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新しい生活~
その日から、私は、家を出た。新しい居場所をみつけたと思っていた。朝、目覚めると 見慣れない部屋、隣に聖也くんが寝ていた。その隣に聖也くんの友達。三人で 川の字で寝ていた。そうだ、駅前に二人が待ってくれて、「とりあえず、ウマイもんでも食べに行くか?」とご飯を食べに連れてってくれたんだ。そこで、二人とも遅くまで、私の話を黙って、聞いてくれた。そして、聖也くんが、「良くわかった。でもさぁ、家には、帰ったほうがいいぞ~。」と言うので、「聖也くんには、言われたくない、自分だって遊んでて、自分の家に帰らないじゃん。」と私は、言った。すると聖也くんは、「あっそうだね~でも、仕事は、必ず休まず行ってますから~」と言ってきた。「私だって、学校は、たまにしか休まず行ってます。」、「あ―たまにサボってんだ~」と聖也くん。二人で、言い合いをしていると、聖也くんの友達が、大笑いして、「お前達、いいコンビなぁ―」と言った。「私、絶対に帰らないから」と言って下をむいた。「詩穗~俺ん家くる?」聖也くんが、言った。