上級生期26
登場人物の紹介
5年3組
三浦直樹 高木香織
長谷雄二 一条友希
八木貴史 日高 愛
5年5組
塚本大輝
川崎一成
木村大地
5年1組(おっぱい軍団)
西田郁美
林 恵美
新田 茜
恩人
中田龍二
中学生
三浦 亮
宮田 敦
小学校の先生
浜田先生
タマキン(田中)先生
杉浦先生
下村和樹
三浦早紀
正門前には桜の木が並び桜吹雪が舞う。風が気持ちいい。
今日から6年生。
今年で小学生も終わりかーなんて思いながら特に変わり映えのしない教室に着きいつものようにおはよー
香織からもおはよう。今日から6年生だね。なんて微笑む。
朝の会も始まりタマキンが教壇に立ち授業を受けていた、、、、
おい!何も変わってねーだろこれ!!
ユージ!何だよこれは!?
え、、?何?
だ、か、ら!5年と何も変わらねーじゃん!って!
横でめっちゃ笑ってるタカシ、、、
そんな事言われてもなーと困るユージ、、、
なんか変化あっても良くね?何これ、、
なら直樹はクラス替えとかあった方が良かったの?
、、、そうじゃないけど、、、なんか何もないからこのまま過ごすのかなって思っただけだよ
とユージと話す。最近ユージはますます男前になってきてた。元々身長は高くガタイも良かったが最近は更に身長も伸びスラっとして来た。女子からの人気もある。それが友希ちゃんの悩みだそうだ。
まあまあ別にいいじゃん?1年楽しく過ごそうぜーなんて笑いながら言ってくるタカシ
そんなタカシも少し身長も伸びてきている。ユージに比べるのは悪いとは思うが見劣りする。だが普通に男前な方だと思う。
香織もより清楚な感じが増して女子から女になっている
今でもそうだけど俺は俗に言う巨乳より貧乳の派で、すらっとしてる方が魅力的に見えます。
友希ちゃん、愛ちゃんは香織の影響なのか雰囲気だけでなんか美人系な感じがする
すいません、、香織しか目に入らず他はあまり気にしていなかったです
そんな俺はいまだに身長は152、、このまま成長止まらないだろうな、、、と心配していた
確かにユージの言う通りかもしれないなー
このまま去年みたいに楽しい日が続くならその方がいい。
だろ?だからこれからまた遊ぼう!
だな!とハイタッチした。
そんな日が数日たったその週の土曜日。学級会の時間
タマキンが今から席替えをする。なんて言ってきた
俺の特等席がなくなるのか、、、
クラス全体から、えー!なんて声も聞こえる
だまれ!と一喝。
廊下側から1番だからな。よし箱に手入れて紙を1枚取っていけ。
廊下側から順に引いていけ。といってた
どこの席になるんだ、、、と思ったが。はっ!と気づいた。
俺余り物じゃん!!
一気にヤル気が失せた、、そんな俺にタカシがどんまい!と笑いながら言ってきやがる、、、
いいさ。余り物には福来るなんて言うしさ!なんて強がる
はいはい、じゃ俺は先に引いてくるぜ!なんて行って向かって行くタカシ。
ユージまで終わりタマキンから三浦!あとはお前だけだ!早くこい!と言う、、
別に取らなくて分かる事なのにさ、、なんて思いながら向かい手を入れた、、あれ、、?紙がない??
タマキンと箱の置かれてる教壇の間に1枚の紙が置いてあった、、、それ持っていけ、、と周りがガヤガヤしてるのを見計って俺に言ってきた、、
こいつ、、相当あの事気にしてるんだな、、なんて思った
何事もなかったようにその紙を持って机に戻り席に着く
じゃせーので開こうか。とタカシが言う。
せーの!!
まじかよーー!!と叫ぶタカシ、、1番前になっていた
ユージも廊下側のちょうど柱の所だった
ふふ、タマキンめ、、俺はこの場所キープ!
さあ、早く移動開始しろよ!
教室内でガタガタと音を鳴らしながら皆移動して行った。俺は移動ないから外見ながら余裕こいていた。
そんな音の中。ふふ、今日からよろしくね。なんて声が聞こえてきた、、、
振り返るとそこには香織がいた、、、
うそ、マジで?隣なの??
みたいだねーなんて笑ってる、、、
おいおい田中先生!!やり過ぎだろ!!なんて心の中で叫んだ。
あーこの1年最高だわ!
あれから移動も終わり引き続き帰りの会になった。
そして放課後。
直樹と香織ちゃんだけかよ、、なんか少しづつ離れているんだよなー
にしても何で俺だけ1番前なんだよ、、しかも廊下側だしユージが2つ後ろにいるにして場所悪すぎる。
なんてタカシが残念がっていた
これから起こる出来事にこの席替えが功を制するとはこの時は誰も思っていなかった。
土曜は昼過ぎには学校も終わり時間に余裕があった
ちょっと運動場で遊んで帰らない?と友希が言ってきた
たまには学校で遊ぶのもいいね!なんて言ってボールを持って6人で投げ合いしたり追いかけっこしたりして楽しい時間を過ごした
そろそろ帰ろう。
じゃ俺はボール教室に持って行くから正門で待ってて。と言い歩いた
そんな廊下を歩き階段を上がって1組を通り過ぎようとした時だった、、、
数人の人影が見えた。窓から逆光で顔はわからない
まあ別にいいや、なんて思って教室に行こうとした、、
おー三浦、、なんて言う、、
は?誰だよ?
こっちに歩いてくる、、はあ、、何だよ?塚本たちだった
つーかさ、何今の?俺の事呼び捨て?
あー?お前自分の立場分かってねーのかよ?なんて言う
意味が分からない。立場なんてハナからない。
どう言う意味だよ?
まあいいさ、すぐ分かると思うし。去年はお前たちは放っておいたけど今年はちげーからな!
とにやにやしながら俺に言ってきた、、、
その後ろにはおっぱい女共もいた、、、
三浦くんさー?高木だっけ?ウチらあの事忘れてないからね?なんて言ってくる。
ビビって声も出ねーか?おい三浦よ!
俺の肩に塚本が触れようとした
.....おい、、、お前ら、、塚本を睨む、、
な、なんだ?やる気になった三浦くんはこれからどうすんのかな??
この1年黙ってない。だと?笑わせんな。やれるもんならやってみろ
そこのデカパイ。よく聞け
高木たちに手出してみろよ、、顔変形させるからな。
謝っても絶対許さんからな。
と言いボールを教室に置きに行き皆んなの待つ正門に向かった。
直樹おっそ!!何してたんだよ!早く帰ろぜ笑
わるいわるい。
もー心配したよー?
あ、うん。大丈夫だから。
この日から少しづつ歯車がズレていく、、
・・・・
家に帰ると母親がいた。直樹!お母さん今から病院に行ってくるから!と言う
何?何かあったの?
学校から連絡あってねケガして病院に連れて行かれたみたいだから保護者が迎えに行かないといけないから。と、、、何となく察した。
そこからしばらくして母親と兄が帰ってきた
そしてそのまま兄を降ろし仕事に向かったみたいだった
な、なあ、そのケガってどうしたのさ
、、!俺を睨む、、関係ないだろ!
関係あるかないかは分からないけど今日学校でなんか俺に因縁つけて来た奴がいて、、そいつ宮田と一緒だからなんかあったのかな、、って思っただけ
あっそ、、そっちにも影響出たのか、悪いな
知らないで巻き込むのはさすがの俺でも気が引けるわ
直樹、そこ座れよ
簡単に話しするからな、遊んでた女が3年の女だったわけよ。それがバレて何度も抵抗したり逃げたりしてたんだけどよ、、捕まって今って感じよ。
そん時に宮田共が俺をはめたんだよ。中学になった時にもうアイツらを連れて歩くのもだるくなったし女と遊んでる方が数倍ましだしな笑
あっちからしたら俺に対して恨みがあったみたいで3年にボコられた後アイツに追い討ちされたよ
そん時に何かどうでもよくなってさ無抵抗のままボコられたわ
だからお前の所にその取り巻き共が来たって所だろうな。
全ての話が繋がった。
で、兄貴はこれからどうすんの?
正直言って分からん。
女は逃げるしアイツらに思う事はないしなー3年も俺が悪いわけだしな、、、
とりあえず傍観だな。もう何か落ち着いてきてるんだよ。
だから直樹。お前もあまり無理すんなよ?
、、、無理すんなって、、するに決まってる。
俺は俺のできる事をする、、、
・・・・
そこからの学校生活は特に起こる事なく今年も来ました4月14日
そう忘れては行けない香織と1年目。
そしてバレンタインデー
そんな俺は朝から確実に1つもらえるチョコを楽しみに登校していた
今年はタカシも特に絡んでくる事もないだろうと思いながら昼休みになり今年はなぜか兄貴にチョコはなかった
直樹くん。これと言う子がいた。
愛ちゃんだった。
へ?俺に?
そうだけど、、?
タカシじゃなくて?
あー大丈夫だよ。義理だからね!
あ、あーそう言う事ね。ありがとう!
なんて言うやりとりを隣の席から香織ちゃんがみてた
なんか嬉しそうじゃないー?ねー?なんて言う、、
そりゃそうだろ?もらって悪い気分にはならんでしょうよ
ふーんとなんか機嫌悪くさせたかな、、、
そんな事あり放課後。香織に一緒に帰ろうよ。と声をかけてた
あ、私生徒会あるから先に帰っていいよーなんて言う、、、うそだろ、、、マジで、、
俺の肩に手が乗る、、直樹。ドンマイ!と親指立てこっちを見てる、、
肩を落とす俺は、、今年こそは香織のチョコ食べれると思ったのに、、、泣、、、
辛すぎる、、これは何の仕打ちだよ、、と思いながら帰宅した。
あー、、、今年は愛ちゃんの義理チョコ1つ、、、
そう思って夕方を迎え空も暗くなり始めたくらいに電話が鳴る。
起きる気力もない、、しかし全然鳴り止まない、、
傷心な俺は身体を起こし電話に出る。
もしもし三浦ですが。
高木といいます。直樹さんはご在宅でしょうか?
はい、私が直樹です!
ふふ、今近くのスーパーに来ているんだけど来れないかな?
行きます!すぐ行きます!
この時に俺はかなり早かったと思う
おまたせ!どうしたのさ?
あはは、実はね今日のお昼には渡すはずだったんだけど間に合わなくてね、、あれから帰ってなんとか完成したから持ってきたんだよね、、と言う。
かおりさん、、
マジ泣きそうだった
で、これ。と紙袋を渡してきた、、そこにはしっかりとチョコが入っていた。
ありがとう。大切に大切に食べるね!!
うん。ありがとう
少し時間あるなら立ち話もアレだし公園行けない?
少しなら、、と
行こう。
2人公園のベンチ手を繋いで座っている。
実は去年のチョコ俺食べれていなかったんだよ。
手紙読んで浮かれてそのままチョコは冷蔵庫にしまってさ次の日みたらなくて兄貴に食べられてたんだよ
だから今年は絶対食べようと1年我慢したんよ。
なにそれ、、言ってくれたらよかったのに
いや、俺のミスだしあの時はチョコより手紙と香織の気持ちが嬉しいのが勝ってたしさ、、、
あれから1年だね。
うん。そうだね。
香織、、
俺ずっとこの気持ちは変わらない。それだけは信じてほしい。
うん。私も同じ。
あまり遅くなると心配しちゃうから送るよ
立ち上がり握ってる手をこちらに寄せ香織が俺に身を寄せた。
少しの無言の後に。さあ、行こう。とお互いの気持ちを確かめ合い香織宅まで来た。
チョコありがとうね!嬉しい。
ねえ直樹、、とその目をつむる姿に見惚れながらキスした。
じゃ、、また明日。
うん。明日ね。といい帰った
そこから何もなくただ日々が経過して行った。
・・・・・
そんな夏休みも近づいてきた日だった
昼休み裏で談笑していたら向こうから塚本たちがこっちに歩いてきた
おい誰の許可でここ居んだよ?
久しぶりに見た塚本はこの前とはだいぶ違って見えた
かんけーねーだろ。お前らはお前たちの所に行けばいいだろうが
お前、、、空気読めよ。今日からここが俺たちの溜まり場なんだよ!!
ふざけた事言ってやがる
早くどよけ!おら!
あんたら弱い癖にイキがってるだけじゃん!と金髪の女が言ってきた、、
こいつ、、新田だ、、、
この数ヶ月で何かおかしい、、、
そう思っていた時に後輩が殴られて逃げるように消えて行く、、ユージ、、タカシ、、、3人だと分が悪いの分かる。
、、、分かった。
行こう。と声をかけ歩き出す。
ぶは!あはははクッソだせー!!
何あれ?かっこつけたつもりかよ!!
そんな中1番イラつい言葉があった
今なら俺アイツに余裕で勝てるわ!!笑
と川崎が言ってた、、、
こいつら絶対許さん、、、
そのまま3人教室に戻る。
直樹、なんでやらなかったのよ?とタカシが言う
そうだよ!俺だって動ける準備できていたのに!
とユージが言う。
そんな俺は冷静に話す。
ちょっと落ち着けって、、あの場でやったら確実に問題になってたと思う。ユージ、タカシ。
イラついた気持ちで喧嘩するのはやめよう。こっちからするのもだ。
相手から来るならやってもいいと思う
どうした、、直樹。らしくないだろ!タカシが言う
別にやらないとは言ってないだろ。
とりあえず今は大人しくしとけって。必ずアイツら自滅するから。
!!2人は顔を合わせ俺を見る。
なんか作戦があるって事でいいんだよね!?
うまくいけばね。とだけ言った
とりあえず普段通りにしといてアイツらを調子に乗らせておけばいいからさ
そこから何かにつけて絡んで来たが無視。
そんな明後日から夏休みになる7月21日。
授業中で静かなはずの時間に何やら騒がしい
、、おらー!!、、、騒ぐな!
オメーどこ触ってんだよ!?
などなんか暴れてんなーと傍観していたら
タマキンがチョークを置く。
少し席を外す。とだけ行って騒ぎがある方に向かって行った、、
しばらくするとタマキンが戻り次の授業も自習にする
時間になったら給食も済ませて構わない。とだけ行っていなくなった。
俺の狙いは大成功だった。横にいる香織も俺を向いて微笑んでくれてる
ユージとタカシ。友希と愛。が俺たちの席に来る
最近知ったんだけどさ
馬鹿とハサミは使いようってさ笑
アイツらが騒げば騒ぐほどこっちは知らず知らず有利な展開になっていくだよ!!
本当の馬鹿はアイツらなんだよ笑
あはははあははは、ざまーみろだよな!
タマキンのいない教室では6人揃って机を並べて香織がすぐ横に、、
香織ちゃん、あーんしてほしい。
もう!何言ってるのよ!なんて会話したり楽しい時間を過ごした
そして夏休み季節になった。