第2章 「 」
前作も読んでいただきありがとございます
今作も読んでいただけると嬉しいです。
1年前
俺は新社会人として地元を出た。
新しい一人暮らし、新しい仕事に追われながらもなんとか生活を送っていた。
家に帰ると「おかえり」と言ってくれる母がいない、ビールを片手にテレビを見ている父もいない
「そうか、俺はひとりなのか」と心寂しく思ってしまう。
ピコッ
スマホの通知音がなり、見てみると
「やっほー風太!!地元から出た気分はどうだい?地元が恋しくなってきたんじゃないの~?いつでも待ってるからね~!!」
「元気なやつだな」
「まだ一週間しか経ってないのに、地元が恋しくなるわけないだろ」と返信した。
「さて、夜飯でも作るか」と
ピコッ
再びスマホを見てみると
「今君の家にいるよ~」
「はぁ!」
俺は急いでドアを開けた。
すると、目の前には彼女がいた。
「やっほー風太!遊びに来たよ~」
「なんでお前、家知ってんだよ!」
「ふっふっふ、君のお母さんが内緒で教えてくれたんだよ~」
「え、ちょ、はぁ!?」
俺が困惑している中、スマホから通知音が聞こえ、再びスマホを見ると
「今鈴花ちゃんが家に着いたと思うんだけど、仲良くしてね、あと追い返さないように 母より」
「なんで」
「お邪魔します~」
「おい、ちょっ待て」
鈴花はずかずかと家に入っていった。
「ったく」
家のドアを閉め、再び夜飯に取り掛かった。
鈴花は颯爽とベッドに飛びつき、テレビをつけた。
「ねー風太、今面白いテレビないんだけど~」
「しょうがねーだろ、今の時間帯なんて面白いのやってないんだから」
頬を膨らました顔で俺を見てきた。
「夜飯、カップラーメンにするけど、いい?」
「いいよ~、それよりお風呂入りたいんだけど」
「シャワーでいいなら」
「それじゃ、お先に入ってきます~」
「騒がしい人が来たもんだな」と心の中で思った。
それからは、鈴花が風呂に出た後、一緒にカップラーメンを食べ、鈴花はスマホいじりに入り、俺は片付けと明日の準備をした。
すると鈴花が
「ねぇ風太、風太はなんで地元を出たの?」
俺は一瞬手が止まった。
「え、急にどうした?」
鈴花は俺の方を見て
「だって、地元でも風太がやりたい仕事とかあったんじゃないんかな~って」
鈴花は俺の方をじっと見てくる。
「俺はやりたい仕事よりも、地元を出ることが一番だったんだ」とぎこちなく言った。
鈴花は俺の方からテレビの方へと視線を変えるとき、寂しそうに「そんなに地元が嫌なんだって、初めて知ったよ」と
鈴花は続けて「ねぇ、どうして私がここに来たと思う?」
俺は考えずに黙ってしまった。
「それはね、最後のわがままとして風太に会いにきたんだよ」
俺は鈴花の方を見た。
「どういうことだよ」
鈴花は横になった体を起こして、風太を見た。
「私、これから病院で過ごすことになったの」
俺はただ鈴花を見た。
「どうして」
ピコピコ
鈴花のスマホから通知音が聞こえた。
「お父さんが来たみたい 急に家に入ってきてごめんね」
俺は立ち止まってしまった。
どうして、なんで
「そんなに落ち込まないでよ、病院は風太の家の近くなんだから、会いに行けるよ」
鈴花は俺を軽く抱きしめた。
抱きしめながら「一緒に病院に行ってみる?」
とささやく鈴花の声が聞こえた
俺は「見送りだけで......」と
家を出て、彼女の車まで行った。
少し歩くと、そこには、鈴花のお父さんが運転席で待っていた。
「じゃあね、風太 いつでも私は病院で待ってるから」
「あぁ」
俺は手を振った
鈴花は車に入った。
「大丈夫か」と鈴花のお父さんは言った。
「うん、全然大丈夫だよお父さん」と鈴花は寂しく言った
「そうか」
車が動いた。
走り去る車の前に俺は、後ろ姿の鈴花は寂しく辛い背中が見えた。
最後まで作品を読んでいただきありがとうございます。
いかがでしょうか。
相変わらず文章下手なのは許してください




