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29.不死山へ

【☆★おしらせ★☆】


あとがきに、

とても大切なお知らせが書いてあります。


最後まで読んでくださると嬉しいです。



 TKGを食べながら、今後の話をする。


「会議を始めるよ。食ったまま聞いてな」


 私はテーブルの上にこの国の地図を広げる。

 食べながらでいいっていったのに、全員が食べるのを辞めて、身を乗り出す。


 真面目な連中だね。


「私達がいるのは北西の港。んで、私達はこれから、南東のこの【不死山ふじさん】をめざす」

「あいっ、かぁたま! 【不死山ふじさん】ってなんですか?」


 アンチが手を上げて聞いてくる。

 会議に参加してる……かわいい……尊い……。


不死山ふじさんっていうのは、ここ、カイ・パゴスの南西に広がるでけえ山だ。ここに、氷の大精霊がいるらしい」


 北西端から、南東端。

 かなりの移動距離が必要となる。


「アンチ……」


 するとアンチは私を見てこくんとうなずく。

 お留守番しててほしい、と私が頼まずとも、わかってくれていたらしい。


 私は無言でアンチを抱き上げて、きゅーっと抱きしめる。


「いつも助かってるよ、アンチ」


 ごめんな、とは言わない。言わずとも、抱きしめるだけで思いが伝わる。


「きにしないでっ。おるすばん! ぼくの、おしごと!」

「アンチ~」


 おまえほんと、良い子だよぅ。

 うぉおん。


「帰ったらいっぱいいっぱい、ぎゅーってしてやるからな!」

「あい!」


 私は皆を見渡す。

 全員がなんだか生暖かい目ぇしてやがった。むかつくな。


「うぉっほん。チームを二分する。不死山ふじさんに精霊を助けにいくチームと、ここに残るチームだ。準備して、すぐ出発するよ!」

「「「おう!」」」

【★☆読者の皆様へ 大切なお知らせです☆★】


新作の短編投稿しました!

タイトルは、



『おっさん剣聖、獣の国でスローライフを送る~弟子に婚約者と道場を奪われ追放された俺、獣人国王女に拾われ剣術の先生となる。実は俺が世界最強の剣士だったと判明するが、泣いて謝っても今更戻る気はない』


広告下↓にもリンクを用意してありますので、ぜひぜひ読んでみてください!


リンクから飛べない場合は、以下のアドレスをコピーしてください。


https://ncode.syosetu.com/n1568jc/


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