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魔王に騙されてナイフを突き刺されました

「ギャーーーー」

 魔王は自分の攻撃を私に反射、攻撃されて絶叫していた。


「自分の攻撃をアリスに反射されるなんて本当に馬鹿だよな」

「本当だな」

 魔王はブラッドやお兄様にまで呆れられていた。


 魔王は抜けていると言うか本当に馬鹿だ。

 私達に出した問題も簡単な単語しか書けない単細胞なだけはある。


 私の爆裂魔術の攻撃を受けて最初から真っ黒だったけれど、自分の闇の一撃を逆襲されて更に黒くなっていた。

 でも、魔王は何故か倒れなかった。

 中々耐性だけはあるみたい。


「ガキめ! 一度ならぬ二度までも余を攻撃するとはもう許さん」

 魔王は私に対してまだやるみたいだ。


「何を言っているのよ? 私まだ一回も攻撃していないわよ」

 私が反論すると、

「最初爆裂魔術で攻撃してくれただろうが!」

 魔王はそう言い張ってくれたけれど、


「あれは最奥の間の扉を壊そうとしただけよ。あなたを攻撃しようとなんかしていないわ。今もあなたの攻撃を反射しただけだし、私、本当の意味でまだあなたを攻撃していないのよね」

 私は魔王を見てニコリとした。


「魔王相手なら、遠慮しなくて全力でやっても誰からも怒られないと思うのよ。だから全力でいかしてもらうわ」

 久々に全力攻撃ができる。

 私はやる気満々だった。


「何を言うのだ。貴様など怖くもないぞ」

 魔王は強がりを言ってくれたが、

「じゃあ、行くわよ」

 私は頭の上に巨大なファイアーボールを作ろうとした。

 頭の中で願うと両手で抱えられないほどの巨大なファイアーボールが出てきた。


「えっ、アリス、ちょっと大きすぎるんじゃないのか?」

 お兄様が注意してきたけれど、

「魔王相手にはこれくらいで丁度良いのよ」

 私は首を振った。


「えっ、ちょっと待て!」

 でも流石にそれを見て魔王も蒼白になってくれた。


「今更待てないわよ」

 私はやる気満々だった。


 しかし、次の瞬間だ。


「も、申し訳ありませんでした」

 魔王がいきなり私に土下座してきたのよ。

「えっ?」

 私達は唖然とした。


 まさか、あの傲岸無比の魔物の王の魔王が土下座してくるなんて想像だにしていなかった。

 私はあまりの驚きのために思わず私の出したファイアーボールを引っ込めてしまった。

 こんなこと初めてだった。


 そして、油断してしまったんだと思う。

「何卒お許し下さい」 

 頭を下げると魔王は私ににじり寄ってきた。


 私は魔王が手に何か持っているのが見えなかった。

 魔王の手が私の右手にすがりついてきた。

「ちょっと待ちなさいよ!」

 私が慌ていたが魔王は無視してくれた。


 その瞬間だ。


 グサリ!


 魔王の右手に握ったナイフが私に突き刺さっていた。


「キャーーーー!」

 イリーナの悲鳴が聞こえた。

「アリス!」

 お兄様の悲鳴も聞こえた。


「わっはっはっはっは! 愚か者め、この魔王様が貴様のようなガキに土下座などするわけはなかろう」

 魔王は高笑いしてくれた。

 

「このナイフは魔王様特製の猛毒が塗られたナイフだ。いくらガキが生意気でももう助からん。ふんっ、生意気なこのガキさえ退治すれば後は雑魚だけだな。じっくりと料理してやろう……えっ?」

 魔王は私に突き刺したナイフを引き抜こうとして、その手が抜けないことにやっと気付いてくれたようだ。

 何しろ私がしっかりと握っていたから。


「き、貴様、何している」

魔王が慌てたが、私はにやりと笑ってやったのよ。


「魔王。次はないっていわなかったっけ?」

 私は哀れんだ目で魔王を見た。

「な、何をする?」 

 慌てた魔王を魔王を私は身体強化した手で投げたのよ。

 思いっきり振りかぶって地面に激突させていた。


ドシーン!

 「ギャーーーー!」

 魔王の顔が地面に埋まる。


「な、何故だ? 何故余のナイフが効かん? 貴様は化け物か?」

 魔王はなんとか顔を出して唖然として私を見た。


「ふんっ、私、お守りは一杯持たされているのよ。あなたが突き刺したのはモンモンのくれた毒無効化のお守りよ。ナイフもろとも浄化されてしまったんじゃないの」

魔王のナイフは剣先から無くなっていた。


「な、何だと、そんな卑怯な」

 魔王が何か言ってくれたが、

「私に謝った振りして油断させたつもりかもしれないけど残念だったわね」

 私はニコリとした。


「いや、待て、ガキ、いやガキ様、違ったアリス様。何卒お許し下さい」

 魔王が再び頭を下げてきたが、私はもう騙されなかった。


「人の良い私も二度目はないわ」

 私の目は怒りに燃えていたと思う。

「いや、ちょっと待て」

 魔王が慌てて逃げだそうとしたが、それを許す私ではなかった。


「地獄に帰れ! 火炎魔術!」

「おい、アリス、止めろ!」

 何故かお兄様が止めようとしてくれたけど、私は完全に切れていたので、聞くつもりはなかった。

 私の手から煉獄の炎が飛び出した。


「ギャーーーー!」

 魔王に炎が燃え広がった。

 辺り一面火の海になる。


「助けてくれ!」 

「甘い!」

 泣き叫ぶ魔王を無視して私は最大火力で魔王を燃やしたのよ。


 魔王は泣き叫んでいたが、私は聞く気はなかった。

 魔王が火だるまになって完全に燃やし尽くされるまで私は炎を緩めなかった。


ここまで読んで頂いてありがとうございました。

ラスボスの魔王は燃やし尽くされました。

アリスの圧勝でした。


ブックマーク、広告の下の評価☆☆☆☆☆を★★★★★して頂けたら嬉しいです(*ᴗ͈ˬᴗ͈)⁾⁾

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私のお話、ここまで読んで頂いて本当にありがとうございます。

私の

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