高校生期4
「おはようございます!今日からよろしくお願いします!」
今日からレストランの裏方で料理を担当する
「三浦くん、とりあえずキャベツの千切りお願いしていいかな?」
「はい。このダンボールにあるの全部ですか?」
「あーそうじゃなくてどの程度できるか知りたくてねね」
「なるほど、キャベツの千切りが見極めになるのか」
「はい、では始めます」
トントンとリズムよく切っていく
「こんな感じでいいですか?」
「三浦くんって料理するの初めてなんだよね?」
「作るのは初めてではないですがレストランで提供する料理は初めてです」
「なるほど、じゃどこかで作ってた経験はあるんだよね」
「ウチは片親なので小さい時から料理は独学ですがなんとなく作ってました」
「すごいね」
「え?そうなんですか??」
「うん、綺麗な切り方するなーと思ったくらいだよ」
「ありがとうございます」
「じゃ、今日から色々先輩に仕事教わって覚えてね」
「はい、ありがとうございます」
「失礼します。今日からこのキッチンで働くことになりました三浦直樹と言います」
「よろしくお願いします!」
よろしくーと返ってきた
首に赤い布を巻いた人が俺に
サラダの作り方教えるからそれを30皿作ってもらおうかな
皆からチーフと呼ばれていた
「分かりました」
こうやって、こう盛り付ければいいから」
「よろしくね」
「足らない分は言ってくれれば切るから」
「はい。」
(色々覚えるのっておもしれーな)
(色鮮やかになって行く行程とかも何もない所からだからこれもかなりやり甲斐あるわー)
なんて思いながら1つ1つ丁寧に確実に仕上げていく
そこからも色々教えてもらいながら時間はあっと言う間に過ぎた
「三浦くんは21:00までだからね」
「ちゃんとカード切ってね」
「はい。分かりました!」
初日も無事に終わった
「お疲れ様です、お先に失礼します」
バイクに乗り1度帰って次はキャロルだ
(1日が長いな、、、、)
部屋に行くと学校に行くブレザーのズボンが2着あった
それに黒服の制服も綺麗に畳んであった
直樹へ
お店に来る時にその制服持ってきてね
ロッカーも昨日の夜にマネージャーが用意してくれたみたいだから来たら声かけてねー
制服は少し長めにしてるからね!笑
ありがとうございます裕美さん!
「よし!行くか!」
「おはようございます!」
「あ、マネージャー」
「ロッカーありがとうございます」
みうん、そこ使って」
「貴重品は皆んな金庫に入れるから声かけてね」、
「はい」
スーツに袖を通す
姿見に自分の姿が見える、、、おお、、大人だー
直樹きたのー!?と裕美さんの声が聞こえてた
「あ!いた!」
「へー!いいじゃん!!」
「直樹スタイルいいしカッコいいから似合うね!」
「ありがとうございます!」
「ではグラス洗いに行ってきます」
「あ、直樹くん。君は今日からママを見てて」
「へ、、?どう言う事ですか?」
「直樹くん。ママが接客してる時に手を上げたり何をこっちを見たりするからそれを見逃す事なく対応してほしい」
「はい、、、それ自分やっていいんですか、、?」
「重要な担当ですよね、、?」
「そうだね。本来なら私がやる事なんだけどね」
「それに1人でデーブルをいくつも担当するんだけど
しばらくはママに着いてほしい」
「よろしく頼むよ」
「はい、頑張ります!」
ホールに立つ
ママから一定の距離を保ちつつ周りを見てみる
お客様はボックス席に座り女性スタッフとお酒を交わしこの時間を楽しめるのが分かる
男性スタッフはほぼ裏方に回りお客様から極力見えないような位置に立つ、、、徹底しての雰囲気作りとサポート。
(すごいな、、、)
そう思っているとママが手を上げてる
すかさず近くに行き座る
「チェイサー持ってきて」
「かしこまりました」
カウンターに行きた、、、すいません、、、
「ん?何?」
「えーっと、、、、、ちぇんさ?を下さい」
「あーチェイサーね、少し待ってねー」
「はい持って行って」
「はい」
「ん?水じゃね、、、?」
すぐに持っていく
お待たせしました。こちらを、、、テーブルに置く
少し手間取ってしまった
すかさず裕美ママが
ふふ、焦らない事よ?と笑顔でその場をきれいにおさめてくれた
立ち位置に戻るとマネージャーから焦らずにやって行こう
「男性スタッフはお客様からすると邪魔な存在だからちょっとしたミスですら怒るキッカケになる注意してね」
「はい」
そんな緊張の中時間がすぎて行きラストの時間を迎えた
「ふうー精神的に疲れたー」
「直樹お疲れ様」
「はい、、、途中ミスってすいません」
「うん、これから覚えて行けばいいよ」
「一応マネージャーに色々教えてって言ってあるからね」
「じゃ着替えてくるね〜」
「はい」
着替えも終わり店を出た
今日は長い1日に思えた、、、
「さすがに疲れた?」
「そうですね、、ただ今は疲れより不甲斐ないなと言う気持ちの方が強いです」
「ふふ、直樹まじめだね!」
「そうですかね、、、」
自宅前に着いた
「ママすいません」
「自分1度お店に行ってきてもいいですか?」
「んー?何か忘れたの?」
「いえ、今回の事で何が悪かったのかを知りたくて、、、」
「あーあれねー」
「直樹、とりあえず今日は帰ろう」
「ウチが教えてあげるよ」
「ママに負担かけるわけには、、、」
「すぐ終わるし大丈夫だよ」
「分かりました」
「とりあえず着替えよっか!」
・・・・
リビングのソファにママが座る
「直樹ちょっと離れた所に立って」
「今からウチが手を上げるからすぐに来て」
「分かりました」
「じゃいくよー」
手が上がりすぐママの近くに行く
「はい、ダメー」
「え、、、?」
「そこだと思いっきり見えるでしょ?」
「それにグラスを取り替える時に腕が伸びてしまってカッコ悪いんだよね」
「だから直樹はウチと同じ向きで少し後ろに着くの」
「そうすると目の前にデーブルがくるでしょ?」
「はい」
「でね、ウチらは話をしながら空いたグラスを手前に集めるから」
「だいたいこの辺りにね」
「ほらそこから腕出してグラス持って見て」
「おお、、、すげー!届きます!」
「でしょ!」
「それと灰皿は新しい灰皿を上に重ねて灰が舞わないように蓋をして回収して新しい灰皿を置くんだよ」
「なるほど、、、ありがとうございます!」
「さっそく明日から実践します!」
「あの!それと1つ質問なのですがチェイサーってなんですか?」
「あーあれは水だよ」
「ですよね、、?」
「深酔いしたお客様にしれっと薄めたりするのよ〜」
「なるほど!」
「気持ちよく帰ってもらうくらいに酔ってもらうくらいがいいからね!」
「勉強になります」
「じゃ!お風呂も沸いたした入ろうか!」
「はい!」
「疲れたって言ってたのに元気じゃん!!」
「たまには口でやってあげようか?」
「いやいや!ママにそんな事させれないですよ!!」
「はは、たまにはいいじゃん、、、、」
「ああ、、、たまらん、、、上手だよ、、、、」




