そっと、
あの日から、聖也君と連絡が 取れなくなった。
いつも駐車場や駅前にも、来てないよいだった。家まで押しかけるわけにいかない。
私には、出来る事がないのかな、聖也君は、私に会いたくないのかな。悪い事ばかりを考えていた。
学校にも家にもちゃんと行って帰るようになって、前の生活に戻った。ただ、ママは、看護婦の仕事で 帰っても私は、一人 だった。ママも頑張っている。聖也君も、おじいさんが、大変できっと頑張っている。私も、何かを頑張りたい。そうだ、絵を書いてみよう。学校で、コンクールが、あるようだったし。小学生の時は、何度も選ばれてみんなに羨ましがられてた。私は、ただ絵をかくのが大好きだった。いつからだろう?急に描きたくなくなった。今は、むしょうに描きたい。
それからは、毎日描き続けた。何度もやり直し思うよいにいかず、描きたいものもコロコロ変わった。コンクールの期限ギリギリにやっと、描き上がった。でも、誰が見てもあまり・・・でも、最後までやりとげた。毎日、自分と戦っているようだったけど、だんだん自分と向き合うようになって、最後は、私は、気に入った絵が、描けた。




