第十科目 本気
すいません二か月以上も間を開けてしまってアイデアが思いつかなかったのと忙しかったもので手を付けられませんでした。だけど投稿はしていきます。あまり見てくれる人が居なくても、たとえどんなに忙しくても、みなさんも、もし余裕があるなら見てくれるとうれしいです。
体育館の中では激しい爆発音が鳴り響く、その中で強攻は敵の攻撃をかわしていた。
「どうしたんだい、強攻君、かわすことしか出来ないのかい」
そう言って弾奏魔法式を強攻に向かい何千もの、水属性の弾丸を撃っている、強攻はそれを紙一重でかわしながら敵に近ずき殴り掛かろうとするが、敵は後ろに軽くジャンプして簡単にかわしてしまう、このままでは危ないかもしれないと強攻は内心で焦っていた。顔では出さないようにしているが後、三十分もしたら光達が呼んで来た、警察が来るだろう、がそれまでに俺の体力が持つか分からない、それに、
「見えない弾丸まで撃って来るとは思いもしなかった!」
くそ、と呟きながら考えた、敵は発生魔法式と弾奏魔法式を組み合わせて見えない弾丸を作り出している。
「よくわかったね、そうさこれは発生魔法式で作ったステルスの壁に弾奏魔法式で作り出した弾丸を当てることで作り出す、簡易ステルス弾だよ」
敵は満面の笑みで答えたが目は人を殺す目をしていた。強攻は自分の考えが合っているのがこんなに嫌だと思ったことは無かった、強攻は目で見えない分は音や大きくかわすことにより当たるのを避けていたが、敵は撃ち方を変える事によって見えない弾丸を音で判断出来ないようにしてくる、この状況が続けば圧倒的に不利になっていくだけだが避けるので精一杯でどうしようも無い、時間もまだ五分しかたってない、残り二十五分までどう耐えきるかが問題になる、もし耐えれなかった場合
「出来れば使いたく無いが、状況によっては使うしかないな・・・・また怪物扱い、されてしまうのだろうか、そうなると俺より光の方が心配だもしまた苛められでもしたら俺はどうしろってんだ」
弾丸はどんどん速度上げていっている、このままでは本当に使うしかなさそうだが・・・まだ使わないでおこう、まず先にこれを使ってどうなるか考えても遅くは無いはずだ、強攻はそう思うと胸ポケットのボタンを外し、開けたポケットからビー玉サイズの機械を大量に取り出し全体に広がる様に投げた、そして数秒後に小さい爆音と光が起きた。一つ一つは体に害は無いがそれが二、三十個あれば話は別だ耳をちゃんとふさがないと鼓膜を簡単に破壊し、脳に衝撃を与え体が一時的に動かなくなる。もちろん敵はあんな小さいのがスタングレネードだとはわかないはずだ、強攻の予想通り敵は
「く・・そう・・・なんだ・・これ・は・・から・だが・・・うごか・・ない」
敵はどうやらそこまでは予想出来なかったようだ、敵は耳に激痛が走り、体が満足に動かせないためそのまま床に倒れ込んだ、このまま後は敵を気絶させれば、そう思い強攻は敵に近づこうとした時、体中に激痛が走った。
「なんだ・・・この・・・痛みは・・・電気?・・一体何処から・・来たんだ!?」
その痛みは測り知れなかった。体は五感全てが痺れを起こし音が聞こえず光も見えない状況に陥り膝から倒れる他無かった、一体どうして新手の敵か、それは無いはずだ敵は連絡した様子は一度もなかったそう考えると敵が電気を放ったのか?あの状態では強力な電気が発動出来ても目が見えない状況であてることは出来ないはずだ、なら一体どうやって?
「あ・・・・・ぶな・・・・・だった・・」
そう言いながら敵は何かを喋っている、だがまったく聞き取れない一体敵は今どういう状態で今俺は有利なのか不利なのか、確実に不利だろう敵の状態はそろそろ回復してるころだ、そして俺は敵の攻撃を受けて五感が機能してない、少しは回復したが音が微妙に聞き取れる程度だ、圧倒的にこちらが不利な状況、残り時間は後十分ぐらいだろう、このままだと確実に殺されてしまう、一体どうするどうやってこの状況を覆す、頭をフル回転させながら対策を考えるが、どれも体が動かなければ意味が無い、
「くそう、まさかこんな隠し玉持っているとは本当に高校生かよ強攻君は俺が水弾を使って床を濡らして置かなかったら確実にアウトだったよ」
耳は大分よくなったみたいだ視界もぼんやりしてるけど何とか見えるようになって来たか、だがまだ体は動かせないか、だが視界が見えるならまだ勝機はある
「これ以上何かされたらたまんないからなささっと殺しちゃおう跡形も残らないように木端微塵にね」
敵は明らかにうれしそうな声で魔法式を発動しよう時、突然敵の頭上に式が現れた。
「ん、なんだこの式は強攻君もしぶといねぇ、まだこの状況でも足掻くのか大人しく殺されてくれよ」
そう言って敵は自分の上の式に向かって水弾を撃った、同じ魔法式同士なら相殺し合って消えるはずだった、だがその式は消えずこちらの水弾だけが消滅した。
「強攻君、このタイミングで科学式を発動したってどうにもならないよまさか俺の体を強化するわけでも無いでしょ、じゃ大人しく死んで貰おうかもう負けは決定だし」
敵はかなり余裕が出来て来たのだろう笑いながら魔法式の発動準備をしているどうやら跡形も残さないようにするのは本当の様で床の水や自分で発生させた水を集めて巨大な弾丸を作りだしている、あれを受ければ本当に跡形も残らないだろう、だが強攻は落ち着いた様子でこう言った。
「いいや、負けるのはお前だ、もうこの時点で決着は付いている」
余談ですがもしかしたら一話完結小説を書くかもしれません、もし人気があがったら考えています。まぁ、人気が無くても書くんですがね、では次回も見てくれるとうれしいです。