最終章15
あれから1ヶ月くらい過ぎた朝のHRに2年生は修学旅行の話がでた
びっくりしたのが選択できると言う
ハワイ、中国、沖縄の3択だった
その日の昼休みにやはりと言うか当然のように俺の机の前と横に愛、友希がいた
「直樹はどこ行こうと思ってる?」
「えー先に俺が言うのか?」
「あれだろ、俺が言った所に行こうとしてるやろ」
「まあそりゃそうだよ?記念になるしー?」
「ね?」
「ね?」
「とりあえず2人の意見をお聞かせくださいよ」
「はい、せーので言ってみようか!」
お互い顔を合わせる
「せーの!」
「ハワイ!」
「ハワイ!」
「まあそうなるわな、概ね予想はしていたよ」
「それでー?なんでハワイがいいと思うわけよ」
「えー、、だって、、海外だよ?」
「行ってみたいじゃん」
「直樹は行きたくないの??」ら
「んー、、、とりあえず中国はないけど、、、」
「パスポート持ってないからなー、、、」
「2人が行きたいなら俺もハワイでいいよ」
「本当にいいの?」
「ああ、いいよ」
「じゃ書こうよ!!」
第一希望 ハワイ
第二希望 沖縄
第三希望 中国
職員室前にある希望箱に投函した
「3人揃って行けるといいな!」
「そうだね!!」
そんな会話をしつつ昼休みは終わったそして放課後になりバイトに行く為に1度家にもどると
裕美さんとリュージさんが部屋で何か話をしていた
「あ、もどりました、、なんかすいません」
「お、おう。おかえり」
(あれ、、、裕美さん泣いてる、、、?)
「直樹、バイトから終わったらすぐ戻ってきてくれるか?」
「あ、はい。分かりました」
なんだろう、、、けっして悪い雰囲気ではなかった
なのに裕美さん泣いてたと思う、、
夜には理由も分かるだろうと思いバイトに向かった
「おはようございます」と挨拶をしてキッチンに入った
「三浦くん。来てるよ、一応挨拶はしておいてね」
「あ、はい!分かりました」
今年に入ってから月に必ず1回は来店してくれる常連さんがいる
「やあ、どうも」
「やあ、またお邪魔してますー」
「お兄さんの料理作る姿がみたいんよー笑」
この人は大阪からたまに地方に来る方で三田さんと言う
「はは、ありがとうございます」
「まだ高校2年とは思えないくらい男前やんね!」
「それに手際もいいし。このお店にようあっとるよ」
来店するといつも俺に話しかけてくれる人だった
店も忙しくなりそうこうしてるうちに三田さんが席を立ち帰り支度をしていた
「じゃ三浦くんまたなー」
「あ、外までおくりますよ」と言って店の外に出る
「本日もご来店ありがとうございました」
「三浦くん。まだ早いとはおもうやけどな、、、」
「俺はほんまに自分の事をもったいないおもっとんよ?」
「三浦くんの気持ち次第やけど一応俺の名刺渡しておくから」
「はい?」
「まあ、、なんだ、、平たく言うとヘッドハンティングってやつやね」
「あんま重く受け止めんでいいからとりあえず受け取ってよ」
「あ、はい」と言い三田さんから名刺を受け取った
株式会社 ×× 人事部長兼アドバイザー
三田 利彦
と書かれていた
名刺をポッケに入れてキッチンに戻る
オーナーから声が掛かった
「三浦くん、三田さん何か言ってきたかい?」
「あ、はい、、」
「はは、だと思ったよ」
「前々から三浦くんの事は話していたからね」
「今度詳しい話を聞いてみても損はないんじゃないかな?と私はおもうけどね」
「チャンスはそう多くは訪れないもんだよ」
(チャンスか、、、、)
そう思いながらバイトが終わり裕美さん宅に帰ってきた
「遅くなりました」と言ってリビングに入る
そこには2人が椅子に座っていた
「おかえりー!」
「よう、おつかれさん」
「あ、はい」
「それで何か話があるみたいでしたが、、、」
「とりあえず座ってくれ」
椅子に座る
少し流れから話すから長くなる。
タバコでも吸いながら聞いてくれ
「分かりました」と言いタバコを取り出し火をつけ吸っていた
「直樹達があの道上の連中を白日の元に晒してくれたおかげで俺たちのシマがかなり広くなって安定したんだ」
「今やお前の名はかなり広い範囲で知られてるぞ」
「お前をスカウトして来いなんて言われる始末だ笑」
「そうなってくると逆に俺と一緒にいると直樹の事を周りに知らせる事になるからあまり接触がない方がいいと思ったわけなんだよ」
「え、、、それってどう言う意味ですか?」
「まあ待て、まず話を聞けって」
「はい。すいません」
「そこでだな直樹にこれをやるよ」
小さいトランシーバーをテーブルに置いた
「何つかうんですか?トランシーバーなんて」
「おいおい俺がそんな物渡すわけないだろ」
「これは携帯電話ってやつなんだよ」
「携帯電話って何んですか?何に使うんですか?」
「これはなどこからでも電話がかけられるかなり便利な物なんだよ」
「ただしこれからかけられるのは3万円分だけだ」
かかってくる分にはいいんだが通話料金が高いから頻繁には使えないから気をつけろよ
「俺と裕美から要件があればこれにかけるからよ」
「あとは直樹の知り合いに番号教えてもいいからな」「後ろに番号載ってるからそれがその携帯電話の番号だ」
「これ俺が使っていいんですか?」
「ああ、、使ってくれ」
「ただなー、、、、」と言葉を濁す感じがした
「ただなんですか?」
「直樹、悪いんだが今週末でここから通うの終わりしてくれないか!?」
「えっと、、、、理由を聞いてもいいですか?」
「ほらリュージ。しっかり言ってよー」
「お、おう。分かってるよ!」
「さっき話したと思うがかなり安定したんだよ。シマが」
「だからもう裕美に被害が向く事はなくなったんだ」
「あ、なるほど!そう言う事なんですね!」
「裕美さんと一緒に居れなくなるのは寂しいですが」
「それは仕方ない事なんですよね」
「まあ、そうだな」
「それとよ、、、裕美と一緒になるからよ」
「へ?一緒って、、、?」ら
「直樹!ウチら結婚する事になりました!!」
「ええ!?まじですか!!えー!!」
「うわー!!すげー!!」
「おめでとう御座います!」
「ああ、ありがとな」
「直樹ありがとう!!」
「そりゃそうですよね!2人はお似合いですし!」
「夕方の涙はうれし涙だったんですねー」
「あーまじかーよかったっすね!」
「意図せずにやっていた事だったとしても直樹のおかげで裕美と一緒になれるからな!」
「いやいや俺何もしてないですよー笑」
「あ!でしたら俺今日からもう自宅にいきますよ」
「リュージさん、裕美さん本当に心から祝福します!」
「そして俺の事を気にかけてくれて成長させてくれた事も本当に感謝ています!!」
泣きながら祝福した、、、、
・・・・・・・・・・
「何かあれば連絡するからよ!」
「はい!それではお幸せに!!」
着替えだけ持って自宅に戻る事にした
「マジかーリュージさんと裕美さんがかー、、、」
「もう裕美さんになぐさめてもらう事は絶対にできない」
「感謝はしてるがもう頼ってはいけないと誓いをたてた」
自宅に帰ると母親が居た
あれー?なんて言う母親にリュージさんと裕美さんが結婚する事と今日から戻って生活する事、夜のバイトがなくなった事など話をした
目を見開いてびっくりしている母親、
「あははは!やっと決めたかリュージの奴!!」
「今度祝ってやらないとね!」
そんな会話をしつつ俺はまた今日からは自宅での生活が始まるのだった




