表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
77/93

47.パワーアップ



 進化したドワーフを引き連れ、私らは不死山ふじさん登山を再開した。

 山頂に近づくにつれて、吹雪が激しくなる。


 が、パワーアップしたドワーフたちは吹雪を物ともせずに進んでいく。

 

「魔物だ! 黄泉熊ゴールデン・グリズリーだ!」


 吹雪の中で燦然と輝く、黄金の体毛を持った巨大な魔物が出現する。

 黄泉熊ゴールデン・グリズリー


 A+のヤバい魔物。

 私は撤退を宣言しようとして、しかし、やめる。


 ドワーフたちが私を見てる。

 否、私の目を見ている。


 私の目には、ドワーフ、そして黄泉熊ゴールデン・グリズリー二つの情報が映ってる。

 これから情報を精査した結果……。


「やれるよ、あんたらなら、できる!」

「「「おう!」」」


 上級ドワーフの戦士達が戦斧を構える。


「ギャァオオオオオオオオオオオオオオオオオ!」


 黄泉熊ゴールデン・グリズリーの咆哮が大気を震わせる。

 だが誰一人として怯えているものはいない。


「おれたちは聖母の姐さんがついてる! 姐さんからもらった力と、姐さんの目を信じるんだ!」


 だっ! とドワーフ戦士たちが駆け出す。

 グリズリーの攻撃。


 ジョッパリーが正面から戦斧で、グリズリーの攻撃を受け流す。


「見える! おれにも敵の攻撃がみえるぞぉ!」


 正面でジョッパリーが、相手の気を引いてる間に、左右からドワーフたちが挟み込む。

 戦斧で攻撃。


「「ぬぅううん!」」


 ザシュッ! 一撃をもって、黄泉熊ゴールデン・グリズリーのぶっとい両腕を切り落とした。


「とどめぇええええええええええええええええええい!」


 ジョッパリーの攻撃。

 勢いよく振り回した戦斧が、グリズリーの首を軽々とはねた。

 グリズリーはその場に膝をついて、動かなくなる。戦闘終了……か。


「ま、まさかここまで強くなるとはね……」


 こちらのほうが数的有利だったとはいえ、A+ランクの魔物を、1分もかからずしとめちまうとは……。


「さすがじゃな、聖母よ」

『まったくだ』


 ガンメイジとアトーフェがうんうん、とうなずいてる。


「いやここ、私褒めるとこじゃないだろ」

「いや、聖母の力がなかったら、死んでおったわ」

『ただのドワーフをあそこまでの戦士にしてしまうのだ。やはりすごいな、聖母は』

【★大切なお知らせ】


好評につき、連載版をスタートしました!


『 【連載版】おっさん剣聖、獣の国でスローライフを送る~弟子に婚約者と道場を奪われ追放された俺、獣人国王女に拾われ剣術の先生となる。実は俺が世界最強の剣士だったと判明するが、泣いて謝っても今更戻る気はない』


広告下↓にもリンクを用意してありますので、ぜひぜひ読んでみてください!


リンクから飛べない場合は、以下のアドレスをコピーしてください。


https://ncode.syosetu.com/n4812jc/

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ