旅立ち
三浦直樹 高木香織
長谷雄二 一条友希
八木貴史 日高 愛
中田龍二 中田裕美
三浦早紀 三浦享
高校証書をもらいバカ共が帰ってすぐにリビングにいき母親に声をかけた
「母さん、無事に卒業できたよ。」
「そう、、よかったわね、、、」
「それでさ明後日には大阪に行くわ」
「はあ!?何でそんな早く行くのよ」
「何でって、、俺もう大人だし香織に1日でも早く逢いたいんだよね」
「だから今から三田さんに連絡して明後日行きますって伝えるつもりなんだけど」
「はあー、、あんたの行動力は凄いね、、、」
「別に止めはしないけど、、それてあんたは後悔ないのね?」
「ないね。」
「そう、、。なんか急に寂しくなってきたわね、、」
「あ、そうだ、、あのさ、、東京に行って生活安定してしたらバイクを取りに来たいだけど、、」
「あんたのなんだから好きにしなさいよ。」
「ありがとう。悪いけどそれまで預かっていてよ」
「分かったわよ」
「母さん。今まで育ててくれてありがとう。」
「これからは自分の力のみでやって行くよ!」
「俺母さんの子供で本当に良かったと思うよ!!」
「直樹、、、最後にあんたの温もりを感じさせてよ」
「うん、、。」
「母さんの温もりを感じた」
「元気でね、、、、」
「うん、、、、。」
「涙を流し笑っている、、、」
「手のかかる息子だったけどあんな濃い人生を送ってきたんだから大丈夫でしょ!!」
「心配なんてしないからね。」
「もちろんだよ。」
「ここから俺の新しい人生の幕開けだからね!!」
「じゃ三田さんに連絡してくるね」
受話器を取り三田さんのケータイに連絡をした
「はい、三田です。」
「あ、すいません三浦です。ご無沙汰しております」
「おー三浦くんか!」
「はい。あの無事に卒業した事の連絡とお願いがありまして、、、」
「おーおめでとう!!それでお願いとは何かな?」
「はい。」
実は明後日には大阪に行こうと思っているのですが、、」
「住むところがなくてどうしようかと思っているんですが、、自分で見つけないといけないんでしょうか?」
「え!?なんて?笑」
「え?あ、いや、、住む家をどうすればいいか分からなくて、、、」
「いやいや三浦くん明後日にもう来るつもりなの?」
「はい、そのつもりですが、、、、」
「あははは!ホンマすごいな三浦くんは!!」
「よし!分かった!」
「予定変更するわ!」
「それで何時の便で来るつもりなんや?」
「それも特に決めてなくて空席があればそれに乗って行く感じでいいかなって思っているんですが、、」
「ホンマおもろいな!!」
「それじゃ伊丹空港から阪急電鉄の梅田行きに乗って梅田に着いたら環状線に乗って弁天町で降りてや」
「そこに着いたらこの番号に連絡してくれたらいいよ」
「分かりました。それでは明後日お願いします。」
「待ってるよ!!それじゃ。」
「よし、、、、。」
あとはリュージさんに連絡しておこう
裕美さん宅に電話した
「はーい。どちらさんですか?」
「あ!裕美さんですか!直樹です」
「わー!直樹じゃない!久しぶり!」
「ああ、良かった、、元気そうで本当に良かったです」
「体調はどうですか?」
「あはは、うん!だいぶ良くなってきて最近は少しずつ外にも行って歩いたりしてるよー」
「そうですか!最後に裕美さんの元気な声が聞けて良かったです」
「んー?最後って何」
「あ、実は俺明後日には大阪に発つんですよ。」
「ええー!?何よそれー!!聞いてないしー」
「一応リュージさんには大阪に行く事は伝えていたのですが、、、」
「リュージの奴最近なんかバタバタしててさ!」
(あー例のアレか、、、)
「裕美さんの事を思っての行動だとおもいますよ。」
「どうだろうね!それで明後日のいつ行くの?」
「とりあえず10:00くらいには自宅を出ようと思ってはいます」
「そうなんだ!分かった!リュージに連絡するからまたね!」
「あ、はい。」
ガチャ、、、、
(何だ、、、、、、)
「まっ!いっか!」
そんな会話をして大阪に行く為の最後の支度をしてそこからゆっくりして当日を向かえた
・・・・・・・・・・・
いつも俺を起こしてくれた目覚まし時計を止め
使っていた歯ブラシで歯を磨き顔を洗い
鏡で自分を見つめた。
最後の見納めだ、、、なんか感慨深いな、、、
そう思いながらリビングの椅子に座りタバコに火をつけていつものようにコーヒーを飲みながら静かな時間を刻一刻と過ぎて行った、、、
コーヒーを飲み終わり部屋に戻り綺麗に整理整頓した。
「よし。行くか、、、、、」
なんか分からないけどいざそうなると何故か目頭が熱くなる。
部屋をでて玄関に向かうと母親から声がかかる
「最後くらい母さんに送らせてよ。」
「うん、、。ありがとう。」
外に出て玄関を出る。
自宅の方を振り向き一礼して車に乗った
母さんも何を言っていいのか言葉が見つからないのかしばらく無言だった
「直樹、、頑張りなさいよ。」
「うん。死ね気で頑張るよ。」
「俺には気合いと根性くらいしかないからね」
「ふふ、母さんはそれだけじゃないってわかってるけどね。」
「それはこれから自分で気づいていけばいい事だからね」
「そうだね、今の俺に何があるのかそれも試す意味でもやるしかないと思ってる」
「そうね、直樹ならやれるよ!信じてる」
「うん。ありがとう。」
空港の入り口まで来た
「母さんありがとう。連絡はするからね」
「うん。直樹の連絡を楽しみにしてるから。」
「それじゃ行って来ます。バイバイ。」
「気をつけ行ってらっしゃい。」
車から降りて母親の車が消えるまでその場に立っていた
「さて、行くか!!」
空港に行き大阪行くの空席がないかを聞くと運良く13:50発の便に乗れる事ができそうだった
チケットを購入して荷物を預けて時間までは空港内を歩こうとして後ろを振り向くとそこにリュージさんと裕美さん、、そして裕美さんの腕に包まれた子供が居た
「ええー!!」
「ど、どうしたんですか!!」
「えへへ、来ちゃったよね!!」
「ああ、、裕美さん、、よかった、、」
「リュージさんも、、、嬉しいです、、、」
「それに、、、」
「百合ちゃんだよ」
「ああ、、、初めまして百合ちゃん、、、」
「ほら抱っこしてあげてよ」
あ、はい。不思議と百合ちゃんは俺に抱っこされてもぐずる事なく俺をじーっと見ていた
「可愛いっすね、、、」
「あははは、そうでしょ!」
「リュージさんも抱っこしてるんですか?」
「たまにはな、、どう接していいか悩むけどな」
百合ちゃんを裕美んに返すとやはり母親の方がしっくりくるのだろう。可愛い笑顔になった
「『いつの時も人は笑ってる顔が1番素敵だ』」
「直樹。本当に行ってしまうんだな、、、」
「寂しく思うよ。」
「はい、自分の可能性だけを信じて香織を迎えに行くた為に頑張っていきます」
「そうか!行ってこい息子!!」
「はい!行って来ます!」
「なおきー!!」
「行って来なさい息子よ!!」
「はい!行って来ます!」
これまでの感謝を込めて深々と礼をして2人に背を向けて搭乗手続きをした
大阪行きの便の準備が整ったみたいで機内に入る為にチケットを渡して搭乗して行く。
窓際の指定された席に座り目を閉じ少しの時間にこれまでの様々な出来事を走馬灯のように思い出していた
この世に生まれた事が不幸そのものだと思い田舎の独特の雰囲気に嫌気をさしてそれでも抗い続けた俺の青春時代が終わりを迎える、、、、、
今まさにこの飛行機が離陸し産まれた街を空の上から眺め遠くなり俺の存在を消えて行くかのように街も視界から消えて行った、、、、
ここからは俺の新たな門出とし出発していくのだった
「おっしゃー!!!待ってろよ香織!!!」
『俺の青春時代は終わりを迎えた』
完
青春時代を振り返って を最後まで読んでいただきありがとうございます
その後の話を読みたい方は「社会を生きる為のサバイバル」にて執筆しておりますのでよければ読んで下さい
こちらも完結しておりますので最初から最後まで私の生きた証をご覧ください。
私小説なだけに記憶を頼りに執筆していた為か当時の事を思い出すと改めて自分の青春時代はウソのような濃い人生を歩んできたなとつくづく思いました
これにて私の若い頃の人生は終わりを迎えて大人としての人生を歩んで行く事になります。
最後までお付き合いありがとうございました
心より感謝を申し上げます
よければ感想やレビューなど何かいただけたら今後の励みになります。
よろしくどうぞお願い申し上げます




