何が悪いのか?
暑さで、ちょっと腹が立ってくる。
室温三十三度ぐらいあったりする、倉庫の部屋で、〈なんでこんなに労働環境悪いんだ!!〉と、感じてイライラしてしまう。
なんとなく、熱中症で死んだというニュースの言葉が聞こえてきて。イライラする。
いくら、先輩と二人一組で作業やってても。管理してくださる人はお昼までの一時間ちょっとは来ないし。お昼休憩後は一回ぐらいしか見に来ない。二人同時に、もし倒れて三十分以上経ったら、助からないかもしれない。
まぁ、結局、この状況が、ちょっと許せないんだろうなぁ。
『じゃあ、こういう状況にならなければ、安定して働くこと出来るのか?』と、聞かれると、実のところ私は苦い表情になる。
生きていると、何かしら、しんどいから。
きっと、何かしらで、嫌だって、なってたはずだ。
とはいえ、これは、命がかかっている。
『暑さで辞めずに働くの無理かもしれない』と、私が、管理する人に言ったら、保冷剤と保冷剤を入れられるベストを出してくださった。午前と午後、背中に入れる大きめの保冷剤二個ずつ。
後、前から貸していただいていた扇風機一台。
扇風機一台じゃ、ヤバいと思って、親に状況言ったら、古い扇風機と三十五年前ぐらいの冷風機を一台ずつ、会社に寄付してくれた。
それと、三千何百円ぐらいで買った扇風機内蔵の服一着。
安いから、涼しさはそこそこだ。リュック背負うと扇風機で出来る穴をふさいで変な感じになるから、ここんところ扇風機内蔵のチョッキの扇風機を動かしている時は、リュックを前で背負う状況になっている。
『暑いから』と、少し小さく不満をもらすが。
私は、不出来な人間で。きっといたらないところが、そこそこあって。それで、不満をもらすのは、単なる憂さを晴らしているんじゃないかなと思ってしまうところがあって。
だけど、環境整備が酷過ぎるのは事実で。それをすました表情で仕方ないとされるのが、腹が立つ。
時間か……。
結局、たらないのは、時間なのか…?
クソッっと、おもわず、ちょっと怒りがにじみ出ている。
腹が立つ。
無理なら、辞めたらいいと、親は言うけれど。
婚約者の彼も、無理はし過ぎないでくださいって感じだし。
元気なさそうにしているのは、政治的うったえなのか?ただの、甘えか……。
まぁ、おかしいんだけどね。
結構、環境整備不備だよ。
そこは、ちゃんとしてほしい。
終
環境整備って大事にしないとな。
後、首にも小さい保冷剤を百円ショップで売ってる、薄い布に包んで巻いていたりする。