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小学生期2

6月になりなんとなく暑い季節になってきた時期


相変わらずいじめが収まる気配はなくむしろ悪化して行ってるように感じた


そんなある日の朝


兄からお前そのランドセルなんだよ?何それ?おかしいだろ!


と問い詰められた、、言葉が出ない、、

更に体操着入れが明らかに汚い事も指摘された、、


気弱な俺は朝から何も言えずただその場で泣くしかできなかった


そんな俺をまた兄はあの時みたいな冷たい視線をするんだろうと思っていた

だけどその時の兄違った


俺の首に腕を回し強く抱きしめてくれた


兄は何も言わず離れそのまま学校に向かって行った


兄にバレたから今日くらいには母親にもバレてなんか色々あるんだろうな、、、と思いながら登校した 


あれ!?


いつも居なかった席に知らない人が座ってる!!


これがある意味運命的な出会いの瞬間だった


そいつの名は下村和樹


気にはなるけど話した事もなければ話す勇気もない自分は2時間目の授業が始まるまでは何もなかった  


ただ登校してから2時間目が始まるまでの合間合間にいつものようにいじめを受けヘラヘラして早く時間が過ぎるのを耐えていた


そして2時間目の授業が始まると同時にいきなり下村から話しかけてきた!!


え?何!? え??


俺教科書持ってないから見してくんね?


あ、隣だからか、、と手を挙げて先生に許可をもらい机を繋げ1つの教科書をみるように授業を受けた


はずだった、、、


え?教科書なんか見ていないしノートなんか空欄だからけで何も書いてない

むしろ鉛筆すら持ってきてない、、、何この人、、


当時はかなり衝撃だった


そんなこんなで2時間目終わり3時間目は体育だから体操着に着替えないといけなく下村をみたら着替えどころか何もしてない


次、体育だから着替えないとダメなんじゃないの?

と恐る恐る尋ねた


あ、俺体操着もないんだよね笑


なんて言うから本当、何この人??って感じだった


こんなやり取りをいじめグループが見ていたみたいで3時間目が終わり教室で着替えようとしたら頭上から大量の水がこぼれてきた


いじめグループの奴らが俺と下村にかぶせてきたのだった


あははは、マジで最高!あはは!!あはは!!

取り巻き含む数人が笑ってた


情けないが自分は何も言えずその場で座り込んで泣きそうだった


だけどここで2つ同時に信じられない事が起こった


まず下村の近くにいた取り巻きに和樹は1発殴り周りはそれに驚いたようでその場を動けずにいた


それと同じくらいに廊下から


おい!テメー俺の弟に何してんだよ!!と


兄が居た、、そのいじめのリーダー格に向かって走りそのまま殴りつけた


大騒動となり兄、下村、俺、いじめグループ5人は生徒指導室に連れて行かれた

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