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生きるとは何か  作者: ルーツ


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成長期11

中学3年にもなるとタカシやユージも進路など多方面で忙しくなっていた

周りはすでに志望校など進路を考える時期で目標に向けて動きをみせていた


そんな皆んなを他所に俺はもう卒業すればこんな田舎を出る

そんな大枠な事しか頭にはなかった

そんな日の夜にリュージさんと一緒にご飯を食べていた


「なあ、一応聞くけど直樹は進路しないのか?」


「うん、リュージさんには色々お世話になりっぱなしでこんな事言うのは気が引けるけどやっぱ香織を迎えに行きたい」

「それに今更勉強しても無駄だし」


「それで向こうで何すんのよ?」


「え?」


「ん?」


「何って何?」


「はあ?待て待て直樹、、、東京行って何すんのよ?」


「だから香織を迎えに行くって」


「それは分かるけどその後は?」


「その後、、、、、、、。」


「はあ、、、、あのなぁー、、」

「仕方ない奴だな、、現実的な話しをしてやらないと全く分かってないみたいだな」


「俺も行った事ないから詳しくはわからんねーけどよ?」

「家賃なんかがめっちゃ高い、しかも狭い」

「それに中学卒なんて未成年だろ?」

「早紀さんも一緒に行くのか?」

「しかも仕事とか宛あるのか?」

「別に東京に行く事を反対してる訳じゃねーんだよ?」

「ただ行った後の事も考えないとだろうよ」

「それに生活を安定させる必要も出てくるよな、それがどのくらいかかるかとか分かってねーだろ?」


「仮に1年くらいで安定したとして香織ちゃんをどうすんだよ」

「話を聞く限り優等生なんだろ?」

「そりゃ高校行くだろうし下手すりゃ大学まで行くだろうよ」

「そんな子を迎えに行って香織ちゃんの人生全て背負う事できんのか?」


「ごめん、、一気に難しい事言われても何んて答えればいいか分からない、、、」


「ただ卒業したら迎えに行くって言う事くらいしか考えていなかったから、、、」


「ダメだこりゃ、、、」

「恋は盲目どころじゃないぞ、、重症だよ、、、」


「とりあえず金貯めろ」


「え、、?貯めるどころか0なんだけど」


「話し聞いてればそんな事は分かるわ!今日からバイトしたお金貯めとけ」

「それで卒業するまでに最低でも100万は必要だと思え」


!!


「そんな大金無理だよ、、、」


「今はな。ちょっとついて来い」


リュージさんに連れて来られたのは以前連れてってくれた焼き肉屋だった


「悪いが明日からこいつ皿洗いで使ってやれ」

「時給1000円で」

「18:00〜ラストまでだ。よろしくな」


「中田さんが言うならそのように」


「直樹、明日からここで働け」

「ここの給料は1円も使うなよ?分かったか?」


「はい!分かりました!」


「よく聞けよ」

「お前の周りは高校受験なんかやって準備してんだよ」

「直樹も一緒でお前は東京に行く為の準備をしろ」


「分かった!」


「本当だろうな、、、?」


「詳しくは分からないけど貯金したお金で東京に行ってそこで生活をする為のお金って事でしょ」

「うん。やるよ俺」


「そーかよ!まあせいぜいがんばれ」


急遽明日からこちらでバイトする事になった


その日は裕美さんの自宅にお邪魔していた


「へー明日からあの店で皿洗いのバイトするんだ」


「はい、東京はお金がかかるみたいで100万貯めろってリュージさんに言われまして、、、」


「はは!いいねー 若いと動けるからね〜」

「ウチも少しだけど東京で生活してた事あるんだよ」


「まじっすか!どんな感じなんですか?」


「んー、、、なんだろ、、、自分の事だけで精一杯みたいな感じで周りの人達に興味ないって感じかな」

「何より家賃が高すぎるよ、、、」


「あ、リュージさんも同じ事言ってましたよ、、、」

「そんな高いんですか?」


「うん、、すごいよ」

「あとびっくりしたのが駐車場かな」


「へーデカいんですか?」


「違う違う。お金払うのよ、、、しかも1時間ずつ」


「え、、、何ですかそれ、、、」


「自分の目で確かめるのが1番だとは思うけどね笑」


「そうですね」


「じゃ今日は私の番だからね!」

「ふふ、普通に会話してるって思ってたけどギンギンじゃん」


「はい、、、、、」


・・・・・・・・・・


今日から折り込みと皿洗いのバイトの掛け持ちが始まった

新聞屋のおじさんにお願いして週4にしてもらった

皿洗いも毎日欠かさず入って終わるのは夜の11時


この時代はまだ給料は全て手渡しだった


それなりに貯まったいるとは思うけどまだぜんぜん足らない、、、


そんなある日久しぶりにタカシとすれ違った


「よー!元気してるか?」

「バイト浸けなんだろ?」

「東京いく準備ってか?」


「まぁな、そっちはどうなんよ?」

「進学するんだろ?」


「いやー進学は無理だな」

「だから俺は専門科のある私立を受ける事にしたよ」


「へーそんなのあるんだ?」


「あるんだよ。2つあってまだマシな方だけどな笑」


「マシじゃない方って何だよ」


「日本各地のエリートが集まる偏差値32って言われてる所だよ」

「名前さえ書ければ受かるってさ笑」


「なんだそりゃただの頭悪い奴らが行く高校なだけじゃん笑」


「そうだな!そこだけは行きたくないからやりたくもない受験勉強してるよ!」


「そっか!タカシも自分のやるべき事に向けて前むいてんだな!」

「応援してるよ!頑張れ」


「おう!ありがとな!」


「じゃバイト行ってくるわー!」


タカシと別れてバイト先に向かった


そんな皿洗いのバイトが終わってバイク置き場に向かっていた時だった


なんか騒がしい、、、なんだろう?と思って見に行った。


なんかおっさんが女性の腕を引っ張ってどっかに連れて行こうとしていた

女性も抵抗していてその間にスーツ着た男の人が女性を持ってる手を離そうとしていた


「今までお前にどれだけ注ぎ込んできたと思ってんだよ!!」

「なんだよおまえは!」


みたいな事を大声で言ってた


そんな騒ぎにリュージさんも来ていた

そんな抵抗してる女性の髪がふと顔を出した、、、


母さんだった、、、、


足が勝手に動いた

そんな俺に気づいたリュージさんが周りの男の人達に後は直樹に任せとけ。と言う感じに静止させてくれた


「おいおっさん」

「その手離せ」


「あ!なんだ!?ガキが!」


おっさんの胸ぐら掴んで寄せる


「おい、離せよ!!」


「な、なんだよ、、お前関係ないだろっ!!」


「大いにあんだよ!こっちこいよ、、、、」

そのままビルとビルの間に連れて行った


「ガキが大人に手だしてただで済むと思うなよ!?」


「どうなるんだよ?教えてくれよ」

「あ?早くやってみろよ!」


ガキが!舐めやがって!!と殴りかかってきた


そんなへなちょこパンチなんか当たるわけもない


避けて両手で体を押して距離を取った


「何だよ?早く来いよ」


!!


「何だよお前は!関係ないだろ!誰だよてめー!!」


「うるせーな、、、母親が汚たねーおっさんに触れられてるのを黙って見てるわけねーだろうがよ」


「お前、、あの時のガキか、、、、」


「あ?」


(こいつ、、、俺から1000円取って行って奴か、?)


「はは!お前情けねーな!!」

「ほーらこいよ?」ら

「お前みたいなくだらねー奴になびくわけねーだろ笑」

「その前に俺がいるからな!」

「ほら、俺やらないと二度と会えなくなるぞ」

「ま、逃がさねーけどな!」


尻もちついてる奴の顔に横蹴り

そのままゆっくり歩いて前髪持って何度も殴る、、、

少し距離を取って腹に蹴り酒でも飲んでいるんだろう、、その場に汚物を吐いた


「汚ったねーな、、、」


そのまま右、左と殴りただのサンドバッグのおっさんが自分の吐いたところに顔が落ちた


「二度と母親に近づくなよ」

「来たらこんなもんじゃ済まねーからな!」


 ぺっ!


一応報告しておこうと思ってお店に歩いた


店前に母さんとリュージさんがいた、、、


俺の右肩に母さんが顔を寄せて、ありがとう。と

俺の左肩にリュージさんがバシッ!と手を置き

いいぜ直樹!男見せたな

と言ってくれた


これ以降おっさんは母さんとの接触はなくなった


先に帰りますね。と言って自宅に帰った


その2.3時間後に母親が帰ってきた


「おかえり、今日は勝手な行動してしてごめんね」


「あの人はずっと前からしつこくてね、、」

「どう対処すればいいかリュージも悩んでいたのよ」

「まさか直樹が解決してくれるとは思わなかったけどね」


「不謹慎かもだけど。ざまーみろって思っちゃったよ!」


その瞬間の母さんは女の子みたいな可愛い笑顔だった、、、


やっぱ母さん綺麗だ






































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