成長期8
教室で席に座ってただぼーっとしていた、、、
この前の事と今の差がありすぎて刺激がなくただ黒板をみて時間が過ぎていく、、、
こんな時ですら時間は有限なんだと感じていた
昼休みに2人が教室にきて何やら談笑していた
「なあ、なんかさ、、このまま時間が過ぎて行くのもったいなくねーって感じる時ってある?」
「んーどうだろ?あまりそんな風に感じた事はないかな」
「俺も特に思わねーけど今が楽しければそれでいいかなーって感じかな」
「そっかー」
「どうしたの?」
「なんか直樹の雰囲気変わった感じするけど」
「そお?」
「まあ、あれから少し、、だいぶかな、、あってさ」「なんか俺って2人にもそうだけどすげー迷惑かけたんだなーって感じてさ」
「最近これから俺どうなって行くのか、、なんて考えてしまってるんだよ」
「なんか急に大人みたいになったね!」
なんて言うユージ
「お前みたいに男前なら楽しいだろうけどさ、、、」
「直樹、、そりゃ俺は楽しくないみたいな捉え方するぞ?」
「え、、?そうじゃないの?笑」
「お前まで、、、郁美ー!!」
「あははは!なんだよ、まだ郁美解放してないのかよ」
「はー?お前、、俺の最高傑作を手放すわけないだろ!」
「お、おう、、、やけにマジだな、、、どうしたよ、、」
「あのな、、今の郁美はやべーぞ、、、、」
「あんなのバレたらそこら辺の男なんぞ持って行かれるぞ、、、」
「正直、、あそこまでの持ち主だとは俺ですら思わなかった、、、」
「へー で?」
「タカシ、お前郁美とヤッたの?」
「関係続いてるんだろ?」
「まあ、そりゃね、、、口だけで?終わるわけ?ないよな、、、、?」
「直樹、タカシは郁美と付き合ってるよ」
「お前マジか!!」
思わず席を立った、、、
「かーー!!なんでそうなるんだよ、、、」
「まあ、いいや、、、」
「ちなみにユージって郁美に抜いてもらった事あんの?」
「え?ない!ない!」
「本当に?」
「ないって!俺今付き合ってる子いるし!」
「おいおい、、、俺の知らない所でちゃっかりやってる事はやってんだな!!」
「はあ、、また俺1人かよ、、、もういいや、、、」
チャイムがなり解散となった
その日はバイトがあってバイト先で先輩達が何が話をしていた
「お!丁度いいところに!」
「なあ、三浦って足なに使ってんの!?」
「はい?足って何っすか、、?」
「だから、ここまで何で来てんの?って聞いてんだよ」
(足、、、なるほど、、、)
「チャリっすけど何か、、、?」
「いいね!三浦さ俺のバイク買わない?」
「え?バイクっすか?」
「そうそう!あそこにあるやつなんだけど」
見るとスクーターがあった
「んー今すぐにはきめられないですよ、、、」
「えー、、、、」
しょんぼりしてた、、、、
「あの、なんか理由あるんですか、、?」
「いやさ俺中免取ったから新しいバイク買おうとしたんだけど欲しいのが高くてさ、、」
「そしたら先輩がもう乗らないから売ってやってもいいなんて言うから金額聞いたらあと3万足らないんだよ、、、」
「親方に前借りお願いしたんだけどダメでさ」
「だから誰かあのバイク3万で買ってほしいんだよ」
「今日までが期限で買えなかったら他の人に売るって言ってんのよ、、、」
「なるほど、、ちなみあれって免許いるんですよね?」
「いるけど、、、誰でも乗ってるだろスクーターくらいなら」
「そう言うもんなんですか、、、?」
「な!?どうよ?」
「乗った事ないんでバイト終わったら1回乗ってみていいっすか?」
「あーいいよ!検討してくれよ!」
・・・・・・・・・
バイトが終わって先輩に声かけた
「終わったんで乗せてもらっていいですか?」
「あ、ああ、俺まだ終わってないからほら、鍵」
「これで動くから走ってきなよ」
「あ、分かりました」
外にでて初めてスクーターに跨った、、、、
キーを差して、、、、、、
(あれ、、どうやって走るんだコレ、、、)
「あ、悪い分かんねーよな」
「すぐ戻るから説明だけするな!」
「キーを差してオンにする」
「ブレーキは自転車と同じで」
「ブレーキをかけてこのボタンを押す。これセルな」
「この右側をゆっくり回すと走るから」
「止まる時は手を離すと戻るからブレーキかければ止まるからよ」
「事故んなよ!じゃ戻るから!」
「、、、、、よし。」
「キーを差してオンにする」
(おーなんか光出したぞ、、、、)
「ブレーキを握ってセルを押す」
ブロロロ、、、、、
「おーー!!すげー!!エンジンかかった!」
「これを捻ればいいんだな、、、」
ブォン!
「うわ!」
「急に動くなこれ、、、ゆっくり、、ゆっくり、、」
アクセルを回す、、、ゆっくり走っていく、、、
「おおー!なんだよこれ!!めっちゃいいじゃん!」
「風がすげー!!」
「つーかさみー!!」
(これ最高じゃない!)
「いつもリュージさんが迎えにきてくれてたからコレなら俺から行けるし裕美さんの所にも1人でいけんじゃねーか!」
バイト先に戻ってきた
「よお!どうだった?」
「買います!3万でいいんですよね?」
「お、おう、、、」
「らおい、あんなボロいの3万は高いだろ!」
横槍が入った
「え?そうなんですか、、?」
「よくてその半分だろうがよあんなの」
先輩を見たら肩を落としてがっかりしてるのが分かる、、、
「いや俺に譲ってくれるなら払いますよ!」
「ボロいのかもしれないけど動くなら全然ありがたいです」
「三浦、、、マジでいいのか?」
はい!買いますよ!とその場で3万渡した
痛い出費だったけどこれからはこのスクーターが俺の足となるパッジョグ
おかげて行動範囲が一気に広くなった
・・・・・・・・
ある日学校の廊下を歩いていた
反対から愛が歩いてくるのが分かった
「よお、久しぶりだね」
「うん、久しぶり」
「タカシと別れたって聞いた」
「うん、なんか違うなって思って、、、」
「そっか、、、もう大丈夫なのか?」
「うん、、、なんか話は聞いたよ」
「私たちの事で色々動いてくれたみたいで」
「あーうん」
「だって大切な友達だしそりゃ大事にするよ」
「直樹、、なんか雰囲気変わったね」
「なんか大人になった気がする、、、」
「2人にもこの前言われた。そんな変わったかな?」
「ふふ、うん。変わった」
「そっか、、」
「直樹前向いて進んでいるんだね、、ちょっと羨ましい」
「愛はまだ前には進む事は難しい、、?」
「分からない、、、」
「うん、、、だよな、、、」
「あのさ久しぶりだし今日一緒に帰らない?」
「そうだね、久しぶりだし帰ろうか」
「うん!じゃ放課後裏門で待ってるね!!」
明るく言って教室に戻って行く愛だった
まだ愛はあの事や先の事すら考えられず立ち尽くしているように見えた
放課後になり2人は彼女と一緒に帰るみたいだった
それはそれである意味よかった
裏門に行くと先に愛がいた
「お待たせ、待たせた?」
「ううん全然」
そっか、じゃ行こう」
「変に思い出すかもしれないけどさ、、制服ごめんね、、俺勝手に捨ててさ」
「あーあれね。全然いいって!」
「あれからしばらく冬服で過ごしたけど今年は成長して去年のがキツくなったからね」
(なんか、確かに愛のおっぱいデカくなった気がする)
視線を感じたのか、、なおき!なんて言う
「あはは、ごめんごめん」
「そう言うつもりじゃないからさ」
しばらく沈黙の中歩いている
「ねえ、直樹はどうやって前に進めたの?」
「そうだな、、香織、そして和樹、、」
「俺の大切な心の拠り所を失った時にもうどうでもよくなった時期に愛を含めた4人が俺を見捨てずに支えてくれた事がどれだけありがたかった、、、」
「でもね、なんか晴れないもどかしさはあったんだよ」
「それを母親の知り合いの人に見透かされたみたいでさ」
「色々教えてもらって何が大事で何が必要なのか」
「それを少しづつ理解してる最中なんだけどそれでも前を向けた事にすごく感謝してる」
「へーなんか凄いね。例えばどんな事を知ったの?」
、、、、、、、。
「どうしたの、、、?」
「あ、いや、、何て言うか、、、」
??
「あのな、女の人になぐさめてもらったんだよ。」
「それって、、、そう言う事?」
「うん、、、、」
あのな、別に恋愛感情とかではなくてただその時に辛そうな顔してたみたいでさ
「そんな時は異性に頼れ、そして慰めてもらえ」
「リュージさんに言われてさ、そしたら色々と周りが違う景色に見えてきたんだよ、、、」
「なんて言うか、、、体験しないとこの感覚は分からないと思う」
「そうなんだ、、、、」
「直樹、、、」
「ん?」
「私、、、ずっと直樹の事が好きだった」
「え、、、?」
「でも2人の間に入る隙なんてなかった、、、」
「転校した後も直樹ずっと香織の事を考えいてすごく辛そうだった、、」
「タカシと付き合ってた、、よね?」
「うん、、でも、、、、、どうしていいか分からなかった、、」
「あの時だってタカシより直樹って思ったし、、、」
「でもそんな事言ったらもっと苦しめる事になると思ってずっと言えないでいたの、、」
泣きながら言う、、
愛は愛で苦しんでいたのか、、、俺の事をそんな風に思っていたなんて思いもしなかった
「自分でもどうしていいのか分からないしこんな気持ちでタカシと一緒だなんてただ傷つけるだけど思ったから別れた」
「今のタカシは別の彼女がいるって聞いたし直樹もフリーでしょ!」
「ねえ!私と付き合ってよ!」
「愛。それはダメだよ、、、、」
「香織なの?」
「ああ。俺は今もこれからも香織しか見えてない」
「ずるいよ、、、、、」
「そうだね、俺はずるいよ」
しばらくその場に立ち尽くした、、、
冷たい風が2人の間に吹いた
そんな時に愛から
「このままじゃ私前なんて見えないし進めない、、」
(ああ、、愛の表情が前の自分みたいに辛そうだ、、)
「なあ、愛」
「俺のできる事はなぐさめることしかできない」
「そこには恋愛感情はない」
「それを受け入れてるか受け入れないかは自分で決めないといけない」
「そしてその行動に責任を持たないと行けない」
「俺を求めるなら俺もそれに応える」
「できる限りなぐさめるよ」
俺の名を呼びながら愛は俺に抱きついてきた、、
「わかった、、、、行こう」
無言で頷く
2人寄り添いながら自宅に向かって行った




