高校生期24
佐藤重幸
今日は1月1日元旦だ
「おっきろ!おっきろ!!なおきー!」
「は、、、、い、、、」
「おはようございます、、、、、」
「朝から元気っすね、、」
「おはよー!ほら〜顔洗ってきなよ〜」と促されるように洗面所に行かされる
ふう、、、さっぱり
リビングに向かった
テーブルには雑煮やらおせちが並んでいた、、、
「え、、、これどうしたんですか、、、」
「おせちは予約しといたんだけどー雑煮は作ってみましたー笑」
可愛くて夜はママで俺の夜の相手もしてくれて更に料理までだと、、普通できる事じゃない
しかも年初めから
「裕美さんありがとうございます」
「直樹はお酒飲めないから御神酒の代わりに水にしようねー」
なにかやたら世話を焼くな
「どうしたんですか?」
「何かいい事でもあったのですか?」
「えーたまには休み取って普通に家庭的なー?」
「少し憧れるじゃない」
「あーなるほど」
裕美さんの後ろに行き抱きつく
「いつもありがとう。裕美、、、、」
「夫婦ってこんな感じなんですかね笑」
「少し裕美さんの表情に緊張を感じた」
「よ、よーし食べようかー」
「あの、、朝からこの量おもくないですかね、、」
・・・・・・・
初詣に行く準備をして商売の神様が祀られてると言う所に行く事になった
「結構人いますね、、、、」
「毎年これくらいは普通かなー」
「あの付近の人達の大半はここにくるからね」
「なるほど〜裕美さんの言う通りだった」
見た事ある人達がたくさんいた
こっちに気付いて挨拶する人もいればお店以外での姿をみようとあえて来る人なんか様々だった
やはり普段のママ達を見るのって普通じゃないんだと感じた
当たり前と普通はイコールじゃない
そう思わされた、、、、
列に並び賽銭箱にお金を入れてカランカランと鳴らしニ拍一礼
(これから先は何もトラブルがない日々が送れますように)
ふと隣を見た
!!
「なんすか、、、」
「何でもないよー笑」
「めっちゃ笑ってますよ!」
「ふふ、すごい真剣な顔してたからついね!」
「あー!!直樹!あれやろうよー」
指を差す先におみくじと書いてあった
「せっかくだし並んで巫女さん所で引こう!」
次が俺たちの番だ
「先裕美さんどうぞ」
よーし!と気合いを入れて引いた
「よし。引くぜ!」
番号を巫女さんに伝えて紙をもらった
まだ見ない
裕美さんと合流した
「もう見た?」
「いえ、、、、怖いっす、、、」
「せーのでみようか!」
「はい」
「せーの!」
裕美さんは末吉
俺は、、、凶だった
(かみさまー!!さっき言ったばっかりじゃん!!)
「あははは!直樹やばー笑」
「年初めからこれは結構来ますね、、、はは、、」
「引いたクジはあれに結ぶといいみたいだから行こう」
なかなかうまく結べない、、、なんとか形にはなったかな、、
よし。と振り向くと誰かと話をしてた
邪魔したら悪いかと思い少し距離を置いて待っていた
なんかいい雰囲気には見えないなーと思いつつこっちに気付いたみたいで相手はその場を離れて行った
「あ、直樹ありがとう」
「え、、、もしかしてやばい奴だったんですか?」
「ううん、お客なんだけどお酒入ってたみたいでさ」
「あーなるほど、、、、」
「いやいや!ヤベー奴じゃないですか!?」
「はは、そうかも」
「裕美さんの身に何かあったらリュージさんに合わす顔ないんですから」
「絶対守ります」
「うん!ありがとう!」
その後は出店に寄ったり知り合いの方などと話をし時間は過ぎて行き気がつけば昼を過ぎていた
「ゆっくりしたいね、、、帰ろっか!」
「はい、、、」
家に帰りそこからはテレビを見て2人で笑ったりして時間を過ごした。
そして2日からは仕事が始まる
「みなさん。明けましておめでとうございます!!」
ママからの念頭と挨拶から始まった
冬休みと言う事もあり開店前から出勤していた
友希とも挨拶を交わし従業員やスタッフの方々とも個々に軽く挨拶を交わした
よし!やるか!!と開店しまた忙しい日々を過ごしていた
・・・・・・・・・・・
冬休みも終わりに近づいた寒い日だった
店に少しヤバい雰囲気の男が風を切って入ってきた
そこから数分もしないうちに何か言い出した
「何だこの酒は!!」
「こんな物が飲めるか!!」
「なんだこの店はよ!!」
「女も大した事ねーしよ!!」
とデカい声で店内に響き渡った
「あらあら、すいません」
「何か気分を悪くさせてしまいましたか?」
とママが近づいて話しかけてた
「あー?なんだー?」といきなりママの頭に持っていたウイスキーをかけた
「あらーせっかくのウイスキーがもったいないですね」
「マネージャー、新しいボトルをこちらに用意してもらえないかしら?」
「はい。直ぐにご用事します」と新しいウイスキーをテーブルに置く
その時だったマネージャーが顎を蹴り上げられ床に倒れた、、、、
「おい、、舐めてるのか、、三下、、、、」
もう何が何んだか分からなかった
「おいそこの女!横に座って水割り作れ!」と友希に言ってきた
(このヤロー、、、ぶっ殺してやる!!)と思った時に
「まあ、私を置いてそんな事おっしゃらないでくださいよ」と席に座り水割りを作ろうとしたらママを平手打ちした!!
!!
「てめー何してんだ!コラー!!」
「あー?なんだ?クソガキ、、、、」
ただ怒りだけしかなかった
店内で好き勝手やった挙句ママに手出すとか許さん
「表でろよおっさん。話なら俺がしてやるからよ?」
「はは!おもしれーな!!」
「み、三浦くん、、、」
「ダメだよその人は、、、」
「あー?テメーが三浦直樹か、、、?」
立ち上がって俺に近寄ってくる、、、、
「ほぉ、、、リュージのお気に入り、、ねー、、、」
「散々邪魔してくれた直樹くんがお前かよ」
「あははは!いやー来て良かったよ!!」
「テメーツラ覚えたからな!!」
店を出て行った
ママ!!とみんなが近寄る
「平気だよ!!ほら!まだ開店のお時間だから持ち場に戻って」
「皆様、ご迷惑をおかけして申し訳ございません」
「お時間の許す限りゆっくりとしと行ってください」
と一礼をするママ
マネージャーも横に立ち頭を下げている
そしてさっきの事はなかったのように通常の営業に戻って行った
なんとかラストまで持ち堪え最後のお客が店を出て扉が閉まった瞬間にママがその場にへたり込むように倒れた
「ママ!!裕美ママ!!」
「あ、うん、、ごめんね」
「少し奥で休憩させて、、、」
「三浦くん、ママをそっちに運んであげて!!」
はい!!と言ってママをお姫様抱っこして奥の長椅子に連れて行き寝かせた
「直樹、、、怖かったね、、、」と俺に回した手が震えていた
俺より裕美さん、、、顔が、、、
それにあのヤローまじ店めちゃくちゃにして許せねー
「直樹。ごめんね、、、」
「少しゆっくりさせて、、、」
「はい」
この時の裕美さんが言った、ごめん。の意味を俺はまだ分かっていなかった
店内に戻るとマネージャーが話しかけて来た
「三浦くん、、、大変な事に巻き込まれてしまったかもしれないね」
「あれですか、、なんか俺の事を覚えたとかなんとか言ってた事」
「そうだね、あの人はリュージさんの兄弟にあたる人なんだ」
「え!あんなのがですか?」
「うん」
「俺詳しく知らないからなんとも言えないですけ」
「なんで兄弟のお店で暴れる必要があるんですか!?」
「私も詳しくは分からないけど三浦くん達が必死に探していた佐藤重幸って覚えてるかい?」
「はい。忘れたくても忘れる事はできない名前ですね」
「さっきの人はその上にあたるんだよ」
「それでつい最近出所して来た。と聞いてはいたんだ」
(マジもんかよ、、、、、)
「その原因を知らなかったとは言え加担してたのが三浦くん、、、、」
、、、、、、。
「リュージさんからは言われていたんだけどね」
「もう2年くらいは経っていたから私も少し気を抜いてしまった所はあったとは思う、、、すまない。」
頭の整理が追いつかない
とりあえずリュージさんに連絡しないと、、、
「あ、、、そんな、、、大丈夫です」
「なんかすいません、、、まさか俺の知らない所でなんか迷惑かけていたみたいで、、、、」
、、、、、。
「とりあえずリュージさんに連絡したいので電話借りてもいいですか、、、」
「うん」
「すいません」
リュージさんにもらった連絡先に電話した
「あ、すいません。リュージさんはいますか?」
「お前誰だ、、?」
!!
「マジかよ、、、」
「ヤバいと思ってすぐ電話を切った」
「なんだよ、、、どうすりゃいいんだ?」
そんな時だった。
直樹?と裕美さんの声がした
「あ、裕美さん、、リュージさんと連絡が取れないんです、、、、どうしたらいいか、、、、、」
「あらー直樹大丈夫ー?」
「え、、、」
「あらあら、、帰ろっか!!」
もう訳が分からなかった、、、、、
言われるがまま店を出て家に着いた
「あの、、、俺、、、どうなるんですかね」
「えー大丈夫だよー心配しないでいいって!ね!」
、、、、、、。
「すいません今日は1人ですこし考えたいので、、、」
これから俺どうなるのか不安で裕美さんを抱けるような余裕はなく1人ベッドで朝を迎えた




