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小学生期5

・・・直樹!!


!?


何事だろう??と思って母親からの声に驚いた


ちょっとおいで!!と洗濯機があるところに呼ばれた


正直バレるとはミリも思ってなかった、だがバレた


また母親は学校や向こうの家に文句言いに行くのかな、、なんて思ってなんかすごく嫌だった、、


だけどそんな事を思ってた矢先に母親は自分を優しく抱きしめてくれた


何も言わずそっと、、優しく、、お母さんの匂いに包まれた


涙が止まらなかった

何に対しての涙なのか自分でも分からなかった

ただひたすら母親の胸の中で泣いた、、


そんな自分に母親から明日からしばらく学校には行かなくていい。と言われた


え?なんで?

でも行かないと、、なんて言ったと思う


そこからは母親の言葉通りにしばらく学校に行く事はなかった


そんなある日自宅のインターホンがなる


誰だろ?と思い扉越しにだれですか?と尋ねると


和樹。と一言だけが聞こえた


扉を開け和樹と顔を合わした

そんな和樹は俺の腹を軽く殴った、、


和樹からは心配した、学校いないから、、と言われた


なぜ俺が学校に来ないのか知らなかったようだった


小学1年なんて何でも正直に話をしてしまう


和樹に全てありのままの事を話しした。


詳しくは思い出せないがとりあえずやられっぱなしは絶対にだめだ!!

やり返すぞ!

と言った具合だった

勝ち負けじゃなく気概だ!

手出したらこっちもやり返すからな!と言う気持ちを持て!

を語彙力のない小学生なりの言葉で言ってきたのを覚えている


どうなるかなんて正直分からない、、でも和樹が言うんだから大丈夫!なんて何の根拠もなくただそのことば通りにやる事を決意した


その日の夜、母親に明日からまた学校に行こうと思う。伝えた


母親からは無理しないでいいよ。と言ってくれたけど

今日、和樹が来てくれて明日からまた一緒に遊んでくれるから大丈夫。とだけ伝えた


次の日


いじめグループのリーダー


そいつの名は塚本大輝


給食後の昼休みに裏山の表、通称月山に来い。と和樹から呼び出しそこにはいつもの取り巻きと和樹そして俺が対峙してた


人生初めての塚本と俺のタイマンだった


喧嘩の仕方どころかやり方もわからないしただのビビりな俺には勝てる要素何1つもなかった


だけどやるしかないと思った


向こうは余裕すら感じる、、そんな緊張の中仕掛けてきたのは塚本だった


何をしてきたか分からないがとりあえず目を瞑ってしまった、、だけど、、あれ?痛くない、、?

と目を開けた


何をしたの全く分からなかった、、


???


立ちつくしてる俺の後ろから直樹!!やられたらやり返せ!!と聞こえそのまま 

うわあー!!と言いながら塚本を捕まえ力一杯ヘッドロックした


向こうも必死に抵抗してきたがこの腕を外したらダメだ!と思い暴れる塚本に耐えながら力一杯、力一杯ずっとヘッドロックし続けた


月山の上で暴れていた2人は絡まれたまま倒れ勢いよくそのまま下まで滑るように落ちた


その時はだった


塚本から

ぎゃー!!いたい!!いたいよー!!といきなり泣き出した


ただヘッドロックをしていた俺は何が起こったのか理解ができていなかった


それを見ていた他の生徒が先生に言いに行ったのだろう、、

先生数名に囲まれてその場で取りまき4人、和樹、俺は正座させられ説教、塚本は保健室に行きそのまま病院に連れて行ったそうだ。


この事が学校中に広まり和樹と俺は周りからやばい奴認定されたのだった






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