2話目ですでにタイトルなし?
どうもお昼寝さん。です。
設定とか世界観を説明する回になります。
修正が入ることが必至だと考えられます。
あたたかいめで見てください。
貴重な春休みを、なぞ語尾パンダと過ごた。
毎日毎日学園の規則やら、魔法の世界の歴史やらを叩き込まれた。唯一の救いはワッフルがこの世界にも存在すること、とでもいえばいいのか……。現状は不満しかない。
簡単にこの春休みパンダに教わったことをまとめると、
・魔法の世界を魔法界、元の世界を通常界と呼ぶ。
・魔法界は各国で戦争している。
・日本はすでに5回の大戦を経験している。
・日本には魔法の適性が非常に高い家系が十家ある。
・学園の卒業後は大抵が国軍にあたる組織に入団する。
・魔法学園は日本に3校ある。ここは日本一規模の大きい東京支部校。他には大阪と札幌にある。
・この学園には、生徒会,風紀委員,精鋭部隊の3つの派閥があるらしい。
・魔法界の人間も元は俺と同じ通常界から来たそうだ。
情報が多すぎて覚えられない。ていうか興味が湧かない。大事そうなことは覚えたつもりだけど……。どうせ足りないんだろうな。
(後付けのための言い訳とか言わないでネ。)
「あーやだやだやだやだやだやだ!休んでないのに春休み終わったじゃん!2ヶ月いや、2年足りないー!」
「なんとなく予想はしてたが、ひどい荒れ方だナ。」
「出たな強盗パンダ!!俺の春休みをかえせぇぇーー!!」
俺はなりふり構わずパンダに襲いかかった。
パンダはどうする?
→ かわす
なぐる
逃げる
アイテム(辞書)
パンダはひらりと由羽をかわした。
由羽は壁に激突した。
「いい加減あきらめるネ。今日から由羽も学園の生徒ネ。これは学園長命令でもあるヨ。」
「ぐぬぬ……。」
「ほらもう8:15ネ。はやく教室へいくヨ。」
そういって由羽は学園長ことパンダこと、マーチに引きずられて行った。
───少年は最後まで足掻き続けたそうな。
「……学園長おはようございます。」
「おはようネ!南先生。これが今日からお世話になる霧野由羽だヨ。めんどくさいやつだけど、よろしく頼むネ。」
「…………。」
なにやらゴミを見る目で見られている気がする。誰だ俺をそんな目で見るのは!!俺はこれでも大学生だぞっ!
振り返るとそこには、黒髪ショートで女性としては高身長なスーツ姿。いかにもキャリアウーマンという感じのする、厳しそうな人がいた。言葉だけでは伝わらないかもしれない。でも言わせてほしいこの人に逆らったら殺される気がすると。
「……ここがお前のクラスだ。」
そう言われ連れてこられたのは、『I』と書かれたクラス。あのパンダによると、この学園は、魔法の『適正・知識・応用力』の3点でクラスわけされるらしい。総合評価が高い順にABCDそしてI?に振り分けられるらしい。なぜ飛んでIなのか。これについてパンダは、「まぁIクラスになったらのお楽しみだヨ!まぁ1つ言えることといえば、担任が美人だヨ!」と言っていた。事前情報が無すぎてとても怖い。ついでにいえば担任も怖い。美人だけど。オーラがこわいよね。
「……ここでまってろ」
ガラガラガラ
「……席につけ」
あれだけ賑やかだった教室が一瞬で無音に変わった。やだなー。入りたくないなー。帰りたいなー。そうだ、古典的だけどトイレ行く振りして逃げよう。ここは俺には向いていない。そう全部あのパンダが悪い。そういうこったな。よし担任のスキを見て…………
────全身からいやな汗が出た。
まだパンダと由羽の会話のみいつになったらヒロインたちをだすのか?
はたまた最後まで出さないか?
閲覧ありがとうございます!
次回もがんばります。