表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
異世界に転生した俺は英雄の身体強化魔法を使って無双する。~無詠唱の身体強化魔法と無詠唱のマジックドレインは異世界最強~  作者: 北条氏成


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

38/70

魔法の師匠。9

 俺達が屋敷の図書室に戻ると、窓から夕日が差し込むリティスの膝の上でリエラがすやすやと気持ち良さそうに寝息を立てていた。


「あら、おかえりなさい。リオンくんに何かしてないわよね?」

「……失礼ね。したいとはずっと思っているけど、私はムードを大事にするタイプなのよ!」


 目を細めて疑惑の視線を向けるリティスにエイネスは頬を微かに膨らませながら不服そうに答えた。


「どうだったか……うちの幼い時の記憶を思い起こしてるけど、あんたからムードなんて言葉は思い出せないけど?」

「うっ……」


 痛い所を突かれるという感じで冷や汗を流しながらエイネスはリティスから視線を逸らした。


 リティスは大きなため息をつくと俺に向かって言葉を掛けてきた。


「なにかされたらうちに遠慮なく言ってね。その時はうちがこてんぱん……にはできないけど、社会的に殺すことはできるから!」

「うっ……あなたなら本当にやりかねないわね……」

「それだけ後ろめたいことをうちみたいな孤児にしてきたってことでしょ? 自業自得です!」


 そう言われたエイネスは動揺しているのか全身から大量の汗が湧き出しながらリティスから視線を逸らす。


 孤児という弱みに付け込んで好き勝手やっていたとすればもう擁護のしようもない。具体的な事例を被害者が挙げれば、エイネスは社会的に抹殺されるだろう。


「それで先生達はどうするんですか? 旅をしているなら屋敷はありませんよね? 宿に泊まるんですか?」

「ああ、それは国王様が王城の隅にある離れを貸してくれる事になっているの!」


 リティスがそういうとエイネスも頷いている。


「でも、王城からうちの屋敷まで結構距離がありますよ? もうこの屋敷に住んだら良いんじゃないですか?」

「そう! そうなのよ! 私も最初そう言ったんだけどランベルクが……お前を家に置いたら家庭が崩壊する。絶対に却下だ……って!」


 エイネスはランベルクの真似をしながらそう告げた。


「僕からお父様を説得してみますよ!」


 自分の胸を叩いて自信満々にエイネス達に言った。




 俺はランベルクの私室に、エイネス達の屋敷に置く許可を得るために行った。


「却下だ……」


 やはり、ランベルクは予想通り反応で即答だった。

 

 だが、約束したからにはここですぐに引き下がるわけにはいかない。


「でも、お父様。僕とリエラの魔法の授業をしてくれている先生を無下にするのはエイデル公爵家としてどうなんですか?」

「……ぐっ」


 ランベルクは眉をひそめながら困った様子で俯く。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ