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生きるとは何か  作者: ルーツ


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旅立ち(準備編)9

部屋のドアをノックする音がした


「直樹。朝だよ」


「うん、わかってる」


『本日これからの俺の人生を左右する日だ。』


今まで感じた事ない緊張をしていた、、、


(昨日の夜に全ての荷物などのチェックもしていて問題なく大阪に行けるはずだ!)


母親から朝ごはん食べて行かないか?準備は大丈夫か?など色々言ってきたみたいだけどあまり耳に入っていなかった


「あ、ああ。うん、平気だから、、、、」


「それならいいけど」


「じゃ悪いけど空港まで送ってもらっていいかな」


「分かったわ、、車回してくるから玄関先で待ってなさい」


「うん。ありがとう。」


そこから車に乗り自宅を出て空港に走って行った


「直樹あんた緊張し過ぎだよ笑」

「見てるこっちまで緊張するよ」


「自分でも緊張してるのわかるんだからさ、、、」


「はは、まだ大阪にすら着いてないのに今から緊張しても仕方ないでしょ」、


「まあね、、、、今までは誰かに頼ったり助けられてきたけど今回は誰かの意志なんかはなく自分だけの意志で決めた事だから何をしても自己責任だと思うし誰も助けてくれない、、そう思うと怖くなるんだよ」


「なるほどね、確かに直樹の言ってる事は正しいよ」

「だけど大人になるって社会に出るって言う事は今直樹が言った事をみんな当たり前にやって過ごしているんだよ。」

「何が言いたいのかって言うとそんなのは些細な事だって事よ」

「責任から逃げる奴が直樹の前に現れたラッキーくらいに思えばいいのよ」


「え、、何で?」


「だってそうでしょ?」

「自分選択した事に責任すら取らずに他責思考している人なんて何も成長しないただの踏み台なんだよ」


「そんな奴らは今の直樹にとっては障害ではなく上に行く為の踏み台として役にたってくれればそれでいいって思いなさい」


「苦労を知れば知るほど責任の重さが分かってくるわよ」

「それを抱えきれるくらい大きな男になりなさいな」


「私から言えるのはこれくらいかしらね、、、」


(確かにそうだよな、、、)

(若くして2人産んでシングルマザーとして朝も夜も必死に働いて俺たちを育ててくれたのをずっと目の当たりにしていたわけだし言葉に重みを感じる)


「そうだね、、ありがとう母さん。」

「自分の選択が間違ってなかったって思えるくらい頑張るわ!」


「そうだよ!気合い入れて行けよ!!」


「うん!それくらいしか俺にはないからね!」


そんな会話をしつつ空港に着き手続きを済ませ荷物を預けてる所まで母親も手伝ってくれた


「直樹、気をつけて行って来なさい」

「そしてこんな田舎じゃなく都会を目にして来なさい」


「うん!行ってくるよ!!」


この時の俺はもう緊張はなくやってやるぞ!と前を向いて歩いていた


そこからまた時間が過ぎて搭乗ゲートに入り大阪伊丹空港行きの飛行機に搭乗した


(よし、、待ってろよ大阪!!)


・・・・・・・・・・


飛行機は離陸し大阪に向けて出発した

機内では飲み物を選択できて約90分のフライトで到着するみたいだった


思ったよりも早く着くもんなんだなーと思いつつ窓に目をやり雲の上を見ていた


(自分の選択が今この状況を作っているんだ、、、)

(全ての行動が自己判断による結果なんだ。)

(今更後ろなんか振り向く事なんか許されない。)


目を閉じて深く深呼吸をして気持ちを抑え息を整えた


そんな時に機内アナウンスでまもなく当機は伊丹空港に着陸致します。ベルトのを閉めて下さい。


(いよいよか、、、人生初の大都会、、、、)


飛行機は無事に伊丹空港に着いて機内を降りた


!!


な、なんだこれは、、、降りたら更にバスに乗り空港まで行くみたいだった、、、


バス車内には当たり前のように電光掲示板には日本語と英語が交互に流れていた、、、


(うわ、、すげー、、なんだよ、、この街は、、、)


空港内もデカさに驚かされた


何もかもが地元とは違い過ぎて別の国に来た感覚だった


(映画みたいな世界じゃねーかよ、、、、)


はっ!と我に帰り荷物の受け取りゲートに向かい荷物を受けって空港をでた


!!


「な、なんだよこれ、、、信じられねー!!」


高速バスが1台2台じゃなく10台以上がズラーっと並んで待機していた、、、


(どれに乗ればいいんだよ、、、)


事前にもらっていた紙を見て確認した


「えっと、、アポロビル行きに乗ればいいのか、、」


「、、、、、、、分からん、、どうする、、」


(とりあえずそこら辺の人に聞いてみるか、、)


なんかよく分からない制服着てる人に聞いてみた


「あ、あのすいません。道をお聞きしたいのですが」


「はい?なんですか?」


(おお、、大阪弁だ、、、)


「えーっとこのアポロビルって言う所に行きたいのですがどうやって行けばいいか教えてほしいのですが」


「それなら12番と書いてあるバス停のバスに乗れば終点がアポロビルになりますよ」


「あ、そうですか。丁寧にありがとうございます!」


礼を言って12番に向かって歩いた


(8.9.10.11....12....めちゃくちゃ遠い、、、、)


みんな歩くスピードが速くてびっくりした


「都会の人はみんなこんなに早く歩くのか、、すげーな」


ようやく12番のバス停に着くと既にバスは来ていてアポロビルって書いてあった!!


(よし!これでとりあえずはここからは出れる!)


バスに乗り席に着くきしばらくするとバスは出発した


構想ビル群や車の多さ、何より周りの会話が大阪弁な事にびっくりしていた


中でも1番びっくりしたのは高速道路が曲がっている事だった!!


こんな所をよくこんなスピードで走れるもんだなーと感心した

見るもの全てが新鮮で何もかもが自分の生きてきた世界とは違って見えた


あっと言う間に目的地に着いた


(おお、、、、やべー!!)

(めっちゃ都会だよ!!)

(なんだよこりゃ、、、、)


「あ、いかんいかん、、、えっと次は」


『御堂筋線天王寺駅からなかもず駅行きに乗り昭和町下車徒歩5分』


「やっべ、、、、、全部が読めない、、、、」

「これ日本語か、、?」


近くに交番ないか探した、、、


迷子になりそうになりつつ大きな陸橋を渡り大きな公園の方を向くと派出所みたいなのを見つけ足を向けて歩いた


「良かった、、、あった、、、」


「あ、あのすいません、、、」


警察の人は冷静に俺に対応してくれた


「紙を見せてここに行きたいのですがどうやって行けばいいですか?」


それならアポロビルのB2から地下を通って地下鉄の御堂筋線のなかもず行きのれば行けますよ。


警察の方は決して悪気があったわけではないのは十分理解している、、だけど今の俺には英語にしか聞こえなかった、、、


「あの、、丁寧に説明されてるのは分かるのですが、、」

「お恥ずかしいお話しなのですが今日初めて大阪に来てその、、何を言ってるのかすら分からないと言いますか、、なんと言うか、、、」


警察の方はを今の俺の時置かれた状況を理解してたみたいで一緒に連れて行ってくれるみたいな話になった


「はは、確かにそれは厳しいかもしれないね。案内するなら行こう。と言ってくれた、、」


(おお、、なんだよ、、、田舎の警察とは雲泥の差で優しかった)


「はい、ここで昭和町までの切符を買って改札を抜けてあの赤い方の1番線の電車に乗れば着くからね」


「はい、ありがとうございます。わざわざ自分のために、、、」


「大丈夫だよ。頑張ってね」


「はい!ありがとうございました!」


警察官は振り向き戻って行った


「なるほどねー御堂筋線(みどうすじせん)って言うのか、、、」

「いやー大阪こえーな笑」


よし!なんだかんだあったけど地下鉄に乗り昭和町で降りて地上に出て地図を見ながらようやく最終目的地に着いた、、、、、


「おいおいおい、、、まじかよ、、、、うそだろ、、、」


目の前には周りとは違い一際デカいビルだった


「本当にここなのか、、?」


何かの間違いじゃないかと思いながら周りをみると入り口に名前を彫ってる石があった


「うん、、、ここだわ、、間違ってない、、」


恐る恐る会社の自動ドアを抜け正面にドラマで見るような受け付け嬢が2人座っていた


「あのーすいません。」


「はい、何かご用件でしょうか。」


「人事部の三田さんと今日会う予定をしている者なんですが、、、、」


「ご確認致しますので少しお待ち下さい。」


(都会すげーな、、、受け付けの人めっちゃ綺麗なんだけど、、)


「すいません、お名前伺ってもよろしいですか?」


「あ、はい。三浦直樹と言います」


「ありがとうございます」


電話越して話をしていた


そこからしばらくすると受け付けな姉さんが三田の方が参りますのでしばらくお待ち下さい。と言われた


しばらくすると遠くから聞き覚えのある声がした


「三浦くーん。待ってたよ!!あはは」


「お、お久しぶりです、、、」


「少しは緊張しているんじゃないのかな!?」


「そ、そうですね、、はは、、、」


「よし。なら行こうか!」


「は、はい。」


エレベーターに乗り5Fを押して廊下にある椅子に座って置くように促された


「荷物はそこに置いといていいからね」

「それじゃ三浦くん名前を呼ばれたらそこの部屋から中に入って」


「分かりました」


三田さんは先に部屋に入って行った


(、、、ふうー、、落ち着け、、、、)


ふと周りを見ると数人が椅子に座っていた


後から分かった事だけどこの人達も他の人事にスカウトされ面接に参加したらしい


次々と3人1組で呼ばれ面接は続いていた


ようやく俺の番がきたようで名前を呼ばれた


3人のうち最後に呼ばれ失礼します。と言い部屋の中に入り椅子に座るように促され座った


面接官には三田さんも居て会社の重鎮による面接だと言う事がこの一瞬で理解できた


色々な質問を一人一人に聞いて行き自分に対する質問をしてきた


なぜ貴方は我が社を選択したのですか。と言うシンプルな質問だった、、、


ありきたりな事を言うのも有りだとは思ったけどここはありのままを話した方が良さそうだと感じた


「はい、質問ありがとうございます。」

「私自身の本音を言えばこのような大きな会社で働く事など多分不可能だと思います」

「縁あってそちらに座られいる人事部長の三田さんと知り合う事ができ私の働いているレストランに来ては私の料理を笑顔で美味しいと食べてくれていました」

「そんな自分の事を評価していただき今私ここにいる事ができています」

「私はその期待に全力で応えたい。そして自分の可能性を自分で確かめたいと思い恥を偲んで貴社を選ばせてもらいました。」


一瞬だけど場が静まり返ったのが分かった


面接官の方々が笑だした


「はは、あはは、、三田くん!!」

「君はとんでもないのを引っ張ってきたね!!」


三田さんも俺を見て笑っている


「そうでしょ!?」


「素晴らしい、、、うん。三浦くんだったか、、」

「来年から君が働いてくれる事が楽しみで仕方ないよ!」


よく分からないけど面接は上手く行ったみたいだった無事に面接も終わりみんな面接が終わるまでまだ時間があるようで会社を見回っていた


「なんかすげーでかい会社だよなー」


歩いていると向かいから先ほど案内してくれた受付の綺麗な人が歩いて来ていた


「あ、先ほどはどうもありがとうございました。」


「あ、うん!全然。」

「今日の面接の方だったんですね、、まだ私も入って半年なので上手く案内できずにすいません」


「あーいえ、助かりましたので、、それでは失礼します」


「はい、、」


「おーやべ、、あんな綺麗に人と話しできるなんて」


この女性は元々商品開発部を希望していて半年後に商品開発に配属されのちに自分働くお店に半年だけ実習経験をする為と言う事で来るのたが俺が東京に行くまでの間セフレとなる


・・・・・・・・・・・・


全員の面接も終わり後はホテルに行きゆっくりして明日には地元に帰る事になる。


会議室にみんな集まり本日は解散となり会社のロビーを通る時に三田さんから声をかけられた


三浦くん。荷物ホテルにおいたら少し一緒に行きたい所あるからいいかな?と言ってきた


「あ、はい。でもホテルが天王寺なので一度もどっ、、」


「あー大丈夫大丈夫。送ってあげるから!ほら行こうか」


三田さんのペースに流されつつ俺の1日はまだ続くのであった






















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