25/43
ママに再会~
「詩穗、あっちから歩いてくる人、ずっと詩穗のところを見てるぞ。」聖也君が、言った。
振り向くと、すごく綺麗な女の人が、歩いて来た。確かに私を見てる。待って、誰かに似てる❗
ママ?
えっ、どうして?髪型も服装も 全く違う・・・
まるで、別人。目の前に来た。
「詩穗、ごめんね。詩穗を大事に思い過て、心配過ぎて、ママうるさかったね。あなたの気持ちに、寄り添う事もしないで、安心な道ばかりを無理やり選らばせて・・・詩穗に言われて、ママ、わかったの、あなたの、詩穗の人生なのよ!ママは、一番の応援団でいいのよね。」ママが、言った。
「ママ、私もひどい事をたくさん言って、ごめんなさい。」今まで言えなかった言葉。
私、素直になれた。素直に言えた。
聖也君に、出会って 一緒に過ごすうちに、大事に思い過ぎてしまう、ママの気持ちが、自分の事のようにわかるようになったんだ。




