソコンが放置してあった。(今では各企業が各々独自の物を開発するため全てをまとめた呼び方が存在しない)どうやら部活動の一番初めは掃除で決まりだな、俺は横で今すぐにでも帰ろうとしている龍野の襟首を掴み、部室に入った。

 しばらくして光たちが来たので、なんとかその日のうちに終わらせることが出来た。

ちょっと区切りを良くしたほうがいいかなこれは、後お知らせですが今pcが使えないので少し遅くなるかもしれません、ちなみに使えない間はゲーム機を使います、この話も1/3はゲーム機でやりました。それでは次も見てくると嬉しいです。

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