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生きるとは何か  作者: ルーツ


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108/161

決戦3

ピッ、ピッ、ピッ、


、、、、、、、、、んん、、


、、、んん、、ん、、ん、


「おき、、、なおき、、、、、直樹」


(俺を呼ぶ声がする、、、、、)


「あ、あ、ああ、、、、、」


ゆっくりと目を開く


「直樹ー!!」

裕美さんの声がする、、、

俺の手を握り目から涙を流して俺を見ている、、、


看護婦が来て何かやっている


身体は動かす事はできるけど痛い、、、何より顎がかなり痛い


「なおき、、、」


「裕美さん、、、無事でよかったです」


「うん、、、、」


「意識戻ったら連絡ほしいってリュージが言ってるからちょっと行ってくるね」


・・・・・・・・


「直樹!、、、お前!、、、、」


「心配かけたみたいで、、、、すいません」


「ああ、今はもう喋るな。ゆっくりしてろ」


、、、、、。


「落ち着いたら話するからそれまでは怪我を治せ」



それから1週間が経過して左肩と顎と肋骨が骨折していて包帯ぐるぐるに巻かれてるけど身体は動かせるようになってきた


お昼になると必ず裕美さんが来てくれる


直樹〜と


昼ご飯が食べづらいのもあってか裕美さんが食べさせてくれる


「はい、あーん」


顎骨にひびが入ってるからあまり口が開けられない


「ふふ、直樹可愛い」

「食べさせてあげるからね」


「はい、ありがとうございます」


食事も終わりゆっくりしていた、、、


「後からリュージが来るってー」


「あ、はい。ありがとうございます」


しばらくしたらリュージさんが来てくれた


「だいぶ良くなって来たな!」


「はい、、、まだ上手く話せないですけど、、、」


「顎の怪我は跡が残るみたいだな」


「らしいです」


今でも古傷として消える事はない。5針縫ってる。

おかげで髭が伸びると傷が目立ってそれを見る度に思い出す


それで、まずお前と裕美に車が突っ込んで来ただろ


「直樹、お前のおかげで裕美はすり傷で済んだよ」


「え、、?裕美さん怪我したんですか?」


「へ?あ、うん」

「大した怪我じゃないから平気だよ!!」


「いや、ダメです、、、、許さん」


「その運転してたのは奴の舎弟だ」

「そしてお前を攫った奴は弘だ」


「すいません、、フルネームで教えて下さい」

「ぶっ殺す奴の名前は知っておきたいんです」


和泉 (いずみひろし)

「これが名前だ」


「はい」

「なぜ裕美さんと俺を狙ったんですか?」


「すまない。俺を攫う為だ」


「そうでしたか、、、」


「だがな、、直樹」

「お前のおかげで俺の命を取られる事はなくなったよ」


「で?直樹。お前どうしたい?」


「はい。ぶっ殺します」

「あいつもうリュージさん達との関係は完全に切れているんですよね?」


「ああ、間違いなくあいつは俺たちとは関係はない」


「すいません。あいつは今何やっているか把握はしているんですか?」


「今はまだ分からない。姿を消してるな」


「リュージさんにお願いするのは申し訳ないので俺たちで探します」

「だけど、、、尻拭いお願いしてもいいですか、、」


「いいだろう」

「俺も個人的に奴には何かやらねーと気が晴れねー」


「取っ捕まえたら連絡します」


「分かった。早く怪我治るといいな!」


「はい、近いうちに退院する事になるので」


「ならウチが直樹の面倒みるからね!」

「早紀さんには連絡しておくから安心して!」


「裕美、直樹を頼む」


「うん!任せてよ!」


そこから2日経過し退院した

まだ不自由な事もあり裕美さんに1週間お世話してもらう事になった


「はい、ただいま〜」


「ただいまー」


「直樹ベッドに行く?」

「歩けるみたいだからソファでもいいけど」


「そうですね、リハビリも兼ねて普段のような生活を送りたいと思います」


「分かったー」

「とりあえず部屋着にきがえよっか!」


「はい」


やっぱ顎の包帯が邪魔で肩もまだ少し痛みを感じて上手く脱げない


「ほら直樹やってあげるから」


「はい、すいません」


上半身裸になった俺の背中に裕美さんが後ろから頬をつけてきた


「ねえ直樹、、、、私怖かった、、、」


「ですよね。あんな事故あったら怖いですよね、、」


「ううん、そうじゃなくて、、」

「直樹がいなくてすごい怖くて寂しかった、、、」

「戻ってきてくれてありがとう」


「あの時はもう死ぬって本当に思いましたがこうやって裕美さんの前に帰ってこれて良かったと思ってます」


「うん。心配したよ、、、」


「はい、すいません」


「よーし!じゃ着替えようねー」


「あ、そうだ。身体拭いてきていいですか?」


「うん。じゃお風呂行こっか!」


「え、、、いやーさすがに入院中風呂入ってなかったから、、、」


「知ってるよ?だから拭いてあげるよー」


「はい、脱ぎましょうねー」

「ふふ、お元気さんですねー」


「だから自分で拭くって言ったんですよ、、、」


「はいはい」

「ちゃんと拭いてから抜いてあげるからねー」


「いや、大丈夫ですよ!」


「はいはい」

「スッキリしましょうねーと言って咥えてくれた」


「優しく丁寧に」

「たまに上目遣いで最近直樹が相手してくれないから私もーってなるじゃない?」


「ほらまたたくさん出して、、、、」


「あ、ああ、、もうダメっす、、、」


「ん、んん、、んー!?」


「んー、、、たくさん出たね!あはは」


「え、、、飲みました、、、?」


「うんー直樹のだしいいかなって!」


「なんかすいません」


「ほら、着替えてゆっくりしよっか!」


「はい」


・・・・・・・・


そこから1週間が経過して肩も動く顎の包帯も取れ肋骨はまだ素早く動くと鈍い痛みがある。

だかこれくらい回復すれば十分だ、、、


久しぶりのコーヒーとタバコに火をつけてゆっくり吸う。


「ふうー、よし!」


裕美さんの寝室に行き髪をゆっくり触れ薄く残ってる傷痕を見る


怒りが込み上げてくる、、、


「では行ってきます」


学校に向かい考えていたユージとタカシに手伝ってもらうか、、と思いながら正門近くまで来た時だった


車のクラクションが鳴る


ふと顔を向ける


運転席側の窓が下りる


「直樹!ちょっといいか?」


安田だった、、近くに寄って行く


「何?」


「お前、和泉 弘って知ってるか?」


!?


「なんでお前知ってんだ?」


「やっぱりか、、、そいつの隠れてる所知ってるって言ってたらお前どうするよ?」


「あ?決まってるだろ。ぶっ殺す!」

「安田、案内しろよ」


「いいけど俺の保身も約束してくれないと気持ちよくは教えられねーよ」


「何で保身が必要なんだよ?」


「お前知らないのかよ?」

「あの人はヤバい系の人だぞ!」


「知らないのはお前の方だよ。あいつ破門だぞ」

「ただの一般人だ」


「はあ?嘘だろ?誰かそんな嘘言ってんだよ!?」


「中田龍二。分かるか?」


「分かるかってお前、、、知らない奴いないだろ」


「その人だよ」

「分かったら連れて行けよ」


「分かったよ。乗れ」


「この車お前のか?」


「いや、あいつの若い奴がこれ乗っておけって言ってよ、、、、」


「ちょっと停めろ」


前を見た、、、、


!!


「どうしたよ?」


「俺はこれに轢かれたんだよ!!」

「安田!!これ渡した奴の所に行け」


「お、おう、、お前すげー怒ってるな、、こえーよ」


方向を変え車を走らせるとホームセンターが見えた


「わるい、あそこに寄って」


「ああ」


軍手、カッターナイフ、タイラップ、バール、コーラを買った

そしてリュージさんに連絡して和泉の居場所を安田に伝えさせた


「お前リュージさんの知り合いだったのかよ、、、」


「まあな。」


「行こう。悪いけど安田も手伝ってくれると助かる」


「ああ、騙された事にもイラついてるからなやってやるよ!」


しばらく走ると団地についた


一室の前で足を止める


「安田。呼んでくれ」


インターホンを押す

扉が開いた瞬間上から下に思いっきりバールを振り下ろした


頭に直撃して更に振り抜いた

ボタボタと血が垂れる、更に下から上に顎を狙ってバールを振り上げ振り抜く

いい音がした

その場に膝から落ちた

髪の毛を掴みこっちに寄せた


「こんにちは、そしてさようなら」


顔面に膝を入れて鼻を折る

痛がって逃げようとしても安田が反対に周り羽交い締めしてくれた


「安田。逆チョーパン気をつけろよ」


「分かってるよ!」


「おーけー」


バールを両手で持ち両脛に向けて何度も力強く叩く!!

鈍い音がする


「やめて、、、やめてくれ!!」

「謝るから!!すまん!」


「安田、何か聞こえるか?」


「いや?」


だよな!と言ってチンポをバールで何度も叩いた


あまりにうるさいから近くあった台拭きを口に突っ込む


「これで静かになるな」


顔もバールで横から振り抜きで叩きまくった


叩いてる時から血管が切れて内出血してるのが分かる


胸ぐらを掴んで寄せ台拭きを取り除き

コーラのペットボトルの蓋を開けて口に思いっきり突っ込んで流し込んでやった


「ゴボッ ヴェェェ、、、」

「汚ったねーなー」と言って数発殴り腹を数発蹴った


「安田どうするよ?まだやるか?」


「いや俺は和泉をやる」


「分かった」


タイラップで両手を縛った


「こいつ和泉の所に連れて行くぞ」


そのまま和泉が隠れてる場所にむかう

車を停めてボロボロの舎弟を安田が担いだ


歩いて行くとリュージさんが先に来ていたようで


「今からやるのか?」


「はい。」


「そうか。終わったら教えてくれ」


「はい。」


小さな工場の事務所でのんびりテレビなんか見てやがる


「和泉さん」と安田言う


「たくよ!おせーぞ!何、、、、、し、、て、、、」


「どうも。こんにちは」

「今からテメーをぶっ殺しまーす」


「な!お前俺を裏切ったのか!!」


「あ?いつから俺がテメーの味方になったんだよ!!」そう言うと安田は和泉の顔面を殴った


「和泉よくみとけよ?」


安田に舎弟の手のひらを床に押さえつけさた。


バールを持って手の甲にめがけて何度も何度も何度も叩きつけた


「ぎゃーやめてくれぇぇぇぇ!!ああー!!!」


10指全部があさっての方向を向いていた


あまりの痛さに気絶したみたいだ


「テメーはこんな程度じゃ許さねーからな」


「調子乗んなよクソガキが!」

「俺を誰だと思っていやがる」


「親父から盃割られた可哀想な奴だろ?笑」


「リュージてめー!!」


「もう詰んでんだよお前は」

「直樹、好きにしていいぞ」


「はい。」


和泉 弘。今からテメーをぶっ殺す。覚悟しろよ!!


「舐めんなクソガキ!!」


リュージさんと兄弟になるだけの事はあると思った

喧嘩慣れしてやがる

正々堂々なタイマンならもしかしたら負けていたかもしれない

だがこれはそんな立派なもんじゃない

一方的なリンチだ


バールで横腹を叩く

1発で腰が折れる

すかさず顔面にパンチを数発

そしてバールで脛を叩く

痛くて手で抑えると腰がくの字に曲がる

すかさず顔に向けてバールを下から上に振り上げる


見た目は地味だがバールはかなり有効だ

なんせ鉄の塊だからな笑


膝が落ち顔面に膝を入れ鼻血が出る


「まて!分かった!許してやる」

「な!それでいいだろ!?」


「安田。ほら」バールを渡した


「テメー俺を散々騙してくれたな!」

「あ!ぶっ殺してやんよ!!」


今まで鬱憤を晴らすかのなようにめちゃくちゃ叩いてる


カッターナイフを取り出してゆっくりと耳元で刃をだす

チチチチ、、、、、顔が青ざめて行くのが分かる


「おい和泉」

「テメーの不細工な顔なんかどうなってもいいけどよ」


「裕美さんの顔に傷残すような事しやがって、、、」

「よくもあんな可愛い人を傷つけたな!!!」

「許さん!!」


後ろから顔を固定してカッターをおでこに当て横から3本切りつけた


戦意喪失した和泉


「安田もういいか?」


「ああ、、もう十分だ、、、」

「それに直樹、、お前の恐ろしさもよく分かったよ」


「俺は明日にでもこの町を出るよ」

「もう会う事はないだろうよ」


「そうか。最後に悪かったな」


「いや。お前と一緒に喧嘩できた事は俺にとっていい思い出になりそうだよ」


「ならいいか。はは」


「ああ。はは」


「直樹。最後に握手して別れようぜ」


「色々あったが俺はお前と出会えてよかったと思ってるよ」


「ああ、わかった」


握手して安田は姿を消した


、、、、。


「リュージさんお待たせしてすいません」


「おう。もういいのか?」


「はい。全て終わりました」


「そうか。ほらよ」とタバコを1本渡された


「リュージさんからタバコ渡されるのこれで3回目っすね」


「はは、数えんなよ!」

「これからまだやるかもしれねーんだからよ」


「はい」と言って1本もらい火をつけ吸った


これで全てに決着がついた、、、、


できる事ならもう喧嘩はしたくない、、、、


そう思った


「直樹。お前どうやって帰るんだ?」


「あ、、、、、やべ、、、、」


「はは、ほらよ。これ使って裕美に来てもらえ」


テレホンカードを受け取った


「すいません、助かります」


「おいおい直樹、そこで顔と手洗っていけよ」


「あ、確かに」


・・・・・・・・


「ではすいませんが後の事はよろしくお願いします」


「ああ、任せとけ」




それから裕美さんに連絡をして事情を説明して迎えに来てもらった


「すいません。ありがとうございます」


「うん、いいよ。全て終わったの?」


「はい。全て片付きました」


帰宅した俺はすぐにシャワーを浴びて裕美さんになぐさめてもらいその日は過ぎて行った、、、


高校2年。夏休みも近くなった暑い日だった





















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