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古代竜が襲ってきたので、特大の火の玉をお見舞いしました

 私はその日もいつの間にか眠っていた。


 でも夢見も最悪だった。

 お兄様やモンモン達に虐められて泣いていたんだから!

 本当にお兄様もモンモン達も酷い!


 絶対にもう助けてやんない!

 私が決意した時だ。


 いきなり巨大竜が現れたのよ。

 何このシュールさ!

 驚いた私は、

「「キャーーーー!」」

「竜だ!」

「古代竜だぞ」

 皆の悲鳴が聞こえた。

 なんか現実っぽいんだけど……


「えっ?」

 私は軽く目を開けた時だ。

 目の前に古代竜の恐ろしい顔があった。


「アリス危ない!」

 お兄様の叫び声が聞こえた。


 次の瞬間だ。

 ドカーン!

「「キャーーーー!」」

 モンモン達の悲鳴の中、凄まじい衝撃と共に私の障壁がバリンッと割れて、私は体中に凄まじい衝撃を受けた。

 息が詰まる。

 ふっ飛ばされて空中にいると思った時には、


 ドシーン!


 ダンジョンの壁に叩きつけられていた。

 一瞬意識が飛ぶ。


「アリス!」

 モンモンの悲鳴が響いた。


 何なのよ、一体?

 私は体がまだ半分寝ていた。


 でも、古代竜が襲撃してきたのは判った。

 古代竜って魔物の中で最強の魔物だ。

 普通はダンジョンとかでは最奥にいるラスボスのはずだった。

 そのラスボスが何でこんなところにいるのよ?

 私には理解できなかった。


 遠くで古代竜がブラッドに殴りかかっているのが見えた。

 ブラッドが剣で受けた。

 しかし、受けきれずにそのまま殴り飛ばされていた。


 ドシーン!

 私の横の壁に叩きつけられる。

 ブラッドは完全に気絶していた。


 次はお兄様だ。

 何回か古代竜がお兄様に殴りかかるが、お兄様は器用にそれを避けていた。

 さすがお兄様だ。

 私が感心してみていたら、

「おい、アリスね加勢しろ!」 

 お兄様が叫んできた。

「ええええ! でも、まだ半分寝ていて戦えないわ!」

 それに、私を虐めたお兄様を助けないって決めたし……

 半分まだ寝ていた私はそう思ったのよ。


「お前な!」 

 そう叫ぶお兄様が少し油断したみたいだ。


 バシーン!


 思いっきり古代竜に張り倒されていた。


 ダーーーーン!

 私の横の壁に叩きつけられていた。


「キャーーーー!」

 モンモンが悲鳴を上げてこちらに向かって逃げてきた。


「古代竜様!」

 何を考えたのかイリーナがいきなり古代竜に跪いたんだけど……

 古代竜がぎろりと睨み付けたが、少しその目が笑っているように見えた。

 敬われて喜ぶのか?

 魔物がそんなことするなんて初めて見た。


 その瞬間だ。

「喰らえ!」

 イリーナの手が強力な光を発したのよ。


「ギャーーーー!」

 古代竜は目を押さえてのたうち回った。


「よし、イリーナとどめよ!」

 私が叫んだ時だ。


「何を言っているのよ!」

 決死の形相でイリーナがこちらに向かって必死に走ってくるんだけど……

 えっ、あそこまでやって逃げてくるの?


 目を押さえていた古代竜が怒りの形相で、そのイリーナを追いかけだしたんだけど……

 それも決死の形相しているし……

 そして、そのイリーナは必死にこちらに向かって駆けてくるんだけど……


 ブラッドとお兄様は完全にダウンしているし、私も殴られたショックで完全じゃないんだけど……


「アリス、交代!」 

「えっ?」

 私にタッチしてイリーナは私の後に回り込んでくれた。

 ちょっと勝手に交代しないでったら!

 私は思ったが遅かった。

 私目がけて、と言うか私の後のイリーナ目がけて古代竜が殴りかかってきたんだけど、その前に私がいるのに!

 イリーナも何故、私の所目がけて走ってくるのよ!

 まあ、そう思ったけれど、そう言えば私の睡眠をこの古代竜が邪魔してくれたんだった。


 ということは私がやっても良いのか?

 と言うか、良くもやってくれたわね!


 私はパンチにはパンチよとばかりに右握りこぶしに魔力を纏わせると、拳を前に突き出したのよ。

 えい、やっと!


 ドシーン! 

 でも、そんなパンチでは古代竜に敵わなかったみたいで一瞬で私は吹っ飛ばされていた。


 ダーーーーン!

 ダンジョンの壁に叩きつけられていた。


 くっそう、二回までもやられるなんて、このアリスちゃんが!

 私はいい加減に頭にきた。

 そろそろ頭も回転してきた。


「「キャーーーー」」

 下ではモンモン達が悲鳴を上げて逃げていた。

 それをなんか古代竜は喜んで追い回しているように私には見えた。


「このアリスちゃんを前にして遊んでいるんじやないわよ!」 

 私は勢いをつけるとその古代竜に目がけて飛び上がったのよ。

 そして、そのまま、古代竜の横っ面目がけて飛び込む。


「喰らえ!」

 古代竜の横っ面にキックを浴びせていた。


「ギャッ」

 ドシーーーーン!

 古代竜はダンジョンの壁に叩きつけられていた。

 ミシミシとダンジョンにひびが入る。


 よし、これで一発目の仕返しだ。

 私は完全に目が覚めたのよ。


「ギャオーーーー!」

 怒り狂った古代竜は今度は私目がけて駆けてきた。


 私は指をバキバキ鳴らした。


 私を二回も殴ったのだ。

 そう簡単に許さない。

 私は仕返しするつもり満々だった。


「ギャオーーーー!」

 古代竜が私に殴りかかってきた。

 私はさっと動いて避ける。


 ドシーン!

 古代竜の拳が壁に突き刺さる。


 そして、私の目の前に現れた古代竜の顔面に私の拳が炸裂した。

「ギャーーーー!」

 古代竜は悲鳴を上げて飛んで行く。


 ドシーーーーン!

 反対側の壁面に叩きつけられていた。

 中々起き上がれないみたいだったが、首を振って起き上がってくれた。


 そうでなくては私の怒りが収まらないわ。


「じゃあ、仕上げよ!」

 私は手のひらにファイアーボールを出した。

 そして、それをある程度大きくする。


「ちょっとアリス、でかすぎるんじゃないの?」

 モンモンが注意してくれたが、古代竜を倒すにはこんな物だろう。


 古代竜がそのでかい火の玉を見てぎょっとした顔をしたくれたが、もう遅いわよ!

 何故か竜がひっくり返ってお腹見せているんだけど、何よそれは?


「喰らえ!」

 私はそのまま火の玉を古代竜目がけて投げつけた。


「ギャーーーー!」

 古代竜の悲鳴のような声が聞こえたけれど、そんなの無視よ!


「皆伏せろ!」

 お兄様の声と共に全員伏せる。


 ピカ!

 ドカーン!

 ダンジョンの中でそのファイアーボールは大爆発を起したのだった。


ダンジョンの中で特大の爆発を起こしたアリス。

果たしてアリス達も無事にいられるのか?

続きをお楽しみに!

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私のお話、ここまで読んで頂いて本当にありがとうございます。

私の

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