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小学生期3

生徒指導室では数名の先生がいた


まず先に兄がなぜ1年生を殴ったのか。と言う話しからだった


弟がいじめられてるのを知って見に行ったらこいつらがバケツから水ぶっかけてるのを見たからそのまま殴った


ただ兄として守る為だったみたいな事を言ってたと思う


ずぶ濡れの俺を見れば嘘は言って無い事は誰が見ても分かる事だと思った


和樹にも何故殴ったのかを聞いてきた


こいつら俺にも水ぶっかけてきたからやり返しただけ


反省の色がないと判断された、、、


いじめグループはやった事は素直に認めて今後はこんな事するなよ!と怒られていた


だがこれで丸く収まるような話ではなかった、、、


下校して自宅に帰るといつもいないはずの母親がいた、、、た、ただいま


母親の顔が怒ってるのが分かった


ランドセルみせてみな。


この一言が本当に怖かった、、、


そこからはいじめグループの自宅前に全員揃っての話し合いが始まった


手を出したのは悪い事かもしれないけどそちらのお子さんがウチの子にひどい事をしたからこうなっただけですよね!?

なんでウチが謝らないといけないんですか?


と母親は言ってた


向こうは結託して、片親に育てられた子供なんて貧相に決まってるんだからそもそもウチの子達と絡むのやめてもらえませんかぁ〜?


みたいな関係ない事を言って話を逸らしていた


ここで初めて知る事だが和樹の自宅も片親だったみたいだ


そんな埒の開かない事がしばらく続き話が進展せずどこに落とし所を置くか。となったがその時、母親が全員前に並べ!と叫んだ

何な始まるのか、、?

その時だった、、左端にいた兄から順番に全員に平手打ちしてきた


当然向こうの親御さんは何してんの!!と怒ってきた


だけど母親は手を出したこっちにも非はあるけどそっちにも非はある!!

これで納得いかないならとことんやってやんぞっ!!と声を荒げた


今を思えば1番の被害者って俺じゃね?って思った


勢いな根負けしたのかもうそれ以上何も言われる事はなく話し合いは終わった


残念ではあるがウチは裕福な家庭ではないのでランドセルはそのまま使う事になった

体操着入れは新しく作ってくれた!


そんなこんなで1日は終わりを迎える


次の日の昼休み和樹からあまり人気ない場所に移動して話を聞いた


やはり和樹も俺と似たような境遇だった、ただ違うところやり返す事だ!


黙ってるから調子にのるんであってやり返して力でねじ伏せればあっちから消えていくんだせ!!


と微笑みながら俺に言ってくれた


小さいながら幼稚園での出来事を思い出しつつどことなく納得してしまった


そこから俺達はよく2人でつるむようになった








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