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この空のどこかで~  作者: 七色菜月
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離れたほうがいいよ。

前は、思うようにいかないと、すぐママのせいにしてきてたなぁ。ママが、なんでも決めてたし。ママ、どうしてるかなぁ・・この前、学校の先生に呼び出されて、「お母さんから連絡がきて、とても心配されていましたよ。必ず自宅に帰って下さいね。」と担任に言われた。結局、帰ってないけど。そのあと、何も言われなかった。親の言う通りにしない私に愛想つかしたのかなぁ。ぶつぶつ一人で、言ってたら、「明日、学校だろ。早く寝ろよ。」と聖也くんが、言った。「聖也くんだって明日、仕事じゃん。」と無愛想に言い返すと、「怖~真面目で、おとなしそうなのに言うね~。」と言わたけど、聞き流した。その時、ドアをノックする音がした。私は、また誰か来たの?と、うんざりした。聖也くんが、ドアを開けると雨が降り始めていたようだった。「聖ちゃん・・・」あっ、この声は、「ちはる?どうした?濡れるから、中に入れよ。」聖也くんと女の子が、入ってきた。「ちはるちゃん、久しぶり。」「こんばんは、元気だった?」先輩も友達もみんな知り合いみたいだ。朝、来た子だ。私の顔を見たと思ったら、部屋を飛び出して行ってしまった。「ちはる、待てよ。」と言って聖也くんも追いかけて出て行ってしまった。なんなんだ。全く意味が、わからない。「俺達も帰ろうぜ、あいつ、ちはるちゃんの事になると帰って来ないから。」「詩穗ちゃんだったけ?あいつから離れたほうがいいよ。ちはるちゃんには、かなわないよ。誰もね。」そう言って、帰ってしまった。本当に一人になってしまった。









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