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生きるとは何か  作者: ルーツ


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最終章14

あの件より少し前の夏休み中の話にもどる。

リュージさんとの約束を守る為


深夜24:00前にお店前で裕美さんを待っていた

わずかな時間だったが昨日までの事を思い出していた


『子供からの因縁は全て断ち切った』そう思えた


「あー!!直樹だー!!」


「どうも、、」


俺の腕に抱きついて来た


「今日からまたよろしくお願いします」


「うん!よーし帰ろー!!」


元気な裕美さんを見るとこっちで楽しくなってくる

ただ何か分からない心のどこか晴れない部分があった


玄関を開け中に入る


はい、ただいまーと言ってぐるっと俺の方を向き抱きついて来た


(あぁ、、裕美さんも寂しいと思っていたんだな)


俺の胸に顔を埋ずめている、、、、


「直樹、、、、、」


「はい、、、」


「今までつらかったね、、、」


え、、、、、、ふいを突かれた


この一言で俺の中にある晴れない気持ちが何なのか

はっきりと分かった、、、、


小さい頃から今まで自分の為の行動ではなく相手に合わせて歩みよってきた、、、

世間と言う波へ逆らい続けもがき続けた俺の今までが全部終わったんだ。と理解した


あぁ、、、、そうだ、、、これからはもう過去を振り返らずに前だけを見ていけるんだ。そう感じた


すごく、、すごく大切な事だった


「裕美さん、、、、俺、、俺、、、やっと、、、」


「うん。頑張ったね、、、」


涙が、、、涙が自然と頬を流れる、、、、、


「ふふ、今日は思いっきりなぐさめてあげないといけないね」


なんて上目遣いで可愛い笑顔をしている


その日は裕美さんになぐさめてもらい甘えさせてもらった


ベッドで裕美さんのおっぱいに顔をうずめる俺を抱きしめてくれている


「なおき、、、」


「はい」


「ウチもさ直樹と同じでもう6年くらい前になるのかなー」


「当時付き合ってた彼に騙されてさ数人に囲まれてね

そのままレイプされちゃったの」

「それでもう子供は望めないって診断されてさ」


「女性としての尊厳みたいなのが失われて自暴自棄になってリストカットなんかしてもうどうでも良くなった時期があったの」


「部屋からも出ずにただ時間だけが過ぎて行って目の前が真っ暗だったんだよね」

「そんな時に私に手を差し伸べてくれたのが早紀さんだったんだよ」


「ウチも早紀さんとは違う所だけど仲間の人と夜遊んでいたから接点はあったんだ、、、、」

「でも顔見知り程度だったウチの事を気にしてくれて半ば強引に外に連れ出されたの」

「そして早紀さんの後ろに乗って目的もなくただ走ってくれた」

「早紀さんの背中を今でも思い出すのよ」


「そしたら早紀さんがリュージを紹介してくれて別に何をするわけではないんだけど気がつけば必ずウチの近くにリュージがいてくれた」


「そこからリュージしか見えない自分に気がついたの」


「なんて言うのかな、、」

「リュージに閉じこもっていた事や自暴自棄になっていた事なんか全てを話した」

「そしたらタバコを吸いながらこっちを見て言ってくれたの」


「俺はお前の全てを受け入れる。って、、、、、」


「そこからずっとリュージと一緒なんだ」


「話してくれてありがとうございます」


「俺、リュージさんや裕美さん」

「そして両親にも可愛がってもらっていたんだって思います」


「改めてまだ俺は子供だなって思います」


「えーこんなに大っきいのに子供だなんて笑」


「身体は大きくなりましたがまだ裕美さんに甘えたいですよ」


「もー仕方ない子だなー、、、、」


裕美さんの過去の話を聞いた

やはり大きな壁を必死に乗り越えた人の話はすごいし周りの人とは何かが違う視野を持っている

俺もそう思われるように努力して行こうと思った


「裕美さん、、、」


「なにー?」


「もう1回お願いします」


「あはは、仕方ないなー笑」


「その日は長い夜だった、、、、、、」


・・・・・・・・・



夏休みも終わり二学期が始まった


そこからしばらく特に何もなく平和な日常を送っているつもりだった


そんな昼休み


「直樹!!」と慌てて俺の所に愛が来た


「な、なんだ?どうした、、、、」


「ねえ、、、スペクター連合潰した4人って直樹達って本当なの??」


「なんだよ、、、そんな事かよ」


「はあー!?そんな事って、、、」

「直樹さ!何やったか分かってないでしょ!」


「別に何もしてねーし」


「道上グループがこの街からなくなったんだよ」


「へー」


「今この街は次どこが仕切るのかなんて噂も出回っているって言うのに何で本人はそんなに呑気なのよ」


「んな事言われてもな、、、」

「別に俺に何かあるわけじゃないからどうでもいいよ」


「呆っきれた、、、」

「別に本人がそうならいいけど他の3人はどう思ってるかは知るべきなんじゃない?」


「あとリュージさんも」


「何でリュージさんが関係してくるんだよ」

「関係ねーよな」


「直樹とリュージさんは周りからしたら手を出したらいけない人なんだって、、、、」


「その直樹が怒って道上を潰したって事はリュージさんの影があるって思われてもおかしくないでしょ」


「それに今の3年の建築科みた?」


「え?何?」


「もー直樹って本当に知らない事おおすぎだよ、、」


「就職先が急な経営不振になって軒並み倒産しているんだって、、、」


「へーそれって道上の親戚が牛耳っいた所って事?」


「そうみたいだね」

「直樹達の件で警察に連れて行かれてそこから色んな事が明るみになったみたいだよ」


「ニュース見てないの?!」


「まあ、、見る暇ないっす、、、」


「確かにそうだよね」

「高校生の喧嘩がここまで大事になるとは誰も思わないのかなー」


「ん?それは違うぞ愛」


「ワザと大事にしたんだよ」

「あいつらに地獄みせる為にな」 


「俺に言わせればこれくらいは想定内なんだよ」

「しかも道上への個人制裁はまだ終わってねーし」


!!


「直樹、、、あんたって人は本当に、、、もう、、」


「まあいいじゃない!あははは!あははは!」


ようやく全てが解決した

これで俺はこれからの人生の先を見て進んでいける

























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