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乙女ゲームのセーブ&ロードくんがあだ名のモブ?に転生したので平和に暮らしたい  作者: 神谷洸希
中等部2年生

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28/72

2-10 4人目

「期末テストまでに帰って来れて良かったね!リエル」


「どの口が……あーくそ可愛いな」


 和解エンドにさっさと行けたので期末テストも受けれるし一緒に進級できそうで良かった良かった。


 さて今回のループはどうやって脱出すればいいのかな。そこだけが懸念点だ。


「勉強に付き合ってあげるからループの脱出方法一緒に考えてよ」


「またハマったのか」


「そうだよー。僕じゃどうにもできないし。前回も運良かっただけっぽいんだよ。なんで抜けれたかさっぱり分かんない」


 僕の知らないところで起こったイベントが原因説が濃厚。

 もしくはゲームにつながらないことしたら強制ループ?いやでもなぁ、前回僕がしたことで何か変わったかって言われたら別に変わってない気がするし。僕いなくても変わんないでしょ正直。


「とりあえず候補者リストを作ろうぜ」


「言ってたやつ?」


 僕がリエルにアドバイスされたとかメモに書いてあったような。


「言ってたか?まあとにかくループさせてるやつに心当たりがあるかどうかって話だよな」


「なるほどね。ないよ」


 あったら苦労してないんですよ。


「全くないってほどじゃないんだけど」


 主人公の女の子を見つけられれば話は早いんじゃないかなと。やっぱセーブ&ロードの決定権ってプレイヤー、つまり主人公にあると思うし。


 ただなぁプレイヤーの外見あんまり覚えてないっていうか。


「髪は暖色系?赤っぽかったような黒っぽかったような。目の色も濃い色だった。あと2年くらいしたら気の強そうな美人になりそうな感じ?名前は不明。多分シングルマザーの家庭。確実に貴族ではない」


「なんの話?」


「心当たりの子の特徴」


「何も分からねえけど」


「それはそう」


 だから僕も諦めて探してないわけ。


「今の王の従兄妹ってのは大きな特徴かも」


「……最重要な情報サラッと言うなよ」


 でも今の段階じゃそれ、誰も知らないわけだし意味の無い情報だと思うんだよな。


「あとは攻略対象の生存?」


 生存しなきゃゲームも始まらないし、過去の話でしたなんて体でゲーム内ストーリーになっている可能性もある。主人公目線じゃないストーリーもあるかもしれない。ゲームに該当する部分でループしてるなら、って仮説が合っていたらだけど。


「攻略、対象?なんだそれ」


「僕もよく分からない。そう言えば1人は確定したんだよね。リールって言うんだけど」


「あー……呪術師の家んとこのやつか……俺あいつ苦手」


 ちゃんと把握してるわけね。

 元老院が強いって言うくらいなんだからそりゃリエルも見に行くくらいはしてるか。どうやって情報集めてるかは分からないけど。


「なんで?」


「訪ねに行ったら人形にされそうになったんだよ!」


「そ、そう」


 ルイスみたいに犬にしようとしたんじゃないだろうな。それなら妥当オブ妥当だぞ。


 元から人形な僕は意外と相性良かったりするのかな?


「リールに危険迫ってたりしてた?」


「知らないが」


「うーん」


「他にもいるんだよな?」


「うん。金髪金目の無邪気な感じの少年、髪をいい感じにセットした背の高いイケメン、ファンキーな髪色のグラサンの3人、だったかな?」


 僕の薄い記憶だけが頼りなのもあってギリギリ思い出せた情報がそれだ。

 うろ覚えだから印象的なところしか覚えてないのだ。1番最初の子は可愛いと思ったから顔もしっかり覚えてる。その後身長176cmでうん……ってなったけど。乙女ゲームの男キャラ皆背高くない?


「金目?俺そいつ知ってるかもしれない」


「え」


「特待生のやつじゃないか?」


 特待生……!そうか僕以外に4人いるんだった。金ある商人とかでもないガチの庶民。主人公も父親が判明するまではそっち側の人間だったわけだしそりゃ境遇が似てる特待生の中に攻略キャラがいても全然おかしくない。盲点だった。


 良家の振る舞いを覚えさせるとかなんとかで中等部からしか取ってないからこれから増えることもない。可能性は高い。


「特待生かぁ」


 まず定期テストでずっと1位のシエルでしょ?

 次に僕の嫌いな性格悪いレスバが趣味のクソガキ。

 残りは僕と、あと2人か。特待生のうち女子は2人って聞いてるから1人は女子として残りの子だな。


「3組のはずだ」


「行ってくる」


「いや俺も行く」


「なんで?」


「面白そうだから」


「いいね」


 久しぶりに学園来たからかリエルのハーレム達がソワソワしている。申し訳ない。もうちょっと待ってくれたらがんばって捲くから。


 3組は1個上の階だ。

 ここだよね。

 教室を覗くと一斉に生徒達が僕の方を見る。いや、後ろを見ている。リエルか。目立つもんな。最近さらにでかくなった気がする。成長期なのかもしれない。


「どれ?」


「む……ここにはいないらしい」


 確かに金髪の男子生徒すら見当たらない。


「オレに何か用?」


 振り向くと金髪金目の背の低い少年が、僕達を見上げていた。

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