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この空のどこかで~  作者: 七色菜月
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まぁいいか~。

「お腹すいたから、ここで食べたい。」と言うと「俺もそう言おうと思ってた。」と聖也くんが、おにぎりと一緒に、飲み物も袋から出して渡してくれた。「何かあったか?」と聖也くんに普通に聞かれた。昨日の夜の事は?引きずってるのは、私だけだったの?少しほっとしたけど、少しムカともした。さっきまで私が、落ち込んでいたのは、なんだったんだ。私が、ぶつぶつ言ってたら、「まぁ、いいか~あ、もう、大丈夫みたいだからなぁ~。」だって。聖也くんの得意の「まぁ、いいか~」出たよ―。でも、いいや。昨日、聖也くんに言ったことを後悔して落ち込んだ事、聖也くんに会えない時間が寂しかった事、つらかったけど、自分の気持ちに気が付く事ができた。無駄なことなんてないんだなぁ。今、あのときにつらかった分、いつもよりずっと嬉しくて楽しい。だから、私も心から、まぁいいか~と思えた。もう、引きずらずに、前を向いて歩いてみよう。

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