ダンジョンで出会った女の子。3
「この子の体調も検査してみないと、こんな場所に鎖で繋がれてたんですから……」
「そうだね。まずは王都に戻ることが先決だ! 父上に報告しよう。この子のことは僕に任せて欲しい。王国で責任を持って面倒見よう!」
エルロンドはそう言うと、レイラのことを心配そうに見ていた。
「分かりました。では……帰りましょう!」
俺はレイラをリティスに託して、ボス部屋を後にした。
王都に戻ると、レイラを王城の医務室に預けて、俺達は国王との謁見の為に向かう。
謁見の間にやってきた俺達が扉を開けると、中ではすでに王様が玉座に座っていた。
「陛下。今回、ダンジョンの最深部まで攻略しました……そこで少女を保護しました」
俺は王様にそう伝えると、王様は頷いて俺達に言った。
「よく戻ってきた。さぞや大変だったであろう……」
「はい、かなり厳しかったですが……なんとか無事に帰ってこれました」
俺は笑顔で答える。すると、王様は嬉しそうにしていた。
「ところでリオン。お前が最深部で得た聖剣エクスカリバーとはどういうものだ?」
王様が俺にそう尋ねてきた。
「はい……この金色の剣のことです。ですが、この聖剣は僕にしか扱えないもののようです」
俺は金色の剣を見せてそう王様に言うと、王様は難しい顔をしている。
まあ、王様からすれば俺にあまり力を持たれるのは国家として困るのだろう。
俺に力を持たれては、もしも国に対して反乱を起こされた場合、抑えるのが困難になるのだから。
「なるほど……ならば、聖剣はリオンに任せる他ないな。お前にしか使えないのであれば仕方あるまい」
「ありがとうございます。それと……エクスカリバーと一緒に、女の子もいたのですが……」
俺は王様にレイラのことを話し出した。
「あの子供のことか……確かにあの子供は妙な雰囲気が漂うものを感じたが……何かあるのか?」
「はい。あの子もこの聖剣エクスカリバーと同じく僕に預けて頂けませんか?」
「うーん…………仕方なかろう。認めよう……」
王様は渋々だがそれを認めてくれた。
「エルロンドよ。引き続き、リオンの補佐を頼むぞ?」
「はっ! 陛下。お任せ下さいませ」
エルロンドはかしこまって礼儀正しく王様にお辞儀をした。
そして俺達は王様との対話を終えて謁見の間を出た。




