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幼稚園期6

自分に覆い被さる母親はそのまま


ごめんね、ごめんね、、、ごめん、、


と涙を流し自分の事を抱きしめてくれた、、、


どれくらいの時間が経過したのだろうか母親は立ち上がり今後の事を考えていたのだと思う


あれからまた数日が経過した


どのような話しになったのかまでは分からないがその何日か前に警察がきて色々話を聞かれ何より兄の状態でDV認定されあの事依頼、我々家族に一切の接触はなく母親はそのまま昼の仕事も続け普段通りの生活に戻って行った


それから何もなく普段と変わらない生活を数ヶ月送っていた日曜だった


自転車でそこら辺を走ってたら


おい!お前!◯◯の弟だろ!?


と知らない数名に囲まれていた


え、、、えーっと、、え、、?


頭が真っ白だった


◯◯の弟だろ!?と言う問いにまだ曲がっていない自分は素直にうん、、そうだけど、、と答えた


小学低学年の暴力なのでまだ殴られたりするような事はなかったが細い枝や草?などで数名に囲まれて叩かれた


その場に座り込み縮こまって耐えていたら遠くから


おい!お前ら何してんだよ!!とまた数名がこっちに来てるのかわかった


また痛いのが増える、、、と涙を流しながら思っていたら囲っていた数名は逃げるように去って行った


おい!◯◯!!なんで抵抗しないんだよ!!


兄だった


そんな弱い自分が弟だと周りから思われるのが恥ずかしいのか冷たい視線が刺さる中その場を兄と友達は去って行った


既に兄はこの付近ではかなり名を知られていたようだった


何も知らない自分も密かに周りからクズの弟と言うレッテル貼りがあったようだった

再認識するまではあともう少し後の話


そんな事もあり無事幼稚園は卒園し来年から兄が通っている小学校に入学することになる春の5歳だった






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