顔
とりあえず、覗き見程度に。
私の顔は、ブスではない。
知らないところで誰かが私の写真を100人の人に見せても、多分誰も『ブス』とは評価しないだろう。
『印象に残らなさそう』
等々は言われるだろうけども。
つまるところ、ブスでも美人でもない。ブスにも美人にもなりえない。
一方、友人に、ヘタこけばブスにもなる個性的美人がいる。
『DEAD or ALIVE』である。
垢抜ける手前の松浦亜弥みたいな。
―努力してもしなくても平均点範囲な私。
―努力次第で百点とれる馬鹿。
どっちが良いですか?
どちらにせよ年齢重ねれば、顔には自然と“ひととなり”が濃く出てくる。良くも悪くも、元々の顔に自信や品性が滲み出て、雰囲気を作る。
今、どう過ごすかによって十年先の顔が作られる。
今、何を選び、誰と付き合い、どう生きるか…
惰性に流され、無駄な時間を垂れ流し、阿呆な顔で何の為にもならないテレビばかり見ていたら、『わけの分からない奴』になってしまう。
百も承知。
にもかかわらず、本日も惰性にかまけて過ごしたこの私を、むしろ勇者と呼んでくれまいか。
勇者より。