小学生期6
あの事があって2.3日過ぎた日の学校に休んでた塚本が朝の会に杉浦(体罰女教師27歳)と一緒に包帯巻いて教室に入ってきた
左肩、左手首を骨折。全治数ヶ月だったらしい
重症みたいだった
正直言って俺からしたらざまーみろ!としか思えなかった
杉浦から皆さん喧嘩は良くない事です。仲良く健やかに学校生活を送りましょう。的な事を言ってたとおもう。
散々いじめがあった事を知ったはずなのにも見て見ぬ振りした挙句、片親の母親や俺を馬鹿にしたように上から目線で物言いしてきたこの暴力教師がだ。
許されると思うなよ、、と言う感情があの時までは消える事はなかった
朝の会も終わり和樹に話しかけようとしたらそこに和樹の姿はなかった
あれ?どこ行った?なんて軽く周りを見渡したら塚本の机の前に立っていた
直樹こっちこっち!ニヤニヤしながら俺を呼んだ
、、、何が起こるのか、、とりあえず和樹の横まで来た
今後また何がやらかしたらその腕またやるからな!的な話しと
俺がいない時(和樹)に手だしてみろ、また返り討ちに合うからな!覚えとけよ!
と言い2人高笑いしながら席に着いた
今までのいじめがぴたりとなくなった瞬間だった、、
和樹には感謝しかなかった!
たけどこれだけで終わる話しではなかった
もう7月の中盤に差し掛かる夏休み前だった
塚本の意気消沈した姿を目にした取り巻き4人はおとしくなっていた
和樹はそれを見逃さなかった
直樹、今日から反撃たぜ!!
え?何が?
昼休み裏山集合な!
何が起こるかわからないまま裏山に行くとそこには取り巻きの1人がこの前まで俺が立っていた場所に居た
お、直樹こっちこっちと楽しそうに手招きしていた
とりあえず1人目はお前からな。
と言って手に持っていた数個の牛乳を頭にかぶせた
ほれ、と1つ牛乳を渡されてやり返せ。の一言
その時まではまだ自制しておけば今後の人生を真っ当に生きて行けたのかもしれない。
だがあの時ただ立ちつくし悔しくて悔しくてたまらなかった記憶、高笑いされ掃除の時間には周りから馬鹿され何とも言えない感情が沸々と怒りに代わり何の抵抗もなく牛乳を頭から笑いながらかけてやった
そして下を向きただ立ちつくしてるこいつに
ざまーみろ!!
と言ってやった!
正直めちゃくちゃスカッとした
今までの耐え凌いだ事は一体なんだったのだろう、、そう思えるくらい爽快な気分だった
そんな事もあり吹っ切れた自分がそこに立っていた
そこからはもう俺たちのターンがほぼ毎日のように続いた
取り巻き4人は日を追うごとに周りからも無視され昼になれば当たり前のように裏山行き好き放題殴られる
怪我しようが何しようが親に言ったら更に酷い事されるから言えない
言わば生き地獄である
しかし夏休みを挟む事になり少しづつ自分自身や周りの環境が変化して行く